戸定邸の可憐な梅、枝垂れ桜をDP3 Merrill で楽しむ。(後編)

昨日に続き、戸定邸の春花巡りを続けたいと思います。

(1) 紅梅と白梅が混ざったような薄ピンクの梅のお花。桜もそうですが、梅のお花ってどうしてこんな風にかわいらしく咲くのでしょうか。幹から直接こんな風に咲いている姿を見ると、まるで木がかわいいリボンをつけているかのように感じます。  (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,上F4.5,1/160秒,下F3.5,1/125秒,ISO200)
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(2) 純白の白梅。太い木の幹からこんなお花がポッと咲くなんて、なんて可愛いのかと思います。   (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,F3.5,1/125秒,ISO200)
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(3) まるで雪の花は咲いたよう。   (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,上F4.5,下F6.3,1/400秒,ISO200)
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(4) お花の写真は、「花図鑑」にならないように、風景というか、「その場所らしさ」を写し込められるように気をつけています。「戸定邸の梅園」が感じられるかな、、、 (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,F6.3、1/320秒,ISO200)
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(5) それでもたまに、DP3の50mmF2.8MACROレンズのマクロ域に挑戦してみたくなります。DP3の50mmF2.8MACROは、専用のマクロレンズという訳ではないので、像倍率は1/3倍までです。でも実際、1/3倍の倍率で手持ちで撮るのは難しい事だと思います。私は、DP3のマクロ域のような場合、もうすべてMFで撮っています。MFの場合、十字キーのOKボタンを押すと液晶モニターの確認画面は中心点の拡大モードになり、拡大率はコマンドダイヤルで選べるようになるので、それを操作しながらピントを確認して撮っています。この写真くらいが手持ちでは限界だと思いますが、DP3のこの解像力には驚くばかり。中心左にゾウムシのような小さな虫が写っているのが分かりますでしょうか。これなど花の大きさから推測するに1mm前後の大きさだと思いますがゾウムシのような鼻、小さな足のひとつひとつにそれなりにピントが来ています。(クリックして画像表示画面で+をクリックしていただけると拡大画像になりますのでぜひ大きくして見ていただけると嬉しいです。)  (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,F5.6,1/320秒,ISO200)
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(6) 上の写真は50mmレンズの被写界深度の浅さとマクロ域であることの危険を考慮して絞りを5.6まで絞ってリスクを避けていますが、DP3の50mmレンズで私が唯一改善を要望するとすれば、円形絞りにして欲しいということです。35mmフィルムの時代、中望遠85mmF1.4なんていうレンズの被写界深度は紙みたいに薄かったし、DP3の場合も50mmとはいえ、DP2の標準レンズよりはかなり被写界深度が浅いと思われるので、私も安全を見込んで絞りを深く取ることが多いですが、その時に、ちょっとこのカクカクした背景のボケが気になります。
(ピントの安全を見込んでF5にして全体にシャープな感じを得ていますが、背景のボケはカクカクして少々気になります。)
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(同じ姿勢のまま開放にしたものです。絞りを入れていないので背景のボケのカクカクはなくなり円形できれいですが、中心点のシャープに来て欲しい部分もやや甘くなっています。)
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(7) 枝垂れ桜を描いて。ちょっと極端な撮り方・仕上げ方ですが、露出補正を+1.0以上かけて撮り、現像の上でも平面的になるのは我慢した上で明るさのバランスを好みに整えています。 (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,上下F4,1/250秒,ISO200)
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(8) 50mm(75mm相当)の中望遠といってもちょっと距離を取ればスナップ的に撮ることもできると思います。戸定邸の庭の門と、脇に咲いた馬酔木を撮ってみました。 (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,上F5.6,1/125秒,下F5.6,1/80秒,ISO800)
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(9) 最後に河津桜と桃色の共演を楽しんで、戸定邸を後にしました。。 (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,F5.6,1/320秒,ISO200)
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次回は、河津桜が満開になった坂川沿いに進みます。

2013.3.17 戸定邸にて
SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8
by bjiman | 2013-03-27 00:00 | 松戸の重要文化財・戸定邸
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