2013年 01月 23日 ( 1 )

スーサイドクリフ ~この大空と大海原に馳せる想い~

北マリアナ諸島・テニアン特集も今回が最後です。
(1) テニアンのチュルビーチは白い砂の砂浜がとても美しいビーチです。 (Pentax MZ-3,PentaxSMCP-A28mmF2.8,FUJI RDPⅢ)
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(2) テニアンに米軍が上陸作戦を展開したのは、このビーチからでした。そしてここに米軍を迎え撃ったときの日本軍のトーチカが残されています。数多くの弾痕跡が戦争の傷跡を感じさせます。
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(3) フレミングレストラン
ツアーが終わり、フレミングレストランで昼食。悲しい歴史を学び、あまり食欲がわかなかったことを覚えています。
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「M&F HOTEL」の名前にあるとおり、ここは名鉄の資本が入っていた時代があり、名鉄フレミングホテルのレストランでもありました。今は名鉄が撤退しており、内部も改装されたり、併設されていたショップがなくなったりと時々刻々と変わっているようです。
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(4) ここのレストランには前日の夜も来ていました。この頃レストランで取り組んでいた鉄板焼き。シェフが慎重に一生懸命調理している姿が印象的でした。 (SONY Cyber-shotU30)
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(5) ツアーの後、シェフがホテルまで送っていってくれたのですが、前日に会っていたご縁もあってか、送りがてらいろいろ案内してくれました。パパイヤと一緒に。いい笑顔です。
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(6) テニアン島の南端のカロリナス大地は、米軍に占領された後、日本軍が最後の防衛線を張った場所です。ホテルの近くということでシェフが好意で寄ってくれたのだと思いますが、この場所がこの旅でいちばん印象に残りました。 (Pentax MZ-3,PentaxSMCP-A28mmF2.8,FUJI RDPⅢ)
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(7) スーサイドクリフ
  米軍に追い詰められた日本人は、最後の最後、ここの断崖絶壁から身を投じたそうです。テニアンの浅瀬のビーチの水色と違って、断崖絶壁になっている分、ここの海は深く紺碧の色をしています。
鮮やかな青い空と深い紺碧の美しい海が、そんな悲しい歴史とあまりにも対照的で非常に印象に残ります。私たちを案内してくれたシェフの方も祈りを捧げてくれました。
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(8) 沖縄の塔
   テニアン町だった頃は、サトウキビ生産が盛んだったので沖縄県の方が多数移住しており、テニアン玉砕のために沖縄県から移住していた方が多数亡くなりました。沖縄の塔が建てられています。
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写真右は徳島県有志の方が建立した慰霊碑です。
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(7) 鎮魂不戦の碑
  テニアン町だった頃、テニアンに在住していた日本人の方々によって建立されたものだそうです。
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(8) 鳥居の慰霊碑
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鳥居の脇に碑文があります。ここに全文を記載したいと思います。

「碑文」
この大空と大海原に馳せる想い
~日本からこの地を訪れたすべての人々へ~

あなたの純真な心に純粋に美しく映える
この見渡す限りの大空と大海原が、
ひととき悲しみに曇り涙に霞んだ真実を忘れること無く
後世に伝えて欲しいと願います・・・

大東亜戦争当時、
日本を遠く離れこの島を含め南洋の多くの島々で
戦没された軍人兵士『英霊』や、
運命を共にされた当時の在留邦人の多くは、
国家防衛と国民平安の為に尽くされ、
祖国の永続と民族の永遠とをひたすらに願い、
尊い命を捧げられました

激戦の果てに行き場を失い日本民族の誇りに懸けて、
この断崖から紺碧の海に我が子と共に身を投げることなど、
我々には想像もし難い事実であります

平和な次代を残す為に
日本人としての生き方を示し遺された先人達に
感謝の心と敬慕の念を以ってお報いする為、
慰霊の誠を捧げていただければと存じます

散華された『英霊』と戦没者の御霊は、
祖国に帰り靖國神社にお祀りされております

そして幸せに元気よく今の世を生きている
『あなた』を見守っていて下さいます

帰国後は、この島のこの場所であなたが感じた
見渡す限りの大空と大海原の美しさを、
靖國に鎮まる御霊にあなたらしく伝えていただければと願います
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(10) 旅を終えて ~歴史から学ぶこと~
テニアンの海はとても美しいです。まさに南洋の宝石と呼びたくなるほど。
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テニアンは私たち日本人には悲しい歴史を持っています。
グアムの時も思ったことですが、それでも私はこの海の美しさを伝えたいと思いました。
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私たちには辛い歴史のある場所ですが、百聞は一見にしかずでもあります。
歴史は往々にして風化していってしまうものですが、忘れてはいけない歴史もあるのだと思います。
私たちはここに旅行して良かったと思っています。
ただ美しいだけではなく、日本との深い、そして悲しい歴史のある島でした。
南洋の宝石と呼びたい美しい海。そして悲しい歴史とあまりに対照的な断崖絶壁からの紺碧の藍色。。。

短い旅でしたが多くの出会いがありました。日本人のガイドさんやダイビング会社の方だけでなく、チャモロ人の方との触れあいもありました。
ここを訪れた当時、私たちはまだ若く、まだまだ見ていない場所も多くあるので、いつかまたこの場所を訪れることが出来たらと思っています。

テニアン特集を終わります。

2006.4.6~9 北マリアナ諸島 テニアンにて
SONY Cyber-shotU30
PENTAX MZ-3
PENTAX SMCP-A28mmF2.8
FUJIFILM RDPⅢ
Canon CanoScan9000F
by bjiman | 2013-01-23 01:57 | テニアン日記 | Comments(0)