2018年、MIRAIの未来を信じたい

EV(電気自動車)を巡る議論が華やかな1年だったと思います。
ドイツに端を発するディーゼルの排気ガス不正問題は、欧州発のEVシフトを鮮明にしました。
路上を走るクルマの約半数がディーゼル車という国もあると言われる欧州にとって、とりわけ自動車製造が国の重要な産業であるドイツやフランスにとっては、特にディーゼルからのクリーン化は大きな問題であったと思います。
したがって、2020年を見据えて今後も発表される新型車のほとんどは、何らかのEV化と無縁ではいられないでしょう。
メディアの報道によくある誤解(を招く)は、トヨタのHVもPHVも、また、水素を使うFCVのMIRAIも、すべてEVであるという前提を理解していないことです。
私の愛車であるレクサスHSのHVも、プリウスPHVも、EVとしてモーターだけで走ることが出来ます。HVはEV+エンジン。PHVはその充電もできる電気リッチなEVというだけの事です。「世界の主流はEVだ。だからHVは時代遅れだ」と良く書きますよねメディアは。これは間違いです。タダのEVを選択するか、+エンジンのHVか、+電気リッチなPHVか、というのは手段の選択肢でしかなく、HVであればガソリンが主、PHVであれば電気が主でありつつ電気でもエンジンでも走れる。その技術的なメリットは明らかで、だからこそ、ドイツを始め欧州各国の自動車メーカーは大衆車からポルシェまで、EVシフトが明らかになっても、PHVの開発を諦めたりしていません。欧州各国が開発に力を注ぐPHVは、トヨタのHVの発展系であることは誰でも知っている筈です。

最早、PHVが未来の有力な選択肢であることは誰でも知っています。英国でガソリン車の走行が禁止されるという英国政府の発表には、「HVとPHVは除く」という注釈がついていることを、日本の新聞メディアの多くが報道しませんでした。こういう事の認識不足を、もっと読者は怒るべきだと私は考えています。なぜ、世界で評価される日本の技術を貶め、いたずらに世界の潮流を間違った解釈に導くのかと。それは未来の私たちの次代を引き継ぐ若者達の雇用問題に直結するのです。

しかし、私は、それを敢えて書いた上で、2018年の日本に、2018年の世界にFCVの注目も高まることを期待したいと思います。
EV、HV、PHVが有力な選択肢であることは間違いないと私は思いますが、それは世界の誰もが(普通は)知っていることであり、良く言われているように、特に構造が簡単なただのEVは、生産コスト面で有利な自動車の開発面では今までは先進国ではなかった国々がシェアを伸ばしてくると思います。

しかし、走行に必要な電気をすべて外部からの充電に頼るEVは、排気ガスは出さなくても、必ずしもエコカーであるとは言い切れない面があります。言うまでもなく、我が国での発電の主力が火力発電であるように、発電には重油が必要だし、CO2も発生します。電気コンセントのない山中で停止してしまうリスクもあります。PHVHVもエンジンがありますがガソリンが必要です。

そこへ行くと、FCVは水素から電気を発生してモーターを走らせるEVで、水素があれば自ら電気を発電して走ることができるのです。

専門家は、水素を生成する際に電力を使うじゃないかと主張します。その通りですが、そこは今後の技術開発が残る部分です。つまりまだ夢があると私は思うのです。

高い技術でこれを解決することが出来れば、多くの自動車開発を目指す国々のメーカーがすぐに手がけられるただのEVとは違うジャンルを確立できる可能性があります。

スマホを見れば分かるように、多くの国々のメーカーがすぐに手がけられるものは疲弊するコスト競争を招きます。EVはそういう可能性が高い(かもしれません)

しかし、FCVはそうではありません。インフラも必要ですし、水素タンクにも、それを制御する技術にも高いノウハウが必要です。

排気マフラーから、排気ガスではなく、水しか排出しないというのはクリーンだし、日本らしいという気もします。

そんなFCV、トヨタがMIRAIの専用ショールームを作ったようなので、そのうち見てきたいと思います。1時間乗れる試乗キャンペーンもやっているようです。




by bjiman | 2017-12-23 09:09 | CAR | Comments(0)
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