SIGMA sd Quattro とSD15 新旧標準レンズを比べる

sd Quattro試写特集も最後。公園から帰る前に、過去にさんざん使って大のお気に入りであった、SD15+17-50mmF2.8EXDCと、sd Quattro+18-35mmF1.8DCを何気なくスナップ風に撮ってみたらどんな風か、という観点で比較してみました。

公園の中心部 水元大橋のところから公園を見た風景です。35mm付近でF8、1/250秒という、フィルムカメラ時代だったら外箱のパッケージに書いてあるような設定。
SIGMA sd Quattro+SIGMA 18-35mmF1.8DC/@25mm(37mm相当),F8,1/250秒,ISO100
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左下のあたり、赤い葉の多いところを切り取ってみました。非常にシャープに撮れています。
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同じ場所で、今度はSD15+18-50mmF2.8EXDCで撮ってみました。
こちらの設定は、17mm(28mm相当)、F8、1/125秒、ISO100と、こちらもほぼ同じようなフイルムの外箱に書いてあったような設定で撮っています。
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これも同じように下の赤い葉の部分を切り出してみました。
拡大していくと、黄色いお花の解像度にすごく差が出るのですが、それは画素数が違うのだから当たり前のことで、この程度の大きさでは予想以上に同じような絵になるなとの感想でした。色合いにもう少し差がでるかなと思いましたが、1,400万画素時代のFoveon機の中で、DP1xとSD15は、DP1sとはかなりバランスの違う、ある意味とても癖のない表現だと思っていたので、その路線から、さらにこの写真では全体に黄色みが強い(特に空と芝)印象なのが、sd Quattroではお花の色の印象はそのままに、空の青や芝の緑の葉の色合いが自然さを増しているという印象です。Foveonの癖、なんていうのは相当解消されているんでしょうね。
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では続いて、sd Quattro+18-35mmの35mm側で表現の難しそうな赤い葉を撮ってみました。F8、1/100秒です。
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中央部分を切り取ったのが下の写真です。なるほど、赤がつぶれずに階調が出ているように思います。
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さらに切り取ってみました。ほぼTIFFファイルのピクセル等倍です。
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植え込みなのでたぶんボケのお花なんだろうと思いますが、赤、ピンクが混じった何気ない花壇。これも35mmF8で小さいお花なのでピントの範囲を深く撮ろうとしてみました。
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まん中部分をTIFFのピクセル等倍で切り取ってみました。私は、これはとても良い描写のように思いました。sd Quattroの色表現はとても自然ですね。18-35mmF1.8もいいレンズだなぁと分かりました。
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黄緑、赤、、、いろんな派手は色が入って表現の難しそうな葉の写真。
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まん中部分を切り出すと、こんな感じです。非常にシャープでありながら、色合いは自然なバランスだと思います。
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赤がつぶれているように見える左側の葉。実は拡大してみると、階調が残っているし、葉脈も見えます。
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SD15+17-50mmF2.8も、私にとっては5年前のエース機でしたから、とても好きな描写。思った以上にsd Quattroとの差はありませんでした。ちょっと黄色みが強いくらい。
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sd Quattroには、こうした以前のFoveonにあった癖を、Fovクラシックブルー、Fovクラシックイエローという2つのモードで再現することを狙っています。
試しにFovクラシックイエローで現像してみました。いちばん上の写真と見比べていただくと分かるのですが、なるほど、今のsdのバランスはだいぶ青方向に自然になっていて、クラシックイエローで現像しても空の青さなんかは自然なまま、ちょっと黄色味が入るという感じです。上のSD15の黄色みは全体に入っているのでやっぱりQuattroは進歩しているんだなと感じられます。
(sd Quattro+18-35mm、Fovクラシックイエローで現像)
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SD15+17-50mmF2.8に戻ります。
SD15で撮った葉の赤は、だいぶsd Quattroと表現が違うようでした。
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この写真の場合、陽の当たり方のコントラスト差で、左上の黄色いお花は色が白飛びしてしまいました。
これは時代というより条件の差なのかもしれないですが。
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でもこのボケのお花を撮った写真を現像していたら、SD15はもちろん解像度は違うんだけれども、見ていた方向は思った以上に似ていると思いました。
さすが同じ人たちが作り出しているだけあるなぁと。非常に、解像感重視だと思いますね。
SD15+17-50mmF2.8、@50mm、F8
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上の写真のまん中を切り抜いたもの。
c0223825_01380793.jpg
以上で、sd Quattro試写特集を終わります。
テストは無事すんで、これで安心してsdを使えます。そしてSD15も、たまには使おうって思いました。ミラーレスのsdと一眼レフのSD、Quattroセンサーと、1,400万画素世代の初期Foveon。いい組み合わせになりました。

2016.7.10@水元公園
SIGMA sd Quattro
SIGMA 18-35mmF1.8DC
SIGMA SD15
SIGMA 17-50mmF2.8EX DC OS HSM

by bjiman | 2016-07-14 01:41 | 使用機材シグマのカメラ・レンズ | Comments(2)
Commented by 横須賀与太郎 at 2018-03-19 20:11 x
はじめまして。検索でやってまいりました。メリル以前からクワトロに至るまで使っていらっしゃったのですね。大変参考になりました。昨年、何を血迷ったか、打ち出のカードをうんと振るい、sd quattro Hと標準レンズ、バッテリーグリップとフラッシュを逝ってしまい、カードは何も答えなくなってしまいましたが、解像度は高いのに固くならないこの素子とレンズが気に入っております。マイクロフォーサーズにもシグマを与え、FUJI FinePix S5proにもシグマを付けています。非クワトロも味わってみたいとコダクロームみたいな(とどこかで聞いたのですが)SD14に逆流しておりますが、メリル物はまだ中古が高く手が出ておりません。真空管アンプといいうらやましい限りです。もしよろしかったらリンクを張らせていただけませんでしょうか。
Commented by bjiman at 2018-03-31 01:34
横須賀与太郎 さまコメントありがとうございます。気づくのが遅れて失礼をいたしました。
シグマは、DP1sが最初で、DP2s、DP1x&DP2xとSD15の頃が、最もシグマに夢中だったと思います。メリルはとても解像感の高い(深い、というかな)絵に魅せられましたが、でも単体のカメラで最も好きなカメラはSD15です。
SD14は黄身がかった色が独特だなと思っていたのですが、逆に言えば、SD15はずっと普通な発色だったので、SD14に惹かれる部分もありました。その辺りをクワトロでは、クラシックイエローという色味で再現しようとしたのかもしれませんが、それだけファンがいるんだろうと思います。私はDP1sの独特の水色っぽい青が好きでしたが、これはクワトロでは得られない発色です。
コダクロームはフィルム一眼レフ時代にちょっと使っていましたが、富士フイルムのベルビア辺りよりは相当地味な、言い方を変えれば自然な発色でしたね。
リンクよろしくお願いします。
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