つながり企画「眠っている機材」 PENTAX ME-Super

(1) babathegiantさんのつながり企画「眠っている機材」。私の所有機材のうち「眠っている」もののひとつは、このPENTAX MF一眼レフ・ME-Super とMFレンズ、消費期限の切れた(笑)フィルム。
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(2) PENTAX ME-Super は'79年12月発売。私は一眼レフというと、この機種のカタチがいちばん好きです。
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(3) 「Super」の名前は、1976年発売で好評だった「PENTAX ME」の改良機だからですが、デジタルになってからもいちど、PENTAX K100D の改良機、「K100D Super」で復活しました。実は、1枚目に写っているPENTAX とARTISAN&ARTISTのコラボレーションによるストラップは、K100D Superの販促品をオンラインショップで買ったものなんです。偶然ですが(笑)
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(4) 私はカメラのメカニカルなデザインという点ではこの時代のものが最も好きで、正直言ってPENTAXのカメラでもAFになって以降のもので、メカニカル的に心躍るようなモデルって、MZ-Sしかありませんでした。このままだと今後ももう出ないのではないかと思っています。
  ISO(ASA)ダイヤルが400にセットしたままになっています。最後に撮ったフィルムがISO400だったのでしょう。露出補正の2X,4Xの文字が懐かしいです。
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(5) ME-Superの特長はAE専用機だったMEにマニュアル露出を追加したこと。シャッタースピードは、上下にある2つのプッシュボタンで操作するようになっています。このプッシュボタンは、その後のSUPER-A(ペンタックス初のヨーロピアン・カメラオブザイヤー獲得機)、PENTAX645にも採用され、現在でも中古機を見ることが出来ます。
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(6) 一眼レフらしいペンタプリズム部のデザイン。MEのときは金属でしたが、ME-Superではコストダウンでプラスチック化されています。でも大きなペンタプリズムでとってもファインダー像が大きいのが利点。私のSD15に移植したいほどです。(笑)「PENTAX」のロゴは今より横に長いこの頃がいちばん好み。最近、コンデジのOptio-I10が出た時、このロゴを復活させたときは相当驚きましたが、ファンの気持ちが分かってはいるんだな(笑)とも思いました。
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(7) ME-Superの相棒は、このSMCP-M28mmF2.8がいちばん多かったです。
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   右側がM28mmF2.8。左側はSuperTakumar55mmF1.8 レンズはまだキレイです。
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(8) M28mmF2.8は後玉にキズがあってもう値段がつかないので我が家で寝ていますが、このレンズ、実に写りはシャープで気に入っていました。 (流山電鉄。2006年5月2日 流山駅にて。Pentax ME-Super,SMCP-M28mmF2.8,FUJIFILM SuperiaVenus)
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   今見ても、なかなかシャープです。
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(9) 28mmと35mmレンズは、F8のポジションだけ赤く塗られていました。
旧来のカメラファンにはいわずもがなですが、この28mmF2.8の場合、被写体から3m離れた位置であればF8にセットした場合、前は1.5mから後は無限遠までピントが合うというとで、記念撮影にはピッタリのセッティングですし、目測で合わせられるスナップにも使えるスナップポジションでもあります。
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(10) 昔のレンズは、機能的で、かつ美しかったですね。「Lens made in japan」の文字が誇らしいです。
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左側のSuperTakumar55mmF1.8は、レンズにクモリが出ているということでもう値段がつきませんが、'60年代登場のこのレンズ、APS-デジタルのK20Dと組み合わせて撮ってもまだまだイケる感じでしたね。
(11) 昨年7月に撮ったお花の写真です。 (アジサイとタチアオイ。2007年7月5日、Pentax K20D,SuperTakumar55mmF1.8)
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(12) SMC-takumar35mmF2は、ジャンクで買ったもので、レンズのガラス質の酸化による黄変があるため天然のセピアカラーが楽しめました(笑)
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PENTAXは、中古価格がつくものはもう手元にありませんので、この機材たちもしばらくはここでお休みをいただいて余生を過ごすことになりそうです。。。

2011.6.23 松戸市、流山市ほかにて
by bjiman | 2011-06-24 01:32 | その他のカメラ・レンズ機材関係
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