カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~

2月3日、SIGMA DP1x と SD1 Merrill を持ち出して21世紀の森と広場を歩いてきました。

(1) 冬、彩色の乏しい池の周囲を澄んだ空気の透明感が覆います。真ん中にコサギがポツン、、と。
   こんな何気ない風景を、DP1x の16.6mmF4は額絵のようにスケール大きく描いてくれます。 (SIMGA DP1x,16.6mmF4)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_22321228.jpg

(2) 私がDP1xに感じる魅力は、シャープで空気感の感じられる像、スケールを大きく魅せ、景観の魅力を深めてくれるところ。
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_22475148.jpg

(3) 初代DP1から始まって、DP1s、DP1xと繋いできた系譜で、DP1xは、いわば究極の第一世代DP1。動作タイムなどもストレスなく、AFもピピッと来て、私はVF11・ビューファインダーで撮っていますので液晶のAFは全然見ていませんがまずストレスを感じることはありません。VF11で見ながら撮るのは、明るいビューファインダーを覗きながら撮る「心地よい撮影リズム」の方を優先しているからです。
いつでも必要なシャープをピシっとくれて、景観を大きく魅せてくれるDP1xに、私は一眼レフのSDより満足しているところがあります。ズームレンズの17-50mmは、時に広角域でのシャープ感がもっと欲しい時もあるし、歪曲収差が気になる事もあります。こんなところが広角単焦点、レンズ非交換式のDPのメリットでもあると思いますし。
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_22565028.jpg

VAIO-Fの16.4インチ高解像度モニターにパッと広がった画像を載せたいのですが、エキサイトは500kbに圧縮しないと載せられません。その場にいるような解像感をうまく表現できないのがちょっと残念です。
(部分切り取り)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23736.jpg

(4) メリルセンサーのDP1 Merrill、DP2 Merrillが登場して時間がたちますが、未だDP1x、DP2xの2台を使い続けているのは、現状の先鋭感でも十分満足していたこと、鏡筒が沈胴式でコンパクトなため携帯にはDP1xの方が有利なことなどのほか、画角が同じなので同じ使い方になるのであればまだ交換がもったいないと感じていたことなどがあります。
(シャープ感は十分)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23201140.jpg

(上の写真のピクセル等倍)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_2326583.jpg

(5) よくいわれるような色合いの好みなども、RAWで調整を楽しむのであればあまり問題ではないような気もしますし。
(AWBフラット)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_2328129.jpg

(シアン・マゼンダ方向へプラス)
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_2328374.jpg

(6) それにしてもすごいハボタンの整列(笑) 
  フードはしていますが、右上にゴーストが入ってます。
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23325657.jpg

(7) 色って好みが難しいから、結局JPEGでどのようにセットしても万能ではないと思うので、私は拘りなく好みの方向、その写真が行きたいんじゃないか、と思う方向を探します。下はSPP(シグマ・フォトプロ)だけで仕上げていますが、アドビで補正することも多いです。そのため、シグマのカメラで撮る写真はすべてRAWで撮って、すべてTIFFで保存しています。JPEGにするのはブログに掲載する写真だけです。プリントするときはプリントの調子を見ながらアドビで調整したり、場合によってはSPPのRAWまで戻ります。
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_2340253.jpg

spp+アドビ
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23433479.jpg

(8) DP1の28mm相当の画角が私は大好き。だから近い将来メリルにスイッチする予定でいます。
カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23493931.jpg

カメラ考 ~21世紀の森と広場を歩きながら考えるシグマDPのこと~_c0223825_23533817.jpg

DP1xも2xも、もうちょっと現役で使えるなぁと思っていたところにDP3メリルが登場しました。
75mm相当単焦点という難しいカメラですが、マクロっぽく使えるよう最大撮影倍率が1:3に設定されている点が気に入りました。フィルムカメラ時代、中望遠単焦点は、85mmF1.4と100mmF2.8を使っていました。前者は評判の良いレンズでしたが大きく重いレンズで最大撮影倍率も小さく、結果的にあまり使わないレンズだったのに比し、100mmF2.8は大して評判もよくないレンズでしたが小型軽量で持ち出しやすく、なぜが画角も気に入っていて、花を撮って良し、離れて絞って風景を撮っても雰囲気あって良しとかなり使ったレンズと対照的でした。その経験から中望遠単焦点は使い道がちゃんとあるかなぁと思いますが、しかし新しいチャレンジが出来るような気もします。
今までと同じじゃない=違う写真を撮れるかも、という期待もあります。
DP3メリル、登場を待っています。

明日は、SD1 Merrillと70-300mmでロウバイのお花を楽しんでみたいと思います。

2013.2.3 松戸市 21世紀の森と広場にて
SIGMA DP1x,16.6mmF4
by bjiman | 2013-02-08 00:03 | 松戸市・21世紀の森と広場
<< 光を感じて~一眼レフ・SD1と... ゆいの花公園の梅が開花。 >>