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ヒル下がりのジョニー

養老渓谷で苦しめられたヤマビル。ヤマヒルっていうのが正しいのかな?
対策の要諦は、足下。靴から膝下へと上ってくるので靴から足の中へ入られるのを防止するスパッツと、忌避及び撃退対策の噴霧スプレー。
ヤマビル対策のスプレーは何種類かありますが、この「ヒル下がりのジョニー」は、合成剤の「ディート」不使用のハッカ油主体というところがポイント。ディート使用のタイプは効き目は抜群のようですが、例えばゴアテックス使用の靴には使えない、安全性に多少の懸念等の問題があるので、とりあえずこちらのジョニーの方にしました。
近くの山屋さんで買ったのですがジョニーしか置いてなかったし、この方が一般的なのでしょう。
秋の養老渓谷の紅葉対策は、これでバッチリだ!
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2016.9.4 @伊勢丹 好日山荘にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-09-05 00:32 | 養老渓谷、久留里旅日記 | Comments(0)

SIGMA sd Quattro がやってきました。

SIGMA sd Quattro+SIGMA 18-35mmF1.8DC Art / SIGMA DP2 Merrill
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7月7日の発売日は仕事で取りに行けませんでしたが、予約はキッチリ入れていたので7月9日(土)、安心して新宿のカメラ屋さんに取りに行きました。下取りは、SD1Merrill+PG31と、いちおう、17-50mmF2.8も持って行きましたがたぶん値段がたいして付かないだろうから持って帰ってくることも念頭に置き。
、、、で査定してみると、すべてAランクをつけていただきましたが、予想どおり17-50mmは1万円にも満たない額だったのでこれは残しているSD15用に取っておきました。持って帰ってきた袋は以下のような感じで、、、 (SIGMA DP1 Merrill)
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SD1 Merrillを買ったのは2012年3月でしたから、4年4ヶ月ぶりの更新。新宿のカメラ界隈の風景もすっかり変わっていたように感じました。私にとっては、SD1 Merrillを持ち出す機会が減っていたし、ちょうどいいタイミングだったように思います。
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今回購入したのは以下のセット。
sd Quattro本体、レンズは、18-35mmF1.8 DC Artライン、18-300mmF3.5-6.3 DC MACRO、予備バッテリー、ハクバ液晶保護フィルム、Sandisk Extreme PRO32GB
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液晶保護フィルムは、ハクバ。ハクバはマイナーなシグマ用も速攻で用意してくれるのでとっても嬉しい。SDカードは書き込み速度が速いものが精神衛生上はいいですので、95MB/sec のSanDisk Extreme PRO にしました。
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レンズをこの2本にしたのは、シグマファンの方には分かっていただけるのではないかと思います。
18-35mmF1.8はシグマらしい、焦点距離域を犠牲にしても明るさと画質にとことん拘ったArtラインシリーズのレンズなのでAマークが入っています。今こんなスペックのレンズを出すのはシグマだけだと思うくらい個性的なレンズです。出た時から欲しいと思っていましたが、実用的にはOS付きで50mmまでカバーした17-50mmF2.8が便利だと思っていたので今回のsd Quattro登場時まで待つことにしていました。ちょうどいいタイミング。18-300mmF3.5-6.3はコンテンポラリーシリーズなのでCマークが入っています。旅などにこれ1本でというレンズ。sd Quattro はAPS-Cサイズなので、これで35mm換算450mmまでカバーできる望遠レンズとしても活用したいと思います。画質などはそこそこでしょうけれど、望遠域であればこれで構いません。簡易的なマクロレンズとしても使えます。18-35mmと18-300mmは理想と実用という使い分けになりましょうか。
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では早速、sd Quattro を箱から出してみます。箱は、SD1 Merrillの頃と同じような仕組みなのですぐに分かりました。

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箱から出しました。すでに店頭で使ってみていたので特に驚きはありませんが、質感はとても良くなっていますね。
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箱から出たsd Quattro。ミラーレスタイプのカメラは、昔のレンジファイダーカメラのように四角い本体。今まで発売されたミラーレスタイプのカメラの多くはコンパクト化がお題目だったので、専用マウントのレンズを用意したり、フランジバックの短さを活かした設計になっていましたが、sd Quattroは一眼レフのSD1 Merrillの後継機なので、今までの一眼レフレンズをマウントアダプターなしで付けられるように設計されました。このため、フランジバックの長い一眼レフ用レンズのためにボディ本体からフランジバック部分が鏡筒のように飛び出ています。このため、コンパクト化という点ではミラーレス化は特に寄与した点は感じられず、ミラーレスカメラとしては大きなボディになっています。
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でもこういう造形、ちょっと昔のプラウベルマキナみたいで好きですね。私の手持ちだと中判645AFレンジファインダーのGA645。
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DP2 Merrillと並べてみました。大きさの比較になりますでしょうか。

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18-300mmF3.5-6.3DC MACROは、35mm判換算で27~450mmまでの幅広い範囲をカバーする高倍率ズームレンズ。SIGMAの新しいレンズラインナップは、SIGMA GLOBAL VISIONの元に再編成されている最中で、新しい製品群は、このビジョンの元に再構築されたライン(Art、Contemporary、Sports)のいずれかに区分されています。この18-300mmは、このうちContemporaryに区分されるコストパフォーマンス重視のレンズで、OS(手ブレ補正)付きですし、最短撮影距離は39cm、最大撮影倍率は1:3(専用クローズアップレンズを付ければ1:2)と簡易的なマクロレンズとしても使えるなど徹底的に実用に拘ったレンズ。585gの重さがありますが、まぁ許容範囲。そんなにお値段の張るレンズではありませんが、仕上げも手抜きなし。鏡筒もガッシリしています。レンズ本体にContemporaryの「C」のマークが入っています。
このレンズは、「TIPA Awards 2015 Best Entry Level DSLR Lens」を受賞しています。
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鏡筒を伸ばすとこういう感じ。かなりガッシリできていてズームをするときにちょっと力がいります。鏡筒には最大撮影倍率が印字されています。
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今度のsd Quattroと組み合わせる常用レンズとしては、この18-35mmF1.8DC を選びました。
前述したように、18-35mmと、35mm版換算で言えば27mm~52.5mmと、まるで一昔前の645中判カメラ用みたいな割り切った最小限のズーム範囲(例えばペンタックス FA645 45-85mmF4.5 (35mm版換算で28mm~53mm))をカバーするレンズです。
中判のレンズを例に引いたように、ペンタの45-85mmはベストセラーレンズですから、そのような特定の使い方をする場合にはこのレンジで十分な訳で、むしろこのレンズの特徴は、世界初というF1.8通しにあるように思います。最短撮影距離は28cmとまずます寄れますし、最大撮影倍率は、1:4.3ですから大きなお花などの場合、F1.8の浅い被写界深度を活かしたボケのある柔らかい写真を撮ることもできるでしょう。標準ズームとしては鏡筒が長く、まるで中望遠レンズのようです。12群17枚ものレンズを贅沢に使い重量は810gとこの点でも中望遠レンズ級。今もっともシグマらしいレンズといえばコレでしょう。光学性能を追求したArtラインのシリーズで、「A」マークが入っています。
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レンズを装着しているとかなり立派な感じになります。こんなのを持ち出して写真を撮るには、きちんと撮らないと目立つなぁという感じです。
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やはりこうして後ろ姿を見ると、中判のマミヤ7とかを思い出すスタイルです。

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リアパネルはこんな感じです。フラットな面一のパネルが好感。
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SD1Merrillよりコンパクトにしたいとの思いはどうやら叶わなかったようですが、新しいEVFはハッキリ見えますし、グリップの持ち心地も良いようです。sdはコントラスト方式と位相差検出方式を組み合わせ、スピードの速い位相差と、正確なコントラスト方式の良い点を活かしているのだろうと思います。SD1 Merrill時代は正確なピントが欲しい時はほとんどMFで撮っていたので、この点では少し楽ができそうです。
これから新しいsd(SD1Meriill時代は、「SD」が大文字でしたが、今度の世代から、ミラーレスになったこともあるのでしょう、小文字のsdになりました。)とともに写真ライフを歩んでいこうと思います。
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2016.7.10 自宅にて
bjiman

※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ちなみに、SD1 Merrillは下取りに出しましたが、1,400万画素時代のSD15は手元に残しました。
一眼レフデジタルを残したいという気持ちもありましたし、Foveonがどんどん進化していく中で以前のシンプルな1,400万画素時代の色を楽しみたい時があるのではないかと思ったからです。
実際、今回中古カメラ屋さんを覗いてみた感じでは、旧DPもいい値段がしていましたし、DP1sとかもし1万円位だったら欲しいなとも思いましたが、そうそうないんですよね。もしあったら希少性が出てくるような気がしました。やっぱりこの時代のFoveonでないと出ない絵の雰囲気もあると思うので、、、そういう意味では常に「最新」がよかったデジタルカメラも、中古が楽しめる新しい時代に入ったのではないかという気がしてきました。
※今回売らなかった17-50mmF2.8は、発売途中で価格が大幅に廉価になるなどの価格改定があったこともあるのでしょう。自動的に中古価格が下がりました。こういうレンズは最新とは言えなくても実用上は十分以上(私のも査定してもらったらAランクでしたから光学的には何の問題もない)なので、SD15と組み合わせるには最高だと思いますし、これからSD1Merrillの中古を購入される方にもハイC/Pなレンズとしてまずこのレンズをお勧めします。sd Quattroの場合はAF対応が保証されないなどの問題はあるもののSD15でもSD1 Merrillでも今までのモデルなら問題ないわけですし、50mm側F2.8は、私はマクロ70mmよりも重宝しました。OS付きで、手ブレにも強いです。

by bjiman | 2016-07-10 12:40 | 使用機材シグマのカメラ・レンズ | Comments(2)

軍次家の鰻 松戸の旨い店①

暑い日が続きますね。ちょっとウンザリ。
こんな日は、大好きな鰻の写真でも見ようと、ちょっと前に撮った松戸駅前の鰻店、軍次家の鰻を見てパワーをつけようと思いました。

軍次家 鰻重 松 SIGMA DP1 Merrill
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軍次家さんは松戸駅の駅前すぐのところにあります。
大正13年創業ですので、松戸市がまだ松戸町だった頃からある訳です。平成27年の松戸市の人口は48万人ですが、記録の残る昭和8年の松戸町の人口はわずか1万5千人ですから全然違った、のんびりした地方の寒村というところです。軍次家さんでは近くにある江戸川などで釣り好き達が釣ってきた鰻やどじょう、鯉なんかを買い取って出すこともあった町の川魚料理店だったとか。
店内には、そんな歴史を意識してか、店が掲載されている昭和時代の地図や写真が飾られています。
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蒲焼きは時間がかかります。まずは、お通しとお酒をいただいてから。
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旧松戸町地域の総本山といえば水戸光圀公も立ち寄られたという松戸神社。その境内には神楽殿があります。
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お店にお邪魔したのは5月はじめでした。春野菜の天ぷらが出ていました。
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この頃にはもちろん、最初のお酒は飲み終わっています。2種類目にチャレンジ。すごい色のが出てきました。これ、お茶じゃないですよ。日本酒です。
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そうこうしているうちにやってきました。鰻重 松です。
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ここのこだわりは、タレ。創業時からのタレを約90年間受け継いでいるそうです。いにしえの松戸町の時代に思いをはせつつ、案外同じような味だったのかなぁ、昭和初期の鰻重、どんなだったろう、、、と思いながら食べられるのはここならでは。何しろ、当時からやっていたんですから。
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私たちは入店が遅かったので、食べ終わるともう21時近く。皆さんもうお帰りでしたので、店内の様子をパチリ。いい雰囲気の鰻屋さんです。松戸は江戸川沿いのもとは宿であり、水運の拠点でもあったことや江戸近くでもあったことで、隣の流山市ともども鰻が愛食されてきた歴史があります。ここ軍次家さんにも地元の人の中には子供時代、ここに川魚を売って小遣い稼ぎしたなぁなんて思い出がある方もいらっしゃるようです。松戸には宮川もありますが、まずは軍次家!です。
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2016.5.7 松戸駅前 軍次家にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-07-05 02:33 | おいしい幸せ | Comments(2)

マウスコンピューター ~シンクグローバルの先にあるもの~

マウスコンピューターのデスクトップPCが我が家に来たのが5月14日。あっという間に1ヶ月半経ちました。
〔我が家のマウスコンピューターPC〕SIGMA DP1 Merrill
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PCは、久し振りのデスクトップ。SIGMAの高画素のX3RAWファイルを快適に運用するにはノートパソコンではもう無理だろうと判断してデスクトップにすることにしましたが、タワータイプはやっぱりケースが大きすぎるので、スリムタイプのケースを選ぶことにしました。
マウスコンピューターのデスクトップは、ケースがスリムタイプ、マイクロタワー、タワー型の3種類あって、スリムタイプは色が白と黒から選べます。
私のは黒のスリムタイプです。Windows98パソコンの頃のデスクトップPC(あの頃は横においてましたよね。)と同じようなサイズ感です。
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スペックは、Core-i7-6700プロセッサー(4core3.4GHz)、メモリは16GB(8G×2)、SSD+HDDで、SSDは240GBでこちらはソフトの駆動用、写真などのファイルはHDDに入れるので容量は3TBと余裕を持たせました。私はファイルは一定期間経ったら外部HDD(後方に見えている2つ)に移し替えていましたがすでにファイルがもう一杯なので、いずれもう一台外部HDDを追加する予定です。といってもHDDも寿命があるので、今回はバックアップを考えてディスクドライブはブルーレイディスクにしました。BD-Rもだいぶ安くなったので、今までのHDDファイルを少しずつ旧いものからBDに焼いていくつもりです。

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キーボードとマウスは、ロジクールの無線タイプを選びました。ブルートゥース使用です。やっぱりケーブルがないとスッキリするので良いです。難点といえば、両方とも電源に電池を利用していますから、マメに電源スイッチを切る手間があることと、受信機をUSBに入れているので、これでフロントのUSBがふさがっちゃったことくらいです。キーボードはキーストロークがちょっと深めですが、特に問題はありません。
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今回BTO(Build To Order:注文生産)のデスクトップタイプにしたのは、本体の性能のこともありますが、ディスプレイに好きなものを選びたかったことも大きな理由です。
最初は21インチにするつもりでしたが、秋葉原のヨドバシカメラに新装開店したマウスコンピューターの店頭で店員さんと検討している時に、「大変失礼ですがお客様の年代だとR眼を考えれば23インチ以上がいいと思います」とのご助言をいただき、素直に従うことにしました。iiyama ProLiteXUB2390HSというモデルです。
マウスコンピューターのディスプレイは、会社を吸収合併した長野のイーヤマ(iiyama)が使われています。イーヤマは元々飯山電気(株)時代からテレビ製造の請負などをしていた会社で、PCのディスプレイを展開していたことは私も知っていました。今はマウスに吸収され、元の会社は消滅してしまっていますが、マウスPCは、かつての飯山電気の場所を飯山工場として生産拠点に使い、「飯山ブランド」を再創造しようとしています。飯山のディスプレイは昔から知っているし、国内メーカーですし、この点がマウスコンピューターに決めたポイントのひとつでした。23インチのIPSタイプで、見え方も文句ありません。私はプロではないので、EIZOなどのカラーマッチングをするような使い方はしませんからこれで十分です。ただし、とても解像感が良く、今まででは見えなかった色、色調の調整が出来るようになりました。このため、このディスプレイになったことをきっかけに、カラースペースは色域の広いアドビRGBを使うようになりました。

(梱包を解いて初めて電源を入れたとき)

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このディスプレイは、縦横にスイングできる点が良いです。縦にすると今店頭などで流行のデジタルサイネージのようになります。これがニュースを読んだりするのにも結構便利でたまに使います。写真用紙でいうとA3ノビが縦は約40cmくらいですが、これは約50cmあり、原寸大で画像を確認できますから、縦構図の写真を現像し、プリントする際などには細部の色合いを見るのにもいいでしょう。

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背面はこうなっています。スピーカーが内蔵されていて、それなりに音を出すこともできます。私はDAコンバーター経由でオーディオシステムに繋いでいるので内蔵SPは使っていません。
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本体背面です。USBは3.0が2つ、2.0も2つ、後はHDMIとラインイン/ラインアウトがついています。もう少しUSB3.0が欲しいけど、スリムタイプだし、まぁこんなもんでしょう。
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私が今回マウスコンピューターを選んだのは、日本のPCビルドメーカーだからです。組立屋さんですね。
マウスコンピューターは、もともとがBTO-PCを個人で注文に応じて組み立てるパソコンショップの個人商店の形でスタートしたBTO専業の企業でありながら、今では連結1000億という大企業に成長。その過程で、イーヤマを買収し、信州に生産拠点を設けてからは、「飯山TRUST」という形で長野県の飯山で組み立てをしている点を前面に出してブランド化をしています。「ASSEMBLED IN JAPAN」としてブランド化を進めている姿勢に好感を持ちます!SIGMAがMADE IN AIZU をブランド化しようとしているように、こういう地域に立脚する姿勢が大切なのではないかと思います。
様々な家電メーカーがPCから撤退や規模縮小する中、BTOメーカーならのではのフットワークの軽さでマザーボードから何から部材を世界中から効率よく調達し、組み上げて商品にする効率的な経営でコスト低減を図っています。家電メーカーが参入してから、おしゃれなデザインや専用デザインのオプションなどでPCは家庭的な道具になったものの、もともとPCというのはNECや富士通などの専門メーカーが扱うか、マウスコンピューターのように詳しい人が共用パーツを使って組み上げるようなものだったように思います。そういう意味では原点に返ったというか、むしろ、昔のBTOに比べて今のものはパネルなどのお化粧もかつての家電メーカー程度のものにはなっており、これで十分、いやむしろ専門業者ならではの効率の良さと選択の自由度の高さで、好きな方ならずっと選びやすくなっているのではないでしょうか。
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Windows95パソコンの頃は、いろんな家電メーカーが参入しましたが、家電メーカーはグローバル化の進展とともに多くがPCから撤退したり縮小したりしました。私もずっとVAIOを愛用していましたが、デスクトップモデルはおろか、映像処理に特化した映像タイプからも撤退してしまいました。VAIOといえばVideo&Audio Integrated Operationの略だったのに、いつのまにかそういう意味じゃないとか言い始めて、少しずつ、映像のソニーというイメージを毀損したんじゃないかと思います。

(2000年。WindowsMEのデスクトップ、VAIO-LX)
 このPCはテレビ付きの出始めの頃のモデル。私はVHSデッキ経由でオーディオにもつなぎ、PCをハードディスクレコーダーとして使っていました。まさにVIDEOとAUDIOが融合したPCを実感できた頃です。Windows98の頃はNECの白いPCを使っていたので、VAIOの薄い紫系のデザインも好きでした。
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今まで愛用したVAIO-Fは、ディスプレイがノートPCではソニー時代のVAIO最後となったノングレア仕様の映像処理用モデルでした。
VAIOはノートPCにもこうした映像処理タイプをずっと用意していたのに、こういうモデルなくなってしまったのが残念でした。VAIO(株)になったら、「大ソニー」のしがらみがなくなる分、もっと尖ったPCを攻めてくるかなぁと思っていたのですが。久し振りにHPを見てみたらノングレア液晶のノートも出すようになったようですが、まぁもう少し様子を見てみましょう。
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私は秋葉原のガード下にあるマウスコンピューターの店頭に行ったとき、デスクトップはおろかノートPCだってみんなディスプレイがノングレアだったことに驚き、店員さんに、みんなノングレアですね、と声をかけたら、「それはもう、それがウチの特徴なんで。グレアが欲しいなら何でウチ来るのって感じですよね。」という反応を聞いて嬉しくなってしまいました。それから実際に購入するまではいろんなモデルを検討したりスペックを考えたりで、なんだかんだと1年掛かりましたが、そうこうしている間に秋葉原のヨドバシカメラに専門コーナーが出来て、広いスペースでゆっくり見られるようになり、あぁタイミングってあるんだなと思って購入に至りました。マウスコンピューターのスタッフの方でも、カメラ店に出店するということで現像処理などに必要なスペックということで色々勉強されているようで、こちらも相談しやすかったです。
BTOというと大変なようですが、店頭で助言を受けながら選べば、私のようにPCに詳しくなくてもBTOができます。その意味で、今回はいい買い物ができました。

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1ヶ月半使ってみて、動作音は静かだし、SIGMAのRAWファイルもササッと現像でき、またディスプレイの解像感がいいので現像処理が大変楽になりました。
Windows10ですが、今のところ、手持ちのソフトや周辺機器で使えなかったものはありません。あ、拘っている点といえば、日本語ソフトはATOKの最新バージョンを
購入しました。ツマは予測変換が使いやすいと言っています。
とてもいいPCだと思います。
マウスコンピューターは、当時19歳だった青年が祖父の代から続いていた衣料品店の経営危機をきっかけにDOS/V時代のPCを受注生産する会社として起業したベンチャー企業です。
今では完成品のPCも販売していますが、基本的にBTOの会社ということで一般的な知名度では劣るものの、今や大企業。マイクロソフト社もゴールドレベルのパートナーとして厚遇しているようなので、その分経営面では優位な点もあるでしょう。
私の今回のセットもこれで、ウイルスソフトやワードエクセルもつけて18万円台で収まり、価格面でも良かったなと思っているところです。
グローバルな時代、ただ海外に出て行くというのではなく、信州飯山のブランドを創造しながらグローバル化にはしっかり対応してコストも抑える。パソコン生産が儲からないと言われて家電メーカーが撤退していく中で、国内で組み立てながら成長していける道筋を示した。そんなポストグローバル時代の優等生なのではないかと思っています。

2016.7.3

by bjiman | 2016-07-03 15:48 | その他のカメラ・レンズ機材関係 | Comments(2)

トヨタ カローラ50周年に思うこと(自動車ジャーナリズムに対する意見)

トヨタ・カローラが発売50周年を迎えました。
カローラについては、トヨタ カローラ・アクシオ ~諦めないということ~ の記事でも書いたように素晴らしい、日本の自動車史を代表するクルマだと思っています。

〔現行型 カローラ・フィールダー〕SIGMA DP1 Merrill
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しかし、相変わらず自動車ジャーナリズムはユーザー目線のない単眼的な視点が目立ちます。
昨日の新聞記事にも、著名な自動車評論家氏が、カローラの偉大さという点で、以下のように分析していました。
「カローラの人気の秘訣は、5ナンバーを守っていることだ」
 これは一面では合っていますが、一面では合っていません。カローラがプリウスに販売の主役を譲ってからもう長い時間がたちます。今の主流はプリウスで、プリウスの横幅は、2代目から5ナンバーを超えていて、2代目(1725mm)、3代目(1745mm)、4代目の現行型(1760mm)というように、代を追うごとに拡幅しています。
 これは、プリウスが世界的に販売するグローバル商品であるからですが、世界の標準(例えば世界のこのクラスのベストセラー、VWゴルフの横幅は1800mm)からすればこれでもコンパクトなくらいで、当然ながら日本での使用を考慮に入れているからでしょうし、販売結果に見られるように、日本でも受け入れられています。1695mm(1700mm以下)という規格は、戦後、自動車産業を育成するための保護貿易的な観点から日本独自に定めたものなので、これだけにこだわっていると、欧米の主流から見れば縦長のクルマになってしまい、そうなればなったで「ガラパゴス化」と批判するのが自動車ジャーナリズムです。

〔現行型プリウスと私のHS〕
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続いてこの評論家氏は、「自宅の車庫だけではなく、一般の駐車場などで、クルマの大型化に伴って駐車枠が拡大されることはほとんどないはずだ」と指摘しています。
しかしそうでしょうか。昔、私がゴルフに乗っていた18年ほど前、松戸駅の駐車場は5ナンバー車専用でした。しかし今、5ナンバー車専用なんていう駐車場をほとんど見かけません。
試しに図書館に本を返しに行った時に図書館周辺の貸し駐車場やレストランの駐車場を見てみました。古くからある駐車場は機器の入れ替えなどもあったのでしょう、駐車枠を拡大するラインの引き直しをしたものが多く見られました。私が自動車ジャーナリズムにしばしば意見するのは、こうした「事実ではないこと」、建設的ではない議論を平気で行うことにあります。
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確かにクルマの大型化に伴って、隣との間隔が厳しい駐車場もあるでしょう。でも最近の施設は、下の写真のように、大型車に対応できるよう駐車枠を単なる線ではなくて楕円で囲ってドアをあけられるスペースを取っているところが多くなっていると思います。

〔横幅1800mmに抑えているクラウンは、日本独自の縦長のサイズ。最近の新しい駐車場ならバッチリ。〕
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さらに、この評論家氏は、「5ナンバー車は、国内で最も現実的な車体寸法なのに、各メーカーがそこを見誤り、3ナンバー車の品ぞろえを優先した結果、クルマ離れが起きた」と指摘しています。
しかしそうでしょうか。各メーカーが3ナンバー車になったのは、世界の流れに合わせると、1700mmの横幅では安全性や室内の居住性が相対的に不足(狭くなる)することから、世界の他社から見た場合の競争力が落ちることになるからです。例えば、レクサスのコンパクトカー・CTは全長4350mmに対し横幅は1765mmもあって、これがグローバルサイズのコンパクトカー(Cセグメントカー)というものです。写真隣のレクサス・ISも横幅は1810mmで、クラウンよりも大きいのですが、これもライバルのメルセデスCクラス(1810mm)を考えれば同じなんですから全く問題のない設定です。Cクラスは日本でも大人気ですよね。そして、横幅が1800mmもあるVWゴルフにカーオブザイヤーを出し、メルセデスのCクラスなら賞賛する一方で、日本のメーカーに対しては横幅1695mmの5ナンバーサイズが合理的だ、なんて書くのが日本の自動車ジャーナリズムです。これではメーカーがかわいそうです。
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むしろトヨタが心がけているのは、国内専用のクルマは、敢えてちょっと小さく作るということだと思います。
セダン後退後の人気車といえば、世界的にはハリアーのようなRV車です。レクサスのRXはもともとはハリアーでしたが、モデルチェンジによってサイズアップしたため、国内用のハリアーとしては少し小さく作りたい。現行型のハリアーはそんなニーズに合わせて作られていて、わざわざRAV4のシャシーを使って国内専用ハリアーを仕立てたのです。ハリアーの横幅は1835mmもありますが、国内販売ランクは5月で26位。この種のクルマとしては十分に人気車です。だいたい大型化がクルマ離れを招いたというのなら、なぜ大型ワンボックス車のアルファードやRV車のマツダCX-5とかが若者の人気車になるんですか?若者の車離れは、そんなことが理由ではないと思います。
自動車の性能が良くなり、昔のように6年くらいで乗り換えるということも少なくなり、今は10年以上乗ることも普通になりました。私が昔愛読していた本には「クルマを10年10万キロ持たせる本」なんていうのもあって、それはそれなりに難しいことだったからでしょう。今はそんな苦労が少なくなったのではないでしょうか。私はHSの前のシトロエンには14年乗りましたが、本当に最後までトラブルらしいトラブルがほとんどありませんでした。少子高齢化で人口が高齢化しています。このこともクルマの買い換えの頻度を下げるでしょう。今の若い人はあまりクルマでドライブデートをしなくなりました。大型化したからですか?そうではないでしょう。小型のクーペ、例えばセリカとかシルビアとかそういう車種の人気がなくなってしまいました。私たちの頃はプレリュードなんて若者には大人気だったのに。それは文化が変わったからでしょう。3ナンバーサイズとかそういうことじゃないと思います。

〔レクサスRXとトヨタハリアー〕
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さらにいうなら、最近では、スバルがレガシィのモデルチェンジに際し、米国からの大型化のニーズに応えると国内市場とのギャップが大きくなるからと、専用にレボーグを仕立てたのは記憶にあたらしいと思います。レボーグは、カローラクラスのインプレッサがベースですが、横幅は1780mmあります。レボーグが配慮した(と思われる)のは全長を、かつての5ナンバー車の4.7m以下に抑えたことでしょう。

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私が自動車評論家氏、ジャーナリズムに言いたいことは、もっと建設的な評価を、もっと事実に即した評価をすべきだということです。
世界に合わせてばかりいたのでは国内で使いにくくなるのは事実ですが、一方、日本だけを見ていては世界の流れについて行けず、相対的な製品の競争力が低下します。
それは、私たちのような労働者のためにもなりません。
自動車ジャーナリズムに対しては、もっと客観性を、もっと公平性をと願わずにはいられません。

by bjiman | 2016-06-29 07:00 | CAR | Comments(0)

SIGMA sd Quattro H を待たない理由(補足追記)

7月7日の発売時に入手できるかは分かりませんが、SIGMA sd Quattro の予約が無事出来て、一緒にオーダーした18-35mmF1.8も同時に確保できそうです。
無事入手ができましたら今後愛用して、このブログ上で投稿していきたいと思っています。
今回のsd Quattro へのモデルチェンジについては、センサーサイズを目一杯拡大し、APS-Hサイズにしたsd Quattro H が遅れて登場することになっており、世間的な話題という点では、Hの画質がどの程度向上するのかがポイントであるのは間違いのないところです。
でも私にとっては、あえてHを待つ必要はありません。
理由その① まず使ってみたい!
理由その② 小型・軽量化がしたい。
 一眼レフのSD1を持ち出す機会がすっかり減りました。DP-MerrillシリーズとSD1は、厳密に言えばそれぞれ最適化がされているとはいうものの、センサーの基本的な性能は同じですが、DPシリーズのサイズはすごく小さく、DP1だけなら、28mmF2.8の性能をどこにでも持ち出すことができます。今度のSDに期待することは、第一に小型・軽量化でした。Hはボディは一緒でもより高画素機だし、次に書くセンサーサイズの関係でレンズの使い勝手に違いが生じます。
理由その③ APS-Hでは、APS-C用のレンズがそれらしく使えない(かもしれない。)
 私は、レンズの焦点距離は、実はそんなに種類が必要ないと思う一方、長く愛好されてきた焦点距離には、それなりの理由があると思います。
 70年代のフィルム時代から、単焦点レンズといえば、基本は28mm、35mm、50mm、85mm、135mm、200mmの6種類があればほとんどの撮影はカバーできるはずで、このうち、28mm、50mm、85mmが担ってきた役割を、DP1、2、3でカバーしています。
 フィルムカメラの時代にヒットしたリコーGRは28mmF2.8で、バリエーションにあったのが21mmF3.5のGR21でした。この21mmF3.5レンズは、単体でもライカマウントで発売されたほどマニアには愛好されたものでしたし、カメラのGR21はTIPA2001の受賞モデルで高く評価されました。このアイディアが、SIGMAの20mmF4 DP-O Quattoro の発想の元にあるのは明らかです。
 私は、フィルムカメラの時代から28mm単焦点レンズが大好きで、35mmフィルムカメラなら28mmF2.8レンズを何種類も愛用してきました。中判645フィルム時代は28mm相当の画角を持つFUJI GA645Wを、デジタルのAPS-Cになってからは同じく28mm相当の焦点距離(18mmとか19mmとか)のレンズを愛用しています。広角単焦点の好みは、私のように28mmF2.8が好きな方もいれば、35mmF2が好きだという方もいます。同じようであるけれど、35mmF2は、自然でゆがみのない目で見た感じに近く、ほどよい広角感と、F2のように大口径化ができるので望遠レンズのように被写界深度の浅い写真が楽しめる(28mmF2.8はパンフォーカスになる使いやすさ)というように、使い方が異なります。
 ズームレンズを、それなりに使いやすいように使いたい。そう考えると、APS-Hサイズには専用の焦点距離域を持ったレンズがなく、35mmフルサイズを使う必要も出て来るかもしれません。レンズがどうしても相対的に大きくなる点、ズームレンズを使うにはレンジが中途半端になること。この点が私にはデメリットでした。(といっても単焦点レンズを中心に使い、高画質を求める方であればこの点は問題ないだろうということも分かってはいます。)

以上が、私がHを待たない理由です。①がいちばんですけどね。(笑)
これだけ列挙しても、数年後、中古の値段がリーズナブルになれば、一度Hを使ってみたくなるかもしれない、、、愛好家っていうのは、そういうものだとも思います。

2016.6.29
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(2016.8.29補足)
この記事が私のブログではよく見ていただいているので、感謝しつつ、sd Quattro 購入後1ヶ月半くらいですが、実際に購入した後の使用感も含めての感想を補足したいと思います。
sd Quattro Hを待つべきか、、、
APS-C のsd Quattroなら、今買うことができます。SD1Merrillを使っていた私からすると、sd Quattroは全く別の使用感を持ったカメラです。
sd Quattroも、今までのSDやDPと同様、使い勝手には独自のものがあります。sd Quattroを使ってみて、RAW+JPEGで撮っていますが、撮って出しのJPEGは、時に便利であってもやはり私にはRAW現像しないと意味がないと思えるようなものです。RAWから現像で好みの画像を作っていく、、、その過程で得られる画像が好き。
SIGMAの魅力は、私にはそんなところです。これは初めてのDP1sの時からずっと変わっていません。
sd Quattroも、今までのSD1 Merrill同様、発展途上にあるカメラだと思います。これからまだまだ良くなるでしょう。特にEVFとAFは要改善点です。
バッテリーの持ちは、DP Merrillシリーズから考えれば夢のようで、ずいぶん良くなりました。ただしカメラボディ全体の発熱が多くて、すぐに高温注意になるところなど、いかにもまだまだ未完成と感じるところです。
sd QuattroとSD1 Merrillはまったく別の使用感、世界観を持ったカメラなので、これまでSDやDPを使ってきて好きなユーザーだったら、もうHを待つ必要なんて全然ないでしょう。すぐにゲットして、新しいQuattroの映像、世界観を楽しめると思います。
しかし、これが初めてのSIGMA、という方でしたら、私はレンズマウントがSAで独自であることも含めて、まず、最初はDP Quattroのどれか、、、例えばDP1かDP2を最初に使ってみて気に入るかどうかを見た方がいいような気がします。Hを待つ云々の前に。
sd QuattroのQuattroセンサーは、SD1Merrillの世代と違って、第一層のピクセル数を増やす代わりに、全体のファイルの重さを抑えるため、輝度情報を第一層からのみ得ることにして、それまでの1:1:1から1:1:4の構造を取ってファイルのデータ量を抑えていますが、それでもピクセル増により、ファイルの重さはそれまでのメリルセンサー時代より重くなっています。メリル世代だと1ファイル40MBくらいでしたが、Quattroは50MBくらいあります。これがHになればもっと重くなるでしょう。
ピクセル増により、一層精密な画像が得られることが期待されますし、SIGMAのカメラは常に発展途上なので、内容も向上しているでしょう。その意味で、新しいHは、より良いsd Quattroであることは間違いありません。なので、私もいずれはHに手を出すような気がします。
つまり、私の考えは、Hを今待つ必要はない、新しいsdの魅力は、今のsd Quattroで十分味わえる、でもHが出たら、また購入に向けて前向きに検討するでしょう、ということです。
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sd Quattroは、誤解を恐れずに言えばバンカラっぽい道具というところでしょうか。孤高の存在で、他がどう思っていても知らない、というか。
本当は意識しているんでしょうが、他の人みたいになりたい、と思ったらこんな風なカメラにはならないでしょう。
8万円そこそこ、という価格も、(私も含めて)大方のSIGMAファンから見たらとてもリーズナブルに設定されたと思うものの、EOS7DⅡはともかくペンタのK3Ⅱとは同価格帯なので、APS-C機として見れば特別廉価でも高価でもないという範囲ではある、ある意味市場価格が決めた価格なのだと思いますが、SIGMAファンはそういう観点では見ていないと思います。これと比べて割安感があるから、とか思って買うカメラではないと思うんですね、SIGMAは。APS-C機としての画質は最高水準にある、というような記事も目にします。でも、それも(大胆に言えば)関係ないことです。仮に、sd Quattroの価格が12万円に設定されても私は買ったでしょう。APS-CだAPS-Hだ、というのも時々の技術的、経済的水準によるもので、35mmフルサイズがあるんですから、それが出来るなら待っているSIGMAファンも多いと思います。でも、APS-Cでいてくれた方がレンズラインナップの関係では都合がいいということだってあるでしょう。18-35mmF1.8は、35mm相当28mm~52mmだから、F1.8というスペックが生きてくると思いますしね。軽量化にもなるし。(私はそう思っています。)でも、Hのように、進歩することも決して忘れて欲しくない。世の中には35mmフルサイズカメラが溢れてきているのだから。sd Quattroの標準モデルと、Hの関係は、そんな関係ではないでしょうか。おおざっぱにいえば理想と現実、合理的に言えば、これで十分というところでもあると思いますし。
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SD1 Merrillユーザーの立場からすれば、今度の「SD」は、より完成度の高い一眼レフになって出て来るんじゃないか、大方の予想は、私も含めてそういうものだったと思います。実際やることもたくさんあったでしょうし。でも、高性能化を求めれば重量級にならざるを得ず、ミラーレス一眼の普及してきた今日では、そんな重量級のSDは、あまり商品性がないと思ったのでしょう。それはあながち間違ってはいないと思います。ミラーレスと考えると、sd Quattroのボディは、一眼レフ用のレンズを装着するためにフランジバックの長さを担保したボディになっていることが合理的に考えれば無駄です。ボディからレンズが大幅に飛び出してしまっているから。合理性のない設計は正義ではないと思いますが、従来のSDユーザーがそのままレンズを使えるという正義があります。今度のsdは、そういうSIGMAの考えに共感するユーザー(私もその一人です)にとっては、とてもユーザーフレンドリーな、それでいて、SIGAMAファンの望む画質はきちんと担保し、かつレンズを初め着実に進化している、そういうカメラになっていると思います。sd Quattroは、わざわざHを待って買い控えをするような中途半端なモデルではないと思いますが、同時に、進歩することも期待しています。なので、Hも楽しみ。SIGMAには、頑張って欲しいですね。

※2016.11.3 追記
SIGMA sd Quattro が、2016年度グッドデザイン賞の金賞に輝きました。おめでとうございます!
※2016.12.26 追記
SIGMA sd Quattro H 出ましたね。
価格も適切なところかな、と思います。実は今回、ちょっといっちゃおうかな、と思わないでもなかったのですが、別項で触れる理由で急遽、プリンターを買い換える必要が生じたため、やっぱり見送りになりました。(プリンターは、エプソン SC-PX7V/Ⅱを導入済み。なかなかいいプリンターでビックリしました。)
sd Quattro Hは、予想されたことですがファイルサイズが大きすぎるように私には思えます。私のPCでは、現在のHなしのsdでも結構「じっくり」現像するので、DCクロップするくらいなら現在のまま、Hなしの方が当面はメリットがあるなと思いました。当面、ですが。
bjiman


by bjiman | 2016-06-29 05:00 | 使用機材シグマのカメラ・レンズ | Comments(2)

喜多方市を歩く⑦蔵の町を歩く(大和川酒造)最終回

大和川酒造店は、江戸時代中期の寛政二年(1790)創業ということで、老舗らしい貫禄がありました。
(大和川酒造:SIGMA DP1 Merrill)

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蔵群そのものが、こうした近代化産業遺産になっています。酒文化の歴史を、今に伝える貴重な建物ですね。
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美味しそうなお酒がズラリ
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蔵の中にある座敷。ちょっとここで休んでいきたい気もしました。円形の大きなテーブルが印象的です。
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座敷は二間続きになっていました。こちらにも大きなテーブル。
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蔵の中で、耐えることなく湧き続ける清水が、自然の恵みを感じさせてくれます。
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コンサートなどに使うのでしょうか、フロントホーンの大型スピーカーが設置してありました。印象に残ったのは、ユニットがALTEC 409-8Cだったからです。私は高校時代、スピーカー設計に熱中していましたが、ユニットはALTECが最も好きでした。もちろん買うことはできませんでしたが、旧い時代のものは緑のハンマートーン仕上げが美しく、一度使ってみたいと思っていました。この409ユニットは高級なラインではなく、壁などに埋め込みで館内放送などに使うシーリングスピーカーで、現在でもエレクトロボイスに引き継がれて日本でも新品を買うことができます。しかも安い。ただ、有名なシアター用のラインとは違うものです。
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この蔵は現在は見学用となっていますが、江戸時代から使われているとのことで、そのタフな造りにも驚いてしまいました。
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今は少し離れたところで、酒造りが行われています。飯豊連峰の素晴らしい清水を用いて仕込まれているとのこと。
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今では酒造りに使う原料米も自社生産しているとのこと。酒造好適米が展示されていました。
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酒造好適米は、主食用の米(左のコシヒカリ)と比べて背丈が長いんですよね。
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最近のお酒は酒質の向上のために高精白のものが多いですよね。私が普段いただくような純米酒は50-60%精白程度のものが多い(それでも十分だと思うのですが)のですが、この展示でも40%精白まで展示されていました。
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大正時代に作られたという大正蔵は、今は展示室になっています。
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餅米を使ったお酒など、特徴的なものがありました。
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日本酒の種類って案外たくさんあるんですよね。本醸造と純米の違いとか生酒の意味とは知っていましたが、、、
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こちら昭和時代に建てられた昭和蔵は、今はコンサートなどに使われているようです。
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手すりのところも日本酒の瓶を使っておしゃれに。
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酒造りの仕込み水に使われる飯豊山の伏流水を引き込んでありました。水はずっと流れっぱなしです。自由に飲めます。
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あちこちでいろいろ買ったので、お酒がたくさん。レクサスHSのトランクは日本酒だらけでした。
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この後、漆塗りの工房に行って、お土産にお味噌汁用の小型の汁椀とお盆をここで買いました。
ここでは学校給食用の漆器も作っていて、子供時代から、こういうものを使う方針はなかなか良いなと感心しました。
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自宅に帰ってお土産の日本酒を並べてみました。二本松市でもたくさん買ったし、今後はしばらくは福島県の日本酒をいただけそうです。
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長々と続いた東北旅日記。とりあえず終わりです。
2016.5.5@喜多方市にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-06-27 05:00 | 東北旅日記(福島、会津) | Comments(0)

喜多方市を歩く⑥蔵の町を歩く(若喜商店のレンガ蔵群)

この、ただならぬ雰囲気の蔵。すごいです。
国の登録有形文化財となっている若喜商店のレンガ蔵群です。中でもこの蔵座敷は、明治37年に建てられたもので、外観もさることながら、内部がすごい。

(若喜商店 座敷蔵) SIGMA DP1 Merrill (トリミング)
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座敷の中は、贅沢な縞柄の縞柿の木材で、テーブルや柱、天井に至るまで総縞柿仕様。そのウネウネっとした模様に圧倒されます。
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反対側から覗いたところ。詳しい説明があります。
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縞柿は、茶室などで使われるのを目にしますが、こういうものです。
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こちら若喜商店の店舗自体も相当なものです。喜多方市出身で後で大成建設の社長になった方が東京工業大学の学生だった時に卒業制作として建てたものだそうです。
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こんなところで、ちょいと一杯ひっかけたい。
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こちらの店舗(昭和館)では、懐かしいプラモデルなんかがあって、正直欲しいものが山のようにありましたが、、、我慢しました。あっても荷物になるだけだし。。。
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入り口の細工が面白いと思いましたね。ちょっと星みたいにギザギザっとした形。
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この笹屋旅館の建物もすごい。創業は明治12年というからこの建物も相当なものでしょう。現役の旅館で、奥に新館があるそうです。
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郵便局までおしゃれに。
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駐車場に日産シルフィが止まっていました。今のシルフィはデザインが伸びやかで、ちょっと気の利いたコンパクトで気軽なセダンが欲しいと思った時に候補になる一台だと思います。シルフィは、初代の頃から憎からず思っている(実質的には)サニーの後継車ですが、日本ではティーダをサニーの後継としてプッシュしたこと、車種統合の関係でブルーバード・シルフィとして登場したことなどが影響してやや混乱させたかなという気もします。アメリカではごく自然に、サニーの米国名であった「SENTRA」名で売られていて2015年年間セールスは全米ベスト10の10位に入る人気車です。中国でも人気で、上海ショーでデビューして人気を博し、2015年年間セールスは4位。私はもう読まなくなりましたが、その頃読んでいた自動車車種別評論の単行本に、「誰も喜ばないクルマ」みたいに書いてあってひどく憤慨した覚えがあります。著書の評価は著者のリスクによってなされるものなので他人がどうこういうことではないのですが、自動車評論がユーザー目線に立っていない客観性を欠いたものになっていると思ったことのひとつでした。私はこういうバランスを欠いた感覚がはびこる自動車ジャーナリズムを非常に問題だと思っています。
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神社があったのでしょうか。存在感があります。

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おしゃれでレトロモダンな整骨院

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すごい蔵もある。
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次なる見学の酒蔵は、ここ大和川酒造。

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続きは明日。
2016.5.5@喜多方市にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-06-26 01:43 | 東北旅日記(福島、会津) | Comments(0)

喜多方市を歩く⑤蔵の町を歩く

喜多方市の中心部に出ました。蔵の町の町歩きを楽しみたいと思います。

蔵の町・喜多方 SIGMA DP1 Merrill
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観光地然としてはいますが、演出された昭和レトロな感じも楽しいものです。
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懐かしいたばこの箱は、見本だそうです。
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私が子供の頃は、こういう個人のメーカー販売店がどこにもあったものです。
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おいしそうな喜多方ラーメンのお店を見つけました。せっかく来たのですから、誰でも知っている行列店ではないようなところに寄ってみたいものです。
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旨さには自信を持っている、そんな感じがします。
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そしていただいたこのラーメン。最近私がいただいたラーメンの中でも記憶に残るおいしいものでした。なるほどいろんなラーメンがあるけど、喜多方ラーメンはブランドだけあって、特徴がありました。太い麺とスープの味のバランスがとても良く、コッテリ系のものではないため、何度でも食べられる気がします。(個人の感想です(笑)が、ホント、おいしかったですよ。)店主の方はお年を伺ってビックリの若々しい方でしたが、お話し好きな方ですっかり話し込んでしまいました。正確に言えば話し込んだ、、というのではなくお話しを伺っていた、という感じですが。お好きな地酒とか。ここでおすすめいただいたお酒、後で買いました。
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メニューはこれだけ。「喜多方ラーメン」600円。これが却って潔くて清々しい。
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おいしいラーメンをいただいて、さて町の散策に繰り出すと、あらあら素敵な建物。
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あちらこちらに貴重そうな建物があり、ここも有形文化財。なるほどじっくり見なければ、、、と思いました。
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長くなるので、続きは次回。できれば明日に。

2016.5.5@喜多方にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-06-22 02:51 | 東北旅日記(福島、会津) | Comments(2)

喜多方市を歩く④酒蔵訪問(ほまれ酒造)

喜多方市は蔵の町、酒の町。酒造メーカーがしのぎを削っています。
そんな酒蔵訪問、まずは喜多方の酒蔵でも最大規模、ほまれ酒造から訪問しました。
(ほまれ酒造駐車場にて)SIGMA DP1 Merrill
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駐車場から降り立ったけど、こんな工場がドカッと建っているだけでどこから入っていいのか全然わかりません、、、が、上の写真にあるとおり、この写真の真ん中の細い通路のところに「見学順路」みたいに書いてあって、あぁ指示のとおりに見れば良いのかと合点して歩いてみました。


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最初に見た看板がこれ。日本酒製造の最終工程の「上槽」に関連する説明から始めるというのも、(レイアウト上しょうがないのかもしれませんが)何故かなとの違和感がありました。
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巨大なステンレスタンクが林立しています。きっと施設の機械化も早かったのでしょう。
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日本最大の屋外型仕込みタンクで、1基当たり1,200石(一升瓶で12万本分!)の仕込みができるのだそうです。
これで1基12万本分か、、、と林立する一升瓶を思い浮かべながら見学しました。
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ほまれ酒造は、喜多方だけでなく、会津、福島県を代表する酒蔵だけにその規模も半端じゃありません。
工場の一部分には、立派な庭園もありました。
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日本庭園の前にある建物「雲嶺庵」では、いろいろなおもてなしができるようになっていました。
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早速、売店が主の内部に入ってみました。
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会津ほまれは、2015インターナショナルワインチャレンジにおける「チャンピオン・サケ」に選ばれています。
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売店のレイアウトも美しく、試飲をしながらお買い物が楽しめます。私はドライバーなので駄目ですが、代わりにツマが試飲しました。
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前社長の奥様の手作りというステンドグラスがきれいにお酒達を飾っています。

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建物の中から見る先ほどの庭園は、いっそう趣がありました。
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こうした建物の特徴でもありますが、欄間などの装飾は見事なものです。
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こうして工場見学しただけで、ずいぶんと親しみが湧きました。これも工場見学のメリットですね。
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工場見学を終えて外に出ると、きれいなニチニチソウのようなお花が咲いていました。
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おとなしく待っていた駐車場の我がレクサス・HS250h。お土産も一杯買ったし、次の蔵に向かいます。
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喜多方酒蔵めぐり、次回に続きます。
2016.5.5 @ほまれ酒造にて
SIMGA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-06-21 05:00 | 東北旅日記(福島、会津) | Comments(0)