レクサスHS250h 2年半を超えて

レクサス HS250h に乗って2年半が過ぎました。近々、6ヶ月点検に出そうと思っています。
レクサスは、最初の3年間分の点検は無料(というよりそれも車両代金の内ということですかね。)なので、今回が6ヶ月点検としては最後の無料点検になります。

レクサス HS250h(展示車両) SIGMA DP1 Merrill
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レクサスのラインナップの中ではやや異色とも言えるフランス車を思わせる仕上げのHSは、長くシトロエン車を愛していた私には殆ど唯一の選択というべきもので、2年半の間、満足して乗ってこられましたし、今後も長く愛用すると思います。
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HSの魅力ポイントはいくつもありますが、ひとつはエレガントな仕様が選べる内装だと思います。この写真の仕上げは特別仕様のお仕着せのものですが、実際にオーダーする際は、自由に豊富にあるカラーから内装を組み合わせることができ、HSは、他のレクサス車よりも少し明るめの色が多く用意されています。
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ラウンドしたインパネは、手前に操作系が来るので扱いやすく思います。ナビ画面が大きくて、フロントウィンドウから視線を余り離さずに済むのは良い点だと思います。
一方、フロントのデフロスターとリアデフォッガーのスイッチは良く使うものなのに、遠く離れていてボタンが小さいのは余り良くないと思います。以前愛用していたシトロエンのクサラは、ハンドルの脇にあったウィンカーレバーにリアデフォッガースイッチが内蔵されていてこれは視線を離さずに使えたのが良い点だったのでこれは気になります。

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オーディオの音の良さは、今の国産車ならどれも水準が高いのでしょうけれど、この標準装備のもので十分良いものです。
HDD内蔵で、CDを入れれば録音してくれるし、ウォークマンからはブルートゥースで簡単に接続できるしと不満がありません。ゼイタクを言えば、CDとHDD再生にシャッフルモードが欲しいという程度。
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マウスのようなコントロールレバーは、最近のレクサス車ではタッチパッドに進化していますが、このレバーも慣れると大変使いやすいものです。レバーの上にある操作ボタン「MAP(VOICE)」の表記は標準だと「現在地(案内音声)」ですが確か200円くらいのオプションで英語表記になります。私のは日本語のままです。ま、どうでもいいことなので。
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HSの場合、こうしたドアパネルのレザー風の内装は合成皮革のエルテックスを使っています。
自動車評論家の動画の解説を見ていると、このパネルを指して、こういうところもレザーで高級ですねぇ~なんて解説していて、私は本当に不真面目だなぁと思っていました。別に合成皮革だっていいと思うんです。こういうところは。シートの身体に触れる部分はちゃんとレザーを使っています。合成皮革だと汗をかいちゃうからやっぱり本物のレザーがいいんですね。シートは。でも逆に、ドアパネルのようなところは別。雨が激しく降っているときこういうところって一瞬で凄く濡れちゃうから、むしろ合成皮革の方が気楽だと思うんです。機能面で見れば合理的だと思います。私は。自動車評論家の方ってドイツ車の事は褒めるけど、メルセデスベンツのMBテックスのこととか何で言わないのかなと思うんですね。MBテックスは、メルセデスの欧州車ではよく見られる内装ですが、日本への輸入ではあまり人気のなかった素材です。でもワゴン車とかアウトドアで濡れたりするなら便利で合理的だと解説していたのは、亡くなられた徳大寺さんくらいでしたね。よく見ればMB(メルセデスベンツ)テックスとL(エル=レクサス)テックスって名前を付けているメーカーの方は当然意識している筈ですけどね。
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バーズアイメープルのパネルは特別仕様ですが、なかなかお洒落です。ダイヤルは、シートヒーター。何度か寒い冬に使ってみましたがすぐに暖かくなります。でもあまり使わないですけど、寒冷地だと有り難い装備なのでしょう。
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ステアリングヒーターは、私のVersion-Cでは付かないのですが、寒冷地だと便利かもなと思います。太さはちょうど良くレザーも滑ったりしないと思いますね。ホーンは良い音がするんです。ちょっと欧州車的な。そういうパーツを使っているようです。
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HSの美点は、全高が1,495mmもあるから、後部座席に乗るときに、あまり頭を下げなくてもいいことなんです。
若い人には分からないと思いますが、年を取ると、私ですらもう86とかのクーペに乗るのはツライんですね。このクルマは、そういうところ、自然に乗れる。それが美点です。
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FF車のいいところって、ドライブシャフトを通す必要が無いこのフラットなフロアだと思うんですね。実際こうでないと、後部座席の3人掛けは出来ないと思うんです。何か自動車評論家の方が、同じ車挌のFRのISと比較して、同じクラスにISが出たらHSの意味が分からないということを書いていましたけど、本当に理解できない意見です。FR車からFF車にファミリーカーが変わっていった過程を逆戻りしないと分からないのですかね。
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いいバージョンの奴は、アルミホイールの塗装がかなりイイ感じなんです。凝っていますね。
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最近、レクサスを巡ってはいいニュースがいくつかありました。
一つは、2015年の国内販売台数において、ブランド別台数では、BMW、アウディを抜いたこと。
二つめは、レクサスブランドの世界ハイブリッド車販売台数が100万台を11年で超えたこと。国別では北米が34.5万台に続いて苦手と言われた欧州が23.7万台と日本国内の22.5万台を上回っています。
三つ目は、米国の高級車市場では、3月の販売台数において、BMWをかわしてブランド別販売台数が1位になったこと。
自動車ジャーナリズムには、どれも国内の高級車市場では欧州車に圧倒されているとか、ハイブリッドは欧州で人気ないとかさんざん書かれましたが、着実に歩んでいくことが大切だと改めて思いました。
そんなレクサスについて、点検に行きつつ何回か書いてみたいと思います。

私のHS。ガソリンスタンドで「クリスタルキーパー」のコーティングをしてもらってピッカピカになりました。(ケータイで撮影)
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2016.4.13 bjiman
レクサス店にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-04-14 05:00 | CAR
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