ソニーフルサイズミラーレス・α7Ⅱにカメラをスイッチ

カメラのシステムを、10年間愛用し続けたSIGMAから、ソニーのアルファ・ミラーレスにスイッチしました。
(新たな基本布陣:Sony α7Ⅱ+Sony CyberShotRX10Ⅳ/RicohGRD2)
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システム変更の理由は、まず第一にシステム全体を小型・軽量化したかったこと。後述しますが、シグマのsd Quattroは、一眼レフ用のシグマレンズを前提としたために、ミラーレスにしたのにシステムの小型軽量化が図れず、他メーカーのミラーレスシステムのような変革ができなかったと思います。そこでシグマは、一眼レフ用のSAマウントカメラの開発を終了し、ライカやパナソニックとライカLマウントのアライアンスを締結しました。こうなるとシグマのフルサイズカメラは、ライカLマウントになるということです。実際に発売された最新のフルサイズシグマはそのようなものでした。シグマの判断理由は良くわかるものの、ライカもパナソニックもフルサイズは大型になるし、最近のアート系シグマレンズも重量級ですから、自分の好みからは少し外れた方向性となってしまいました。スマホカメラの高性能化に伴い、一眼カメラを始めとするカメラ専用機に求めらる機能は一変しています。私は、気軽に持ち歩けて、スマホでは撮れないようなシャープでクリアかつ望遠にも強い機能が欲しいと思います。昨年RX10Ⅳを導入したのは、まさにこのような考えで、1インチセンサーながら、ZeissのVario-Sonner24-600mmの高倍率ズームをセットしたRX10Ⅳは、およそスマホでは撮れない機能を持っていて、私にとって理想的なカメラでした。(下の写真:Sony RX100)
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このカメラをサブコンパクトと考えるとメインカメラに求められるのは、APS-Cではなく、35mmフルサイズで、50mmや85mmでF2以下のボケが楽しめ、35mmF2のような基本的な画角をそのままに楽しめるカメラではないか、そう考えたのです。ずっと以前のフィルムカメラ時代、私はPentaxユーザーでしたが、私の理想のカメラは、中学時代の頃のPentaxMEのような小型軽量の一眼レフでした。(Pentax ME-Super+SMCP28mmF2.8/Sony α7Ⅱ+ZEISS 55mmF1.8)
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このME-SuperをAFカメラとして正常進化させたようなカメラがMZ3で、私の愛用カメラでした。このMZ3を念頭に置いて開発されたレンズが、今も売られている有名なLimitedシリーズ(31mmF1.8、43mmF1.9、77mmF1.8)です。Limitedシリーズのレンズは小型軽量でも金属ボディで文字なども彫り込み加工のされた凝ったものでしたから、入手する満足感も高かったと思いますが何しろ高価でした。MZ3を愛用していた当時は、より廉価でも格好いいMシリーズやAシリーズのレンズ達を愛用していたのでLimitedシリーズを入手することはありませんでしたが、いつかは、31mm、43mm、77mmのような、広角、標準、中望遠の3本で全てを賄うようなカメラライフを送ってみたいと思っていました。カメラ店を訪れ、いくつかのメーカーの機種に触れてみて、ソニーα7シリーズと、ZEISSのレンズを基本に構成すれば、そんな理想的なシステムが組めそうだとすぐわかり、既存のシグマカメラとレンズのすべてを処分して、ソニーに変更することにしました。ただ、予算的には簡単ではありません。α7は最新のⅢ型ではボディだけで20万オーバーですから中古でも厳しい。でも最近のソニーはRX以降、RXもα7もⅠ型から最新のモデルまですべてを新品としてもリリースし続けています。これはメンテナンス面でも安心で、嬉しい事です。そこで安心して、予算的にジャストだったα7Ⅱ型の中古をセレクトしました。レンズは、α7のⅠ型とともにデザインされたようなVario-TessarT*24-70mmF4と16-35mmF4、フルサイズらしいボケを期待してSonnarT*55mmF1.8の3本を基本に、というのはすぐに決められました。出たばかりの35mmF1.8と中望遠の85mmF1.8も、まさにLimitedシリーズの考えからはぴったりの構成ですが、これは今後の楽しみとし、とりあえず手持ちのPentaxレンズ(28mmF2.8、135mmF3.5)でそれぞれ代替することとしました。
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まずは使ってみます。24-70mmの70mm側はこうしたお花の撮影にはちょうどいい距離感で寄ることができます。ピントは厳しめですが、AFからすぐにMFに移れるモードは使いやすく、F4のボケ具合はちょうどいいようです。

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続きは、また。

2019.10.27 BJIMAN

by bjiman | 2019-10-27 02:10 | SONYのカメラ機材
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