夏の懐石 銀座・川端で涼やかに

7月11日の夜は、久しぶりの川端。本格的な猛暑を前に、涼やかな懐石。
ひんやり冷えた冷酒。トンボは後ろに下がらないので、縁起をかつぐ武士から勝虫(かつむし)と呼ばれる伝統的な和柄です。

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先付けです。天の川豆腐 振り柚子 美味出汁
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つるりとした食感。
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前菜。来る度に、凝ってくるようです。
・順才海苔酢、蛸オクラトロロ、笹巻き寿し、ずんだ蓮根、温玉レモン羹、鬼灯サーモン
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ひとつひとつがとても凝っていて、美しく、涼やかで、かつ美味しいです。

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お椀は、もろこしすり流し。 もろこし豆腐と 小袖冬瓜、鱧くず打ち、花穂、茗荷子
ひんやりした美味しいお椀。
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お造りは、芹の輪に短冊大根 季魚二種盛
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蘇民将来子孫也(そみんしょうらいしそんなり)という言葉は、貧しかった蘇民将来という方が旅の途中のスサノオノミコトに宿を提供し、食事でもてなしたことにスサノオノミコトが感謝して、子孫まで疫病から守ると約束したという伝説に基づくものです。
ギリシア・ローマ神話でも、旅人はもてなすのが人の道理であるというシーンが沢山出てきます。お話はちょっと違うのですが、ローマ神話で、貧しいピレモンとバウキスが貧しいながらも宿と食事を提供したことにゼウスが感謝して、生涯ともに生き、ともに死ぬという夫婦の夢を叶えるという神話を思い出しました。
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そうこうするうちに、お酒は2つめに。この杯のかわいらしさといったら。カワセミが涼やかに川面を見つめているんです。
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最後まで行きたいところですが、今日はお時間ですので続きは明日に。

食事といえば、我が家の日常の食卓を綴ったツマの献立も再開しましたので、こちらもよろしくお願いします!



by bjiman | 2015-07-14 01:53 | おいしい幸せ | Comments(4)
Commented by tetsu at 2015-07-14 21:23 x
こんばんは。

懐石料理って頂いたことがないのですが
時には、落ち着いてゆっくりとお料理を楽しむのも良いですね。

既にご存知のとおり自分はビール派なのですが
これから日本酒にも少しトライしてみようかな~
と言いつつ暑い季節はつい・・・
と言うことで寒い季節になったら!(笑)
Commented by kouraji at 2015-07-15 10:52 x
前記事の、もみじの写真いいですね。葉を逆光で撮ると美しさが際立ちますよね。私もたまに、それ風にしてはみますが、私の場合はまあそれなりに、の写真にはなります(笑)。

夏の懐石料理。涼やかでいいですね。料理によって季節を感じる、又は、季節を料理に取り入れるという方がいいのかわかりませんが、日本料理の妙妙たる演出には心憎いものがありますね。杯のカワセミは絵付けですか?杯に描かれている所が、いいですよね。”トンボ”にしても”蘇民将来子孫也”にしても、その様な由来は知りませんでした。恥ずかしながら最近、古事記を読み初めましたので、その辺りのお話も出て来そうですね。「ツマの献立」再開されたんですね。めでたしめでたし(笑)。夏の純米酒のラベル、本当に可愛い。”およげ!たいやきくん”思いだしました。夏・夏・夏ですね。料理でも夏を楽しんでおられますね。季節を楽しむって、雅ですね。
Commented by bjiman at 2015-07-16 07:48
tetsuさんおはようございます。
懐石料理は、なかなか行く機会がないですよね。
でも、こうして来てみると、いつも落ち着いた中にも素晴らしく美しい、日本ならではの美があります。
私は日本酒派ですが、夏はビールをいただく機会が増えます。
寒い冬は鍋物など、日本酒の合うお料理が多いですし、ぜひどうぞ!
Commented by bjiman at 2015-07-16 08:07
kourajiさんおはようございます。
もみじの写真、ありがとうございます。
透過光で撮るのが好きなんです。反射光だと、のっぺりした感じになるので、よく裏に回って陽の光の美を楽しんでいます。
もともとポジフィルムで写真を撮っていて、スライドを後ろから投影して見ていましたから、そういう感覚があります。
懐石料理は、仰るとおり、季節とともにある美というんでしょうか、先取りの美で、いつも本当の季節よりも少し先を行くというところが、日本人の感覚なんだと思います。
見た目に美しく、食べても美味しい。涼やかで、気分も爽やかになるといいことばかり。
カワセミは絵付けです。改めて写真を見ると、ちょうど枝の出ているあたりにお酒のラインが来ると本当に清水を見つめるシーンのようになって、見た目にも涼やか。
トンボ(勝虫)の和柄のことは、私も着物を着るようになって覚えたんです。縁起が良い物を身につけるというのは、現代のサラリーマンでも人気が出そうなことだと思うんですよね。運が左右することもありますし。私も勝虫柄の小銭入れを身につけています。私はギリシア神話がらみで覚えたことが多いのですが、日本の神話も神の設定などにギリシア神話と共通点が多いように思います。有名なオルフェウスの「振り向いてはいけない」の神話は日本の神話にもほぼ同じ話がありますし。そんなことも書いてみたいと思っています。
ツマ献は、ツマの日々の工夫を楽しみながら残せたらという思いでやっています。時間のない中ではありますがアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。(といいつつ今日はアップしていませんが。。。。。)
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