浜離宮散歩の最終回。あとちょっと、将軍家の庭園を散歩してみましょう。
(1) 潮入の池と紅葉が似合っていました。
(SIGMA DP2x,24.2mmF2.8。以後同じです。)

中島の御茶屋を臨む景観がいちばんそれらしいな、という気がしました。

(2) 将軍家のお庭には、松が似合いますね。

(3) 紅葉の小径を、頭をかがませながら。

(4) ツワブキと潮入の池。

(5) 海手の方に進んできました。

(6) 海側にある海手お伝い橋

(7) その向こう側に見えていたのが、これ、「鴨場」です。

鴨場は、お鷹狩りに使われたもの。この木の板を鳴らすと、奥の池からエサをもらいにアヒルや鴨などの水鳥がやってきます。

この水路まで誘導されたところで、驚かされた鴨を両脇から放たれる鷹で狩りをするというちょっと鴨には気の毒な仕組みです。写真には撮っていませんが獲物となった鴨のために鴨塚もあるそうです。

奥の池にいる水鳥の様子を観察する小屋まであります。鴨場の施設は1700年代に作られた歴史のあるものだそうです。

(8) 雰囲気ある売店もあります。おでんと甘酒なんて、ちょっとイイ感じですネ。

(9) 可美真手命(うましまでのみこと)像
神武天皇の東方遠征の際、手柄を立てたという軍神だそうです。

(10) 300年の松
約300年前、6代将軍家宣が庭園を大改修した際に、偉業を称えて植えられたという立派な黒松。

太い枝が低く張り出し、堂々たる姿。これは見応えがあります。都内最大級だそうです。

ということでざっとですが、浜離宮恩賜公園の概要をまとめてみました。将軍家の庭園というにふさわしく、ゆったりと風格ある庭園でした。
2011.11.27 浜離宮恩賜公園にて
SIGMA DP2x,24.2mmF2.8