君は「わたスキ」を見たか

私たち夫婦は「わたスキ」世代。
早いモノであれからもう30年が経ったそうだ。JRのSKISKIキャンペーンで、かつての動画(だけ)使いつつ、ユーミンのブリザードにのせて、ちょっと笑えるCMが流れている。
冬が来ればスキー。クルマはスノーチェーン。関越の入り口で何時間並んだか。。。
スタッドレスタイヤが出来て、とても便利になっていったし、新幹線は、ガーラが出来て、手ぶらでスキーに行けるのは画期的だった。確かスキップという名前の1万円の新幹線切符は何度も買った。私は石内丸山が良く行くゲレンデだったし、石内丸山の民宿経営の人たちはガーラまで迎えに来てくれる場合も多かった。
「わたスキ」はスキーもカッコ良かったけど、クルマも良かった。流線型セリカの4WDはヨーロッパのラリーシーンでも大活躍する本格的なものだったし、それまでどこか欧州車の影に隠れがちだった日本車が、初めて欧州車の前に出ても全く引け目を感じないという次代の到来を感じさせた。バブルと言ってしまえばそれまでだけど、空前のバブル感の中、若者達は積極的にクルマを買って、彼女を誘ってゲレンデに行った。スキーの腕(足)も磨いた。それはそれで素晴らしく元気な時代だったと思う。



千葉にはザウスなんて屋内スキー場まで出来て、当時のスキー好きの後輩と、ゲレンデに行かない週は練習に励んだモノだ。達郎の音楽も懐かしい。


# by bjiman | 2017-12-23 14:50 | 青春の詩

2018年、MIRAIの未来を信じたい

EV(電気自動車)を巡る議論が華やかな1年だったと思います。
ドイツに端を発するディーゼルの排気ガス不正問題は、欧州発のEVシフトを鮮明にしました。
路上を走るクルマの約半数がディーゼル車という国もあると言われる欧州にとって、とりわけ自動車製造が国の重要な産業であるドイツやフランスにとっては、特にディーゼルからのクリーン化は大きな問題であったと思います。
したがって、2020年を見据えて今後も発表される新型車のほとんどは、何らかのEV化と無縁ではいられないでしょう。
メディアの報道によくある誤解(を招く)は、トヨタのHVもPHVも、また、水素を使うFCVのMIRAIも、すべてEVであるという前提を理解していないことです。
私の愛車であるレクサスHSのHVも、プリウスPHVも、EVとしてモーターだけで走ることが出来ます。HVはEV+エンジン。PHVはその充電もできる電気リッチなEVというだけの事です。「世界の主流はEVだ。だからHVは時代遅れだ」と良く書きますよねメディアは。これは間違いです。タダのEVを選択するか、+エンジンのHVか、+電気リッチなPHVか、というのは手段の選択肢でしかなく、HVであればガソリンが主、PHVであれば電気が主でありつつ電気でもエンジンでも走れる。その技術的なメリットは明らかで、だからこそ、ドイツを始め欧州各国の自動車メーカーは大衆車からポルシェまで、EVシフトが明らかになっても、PHVの開発を諦めたりしていません。欧州各国が開発に力を注ぐPHVは、トヨタのHVの発展系であることは誰でも知っている筈です。

最早、PHVが未来の有力な選択肢であることは誰でも知っています。英国でガソリン車の走行が禁止されるという英国政府の発表には、「HVとPHVは除く」という注釈がついていることを、日本の新聞メディアの多くが報道しませんでした。こういう事の認識不足を、もっと読者は怒るべきだと私は考えています。なぜ、世界で評価される日本の技術を貶め、いたずらに世界の潮流を間違った解釈に導くのかと。それは未来の私たちの次代を引き継ぐ若者達の雇用問題に直結するのです。

しかし、私は、それを敢えて書いた上で、2018年の日本に、2018年の世界にFCVの注目も高まることを期待したいと思います。
EV、HV、PHVが有力な選択肢であることは間違いないと私は思いますが、それは世界の誰もが(普通は)知っていることであり、良く言われているように、特に構造が簡単なただのEVは、生産コスト面で有利な自動車の開発面では今までは先進国ではなかった国々がシェアを伸ばしてくると思います。

しかし、走行に必要な電気をすべて外部からの充電に頼るEVは、排気ガスは出さなくても、必ずしもエコカーであるとは言い切れない面があります。言うまでもなく、我が国での発電の主力が火力発電であるように、発電には重油が必要だし、CO2も発生します。電気コンセントのない山中で停止してしまうリスクもあります。PHVHVもエンジンがありますがガソリンが必要です。

そこへ行くと、FCVは水素から電気を発生してモーターを走らせるEVで、水素があれば自ら電気を発電して走ることができるのです。

専門家は、水素を生成する際に電力を使うじゃないかと主張します。その通りですが、そこは今後の技術開発が残る部分です。つまりまだ夢があると私は思うのです。

高い技術でこれを解決することが出来れば、多くの自動車開発を目指す国々のメーカーがすぐに手がけられるただのEVとは違うジャンルを確立できる可能性があります。

スマホを見れば分かるように、多くの国々のメーカーがすぐに手がけられるものは疲弊するコスト競争を招きます。EVはそういう可能性が高い(かもしれません)

しかし、FCVはそうではありません。インフラも必要ですし、水素タンクにも、それを制御する技術にも高いノウハウが必要です。

排気マフラーから、排気ガスではなく、水しか排出しないというのはクリーンだし、日本らしいという気もします。

そんなFCV、トヨタがMIRAIの専用ショールームを作ったようなので、そのうち見てきたいと思います。1時間乗れる試乗キャンペーンもやっているようです。




# by bjiman | 2017-12-23 09:09 | CAR

繊細で、美しい。ガロはもっと見直されるべき~花の伝説~

ガロに出会ったのはラジカセで録音をし始めた頃だから76年くらいからだと思うのですが、当時、はじめて聴いた「ロマンス」「君の誕生日」でその美しいコーラスに子供ながら衝撃を受けたものです。あの「学生街の喫茶店」と全然違うじゃないか、、、と。
でも大人になってから改めて久し振りに聴いたガロの方がもっと驚いたかな。和製CSN&Yとは良く言ったものだと思うけど、まだフォークブームすら始まっていない71年当時に、この繊細で美しいポップな曲たちが世の中に出ていたなんて、、、まさに驚きかな。
ギターの音がとても好きなんです。実際、マーティンD45などの超・高級ギターを使っていたみたいだけど、その音の繊細さは、マーティンらしい音だとも思うんですよね。
実際、この花の伝説と、地球はメリーゴーランドは、今聴いてもとても新鮮に感じます。
その繊細さ、美しさ、、、ガロは傑出したグループだったと思います。


# by bjiman | 2017-12-22 00:53 | 青春の詩

尾崎亜美は天才だと思う

尾崎亜美さんの名前は多くの人が知っていると思うけど、ユーミンや竹内まりやさんほど有名というのでもないかなと思う。
でも小学生時代からのファンの私としては、声を大にして言いたいと思う。「尾崎亜美は天才だ」と。


ポップでメロディアスで、何より彼女の提供曲は、その歌手の代表曲になっている。これは立派という他ない。
人気絶頂の松田聖子のようなビッグネームにも素晴らしい楽曲を提供。

アイドルにも楽曲を提供。観月ありさの「ママの時代のラブソング~」の歌い出しには、あぁ世代が変わっていくんだなと感慨深く思った。
私が個人的に好きな尾崎亜美というと、マイピュアレディに続いて初期の曲。特に「偶然」という曲が好きでした。
尾崎亜美さんを支える夫の小原礼さんはとても渋くて格好いい。彼女のはじけるイメージをベースで支える彼は、いかにも寡黙な仕事人という雰囲気。
実際はどんな方か分からないけど、とても素敵な雰囲気だ。




# by bjiman | 2017-12-18 01:32 | 青春の詩

カセットデンスケ 買いました! SONY TC3000SD

中学、高校時代は放送部に所属していました。とにかく機械が好きで、放送関係の仕事、特に録音屋になりたいと思っていました。
私が特に惹かれていたのが、「生録」というスタイルの録音機材です。ソニーのカセットデンスケシリーズがもっともポピュラーでした。
当時はSLの運転終了から始まった鉄道録音がポピュラーで、後は野鳥とかでしたね。私も重い放送機材を担ぎながら録音することが何よりも好きでした。
でも個人では放送機材を買うこともままならないので、クラブで使っていたデンスケは思い出の機材です。
もともと「デンスケ」というのはソニーの業務用オープンリール型レコーダーの愛称で、肩から担ぐ機材の姿を新聞の4コママンガ「デンスケ」で取り上げられたのがきっかけという説や、かつてのあまりよろしくない賭け事の俗称から来たという説があり、私がデンスケ現役の頃に聞いたのは後者の方だったと思いますが、いずれにしてもソニーはこれを登録商標とし、民生用のカセットデンスケにも展開しました。これは1973年に発売されたカセットデンスケTC2850SDの大ヒットによって一気に市民権を持っていくというソニー神話の一つです。ソニーはこういうポップカルチャーの作り手でもあったんです。

ソニー カセットデンスケ TC3000SD
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私の場合だと世代的に、この1976年発売の、TC3000SD/TC2500が現役時代の新製品ということになります。
ただ私の所属していた放送部ではもっと古いTC2850世代の機種(機種名は忘れましたが)を主に使っていました。あるとき、先輩が部費が入ったということだと思いますが、このTC3000SDをクラブに買ってくれた時は驚喜したものです。3000SDは当時7万円以上していましたから、中学生高校生がプライベートで買うには高価な機種でしたから。私はせいぜいドルビーなしのTC2500を検討するのがせいぜいでしたし。
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カセットデンスケのこの頃の製品は、設置型の設計が基本で、それを可搬型にも出来るというくらいの考えだったと思います。だから機材がとても重い。重い理由は、この機種もそうですが可搬型を意識するあまり4電源対応になっていて、ACをDCにする重いトランスを内蔵していたり、(今だったらパソコンはACアダプターは別にしますよね)、モニタースピーカーを搭載していたりするのでどうしても重くなる。学生時代、この重さに辟易していた私は、モニタースピーカーいらないのに、と思ったりしましたが、実際に個人で機材を買ってみると、案外便利で旅先などで良く使うのでやっぱり必要なんだなと思ったりしたものです。
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この後、小型軽量を極めた名器TC-D5が登場するので、実質的にはこのスタイルでは最後の機種となった3000SDですが、それだけにもデザインがこなれていて、今見るとその精巧感に驚きます。
野外で使う時は、この大型VUメーターが視認性が良く、録音ダイヤルの二重環スタイルは操作性がとても良かった。野外録音では片手が塞がっていることが多いから片手で両チャンネルが操作できるメリットが大きかったのです。
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早速使ってみました。






# by bjiman | 2017-12-16 17:43 | PCオーディオへの道