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わたしの「いつかはCROWN」

読んでいて、知的な文章だなと思う時はとても爽やかな読後感があります。
ここ数年では、筑摩文庫「ギリシア神話」で読ませて頂いた串田孫一先生の文章、最近では京都大学の佐伯啓思教授の書かれたものを読むと、知性溢れる文章から上品さが偲ばれるような気がします。佐伯教授が、長崎県の軍艦島などの世界遺産登録の際に、これらが象徴する明治以降の近代化は、日本の産業革命を推し進めはしたが、同時に、常に西洋諸国をモデルにして取り入れるという思考のバイアスを掛けることにもなってしまった。現代は第二の産業革命とも言われるが、もはや欧米に追いつくことが目的ではなく、西洋がモデルにもならない時代であり、今私たちに必要なことは自分たちがどんな社会を作っていくかという考え方なのであって、そういう思考の改革が求められているのではないか、という趣旨のことをお書きになっているのを拝見したときは、まさに自分の考えていたことはこれだ、と思いました。それが自分がクルマのジャーナリズムを読みながら考えていたことだったからです。
と長くなりましたが、明日からは、私が以前から書きたかった、「日本のクラウン」について書いてみたいと思います。

(TOYOTA CROWN ATHLETE) SIGMA DP1 Merrill
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by bjiman | 2015-07-17 02:11 | CAR | Comments(0)

レクサス・HS250h インプレッション⑪ 燃費表記のあり方について

HSの燃費について、今回は、このとりまとめ作業を通じて改めて考えたことなどを書いていきたいと思います。

〈近郊の温泉施設にて〉SIGMA DP1 Merrill

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燃費データというと、JC08モードのようなカタログ燃費がメディアでは大きく取り上げられる一方、実走燃費は、季節や道路条件、運転方法などによってデータが大きく変動するものなので、取り上げられ方も様々。中には風評被害だと思うようなものもあります。私は自分の使い方の場合は、HSの実走燃費は難しいことを考えることはなく、ただただ40kmほど走ってやれば燃費は十分によい成績になるという風に考えてきました。今回、自分の考えてきたことをよりわかりやすくしてみようと思い、以下の表を作ってみました。今年1~6月の実走全データを「近所のみの走行:30km以下」、「普段よく使う圏内のドライブ:30km~90km」、「郊外への長距離ドライブ:90km以上」の3レンジに分け、全燃費データのうち、最高値、最低値、中間値のデータを2つずつピックアップして、レンジごとに示してみたのが次の表です。私の考えていたことが表にできたと思います。
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この表にあるとおり、近所のみの走行(往復30km以下:青い線)の場合は、この半年間、年間総平均の16.1km/ℓを超えたことは1回しかなく、その他は表にないデータを含めて全てが15km/ℓ以下で、最低は9.9km/ℓと一桁台です。
一方、日頃よくドライブする90km圏内の中距離(茶色い線)では、中間値が2つとも16.1km/ℓを超えていることから分かるように、半数以上のデータが平均値を超えています。
さらに、郊外へのドライブ(90km以上:緑色の線)では、高速道路も多く走りますが最低値の一つを除き、他の全てのデータで、平均値を超えています。
それぞれのレンジで、いちばん良いデータ(19.1km/ℓ)もいちばん悪いデータ(9.9km/ℓ)も、それぞれのレンジ別にキレイに分かれました。
このように、私の使い方の場合は、HSでは30km以上走ってやれば、平均値に近いか、平均値を上回る実走燃費が得られるというのが私の考えです。
また、ハイブリッドカーというと、初代プリウスの頃は、どんなに市街地燃費が良くても、高速燃費はダメだと言われたものでしたので、特に100km以上走ったデータは以前から記録していました。今回、1年9ヶ月で100km以上走った全データを表にしてみました。実走データを走行距離の昇順で並べ替えたもので、季節は順不同、エコモードで走ったケースと標準モードで走ったケースが入っています。
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データを見ると、この間の総平均の16.1km/ℓを下回ったのは3回だけで、かつ、走行距離が136kmを超えた全てのケースにおいて、総平均を上回っています。距離が長ければ長いほど、高速道路での走行も増えますが、高速道路を使うようなケースでは、出口を出てからの一般道のドライブも増えるので、結局全体としてみると距離さえ走っておけば良いという傾向には変わりありません。今では高速道路を併用しても、ハイブリッドは低燃費なクルマだと思います。
以前にも書きましたが、HSの兄弟車であるトヨタSAIがMCした後の自動車専門誌の試乗記では、SAIの実走燃費について、「120kmあまりを走って13.7kmだった、(JC08モードは22.4km/ℓ)」、という書き方をしていて大いに疑問を持ったと書きました。私の実走データから見ればずいぶんと低い数字であったからです。しかもこの記事が載っていた同じ号の中には、IS300hのテストリポートも始まっており、その燃費データも13.5km/ℓと、JC08データ(23.2km/ℓ)からすれば信じがたい低さであったので、一体どういう運転をすればそうなるのかと思っていました。広く一般に読まれる自動車専門誌の表記の仕方には、もっと客観性が必要だと考えているからです。

〈SAI(mc前)とHS〉 Ricoh GRD2
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(以後は、私自身の考えで意見する内容になるので、「more」の中で書いてみたいと思います。ご興味をお持ちいただける場合にはクリックして下さい。)


                     続きは、ここをクリックして下さい。(More)
by bjiman | 2015-07-12 04:13 | CAR | Comments(0)

レクサス・HS250h インプレッション⑩ HSの燃費③

レクサス・HS250h 燃費特集の③

千葉県の亀山・久留里を走り回った2月、東京アクアラインの追い風にもあおられて、寒い冬だったにも関わらず、途中までの高速燃費は、18.7km/ℓと絶好調。
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〈寒い日でした。久留里城近くの駐車場にて〉SIGMA DP1 Merrill
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今回は、HSの燃費には厳しい2月と、少し回復する3月の燃費を見ながら、HSの燃費について考えてみます。まずは、表を見て下さい。
前回と同じく、青い線が日々の実走燃費、茶色い線が日々のガソリンの消費量、赤い直線は私のここまでの総合平均燃費(16.1km/ℓ)を示しています。
寒い2月は燃費の成績が出にくく、16.1km/ℓの平均燃費を上回ったのは最初の1回だけ。でも前回触れたように、走った5回全てで、燃料消費量の多寡が実走燃費の高低にダイレクトに結びついており、11.6ℓ消費した最初のドライブに続き、5.5ℓ消費した時に2番目の成績(15.8km/ℓ)が出ています。また、長い距離を走った方が燃費がいいといっても、そんなに長い距離を走る必要はなく、2.6ℓの消費時(計算上の走行距離は約40km)にも15.7km/ℓという良い値が出ています。成績が出なかったのは、消費量が2ℓ(計算上の距離は26.4km)の時と、1.8ℓの時の2回です。ただ、そこそこ走っているので、いずれの回も13km/ℓ台で、落ち込みは最低限ですんでいます。
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3月に入って、たぶん近郊の温泉施設だと思いますが、4.9ℓ(計算上87km)走った時に、ベストの17.7km/ℓ、3.3ℓ(計算上55km)走った時に2番目の16.7km/ℓが出ています。ボトムは、1.1ℓ(計算上12km)走った時の11km/ℓでした。最後の3ℓ使って15.8km/ℓだったときはディズニーランドの往復で、結構混んだ街中の走行でした。
いずれにしても難しいことは考えることはなく、ただただ40kmも走ってやれば、HSは寒い冬でも15km/ℓ台の成績を出してくれるので、この頃、かなり信頼を持つに至りました。

〇私の考える「エコ運転」
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HSには走行モードに、標準とエコモード、スポーツモードの3つのモードがありますが、HSが納車されてしばらくは、担当セールスマン氏の助言に従って標準モードでの運転に慣れるようにしていました。半年も経った3月、ふと思い立ってエコモードにしてみたら、ピアノのマフラー(消音)ペダルを踏んだようなアクセルの感触になってごく最初だけは違和感がありましたがすぐに「この方がキレイに運転できる。」と思いました。HSは2,400ccエンジン+モーターでシステム馬力190psもあるクルマなので、信号から信号までが短い地方道での走行ではちょっと踏んだだけで速度が乗りすぎる感じがあり、オットット、、、という感じがありましたが、エコモードにしたらアクセルの踏み加減と、速度の乗り方が自分にとってはリニア(直線的な)な感触になったため、非常に感触の良いブレーキのお陰でキレイに乗れる、という風に思ったのです。そして、それまで低迷していた実走燃費の数字がぐんぐん向上し始めました。(2014年2月14km/ℓ、3月15km/ℓ、4月16.3km/ℓ)。いつも運転内容を解析しているHSのナビの方でも、おだててくれるようになりました。

〈お世辞だと分かっていても嬉しいものです。〉
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〈色々なパターンがあります。おだてるのにも気を遣っていますね。〉
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ところで、燃費を考えると、ハイブリッドシステムとの関係を考えざるを得ません。
ハイブリッドシステムは、ガソリンエンジンの効率の悪い部分、つまりコールドスタート時や、強い加速を要する時などにモーターアシストするとともに、速度が乗って慣性走行している時など低負荷時に頻繁にエンジンを切ってとにかくエンジンを休ませることで燃料消費を抑えているんだと思いますが、その上では静かに発進したくなるのですが、それではスムースな流れについていけない場合があります。私は低燃費にはしたいけれども自分勝手に走りたいとは思わないので、発進時はしっかりアクセルを踏んで流れに乗るようににしています。ググッと踏むと音は煩くなるし、目の前の燃費計の数字がパパパッとコンマ以下が落ちたりするので心理的な躊躇がありますが、却ってこの方が燃費にもいんだと思うようになりました。
きっかけは、プリウスで、30km/ℓ走る方法を解説した一般の方のブログを読んだことです。
プリウスで燃費リッター30kmを超える運転方法
私が気をつけていることは、この最初のググッとやって後はスムースに慣性走行する方法という程度で、いわば電車みたいな走行感というんでしょうか、これだけを気をつけています。
後は、ただただドライブを楽しんでやるだけ。私のHSは、これだけで低燃費を出してくれています。
今回は、とりあえずここまで。
次回は、ハイブリッドカーと燃費表記のあり方について、自分なりの考え方を整理してみたいと思っています。

今回のおまけは、「more」で。



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by bjiman | 2015-07-09 01:57 | CAR | Comments(2)

レクサス・HS250h インプレッション⑧ HS250hの燃費

レクサス・HS250h はハイブリッドセダンとはいえ、快適性や静粛性の向上など、必ずしも燃費だけを狙ったコンセプトではないものの、やはり燃費の数字は私もいつも気にしています。今回からは、そんな燃費についてです。

(2015.6 近郊の温泉施設駐車場で、珍しいファイヤーマイカメタリック(濃い茶色)のHSと一緒に。)
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レクサス・HS250h が我が家に来たのは2013年9月末。以来、今年の6月末日で1年9ヶ月。9,744km走って、ここまでの総合平均燃費は、16.1km/ℓでした。HS250hのカタログデータは、JC08モードでは、20.6km/ℓなので、その約78%程度で走ったということになります。
(一般社団法人)日本自動車工業会の記事によると、実走行燃費は JC08モードより約2割程度低い傾向にあるとのことなので、私の場合、平均的なところかと思います。
 ちなみに、レクサス車の場合は、全国の同型車(2013.1月MC後のHS車)ユーザーの中でどのくらいの順位かが分かるようになっています。16.1km/ℓは、約1万台の同型車のうち、1,500番台の後半くらいです。
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ハイブリッド車が多くなり、高燃費のクルマが増えたとはいえ、2,400cc のセダンとしては、いつも16km/ℓ以上の燃費で走ってくれるというのは嬉しいことです。
それだけ足が長いということになり、下の写真の6月末時点の場合、満タンから285.7km走って、燃料タンクはまだ1/4を過ぎた程度。このまま走った場合の航続可能距離が486kmとなっているので、1回の燃料補給で、計算上は771.7km走る(そこまで走らないにしても)という事になります。
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ひとくちに16.1km/ℓといっても、総合平均なので、月によってかなりのバラツキがあります。
HSが我が家に来たのが2013年9月末なので、2013年9月~2014年8月を第一期、2014年9月~2015年6月末日までの第二期として月平均燃費を表にしてみたのが以下です。
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第一期よりも2年目となる第二期の方が全体的に燃費が良いのは、2014年の4月以降は、ほとんどエコモードで走っていることと、何となく燃費を出す運転が身についたからだと思いますが、年間を通じたバラツキの傾向は第一期も第二期も似ており、このことから私の体験をまとめると、
① 快適な季節の9月~11月と4月~5月は、安定して17km/ℓ程度となるものの、2月や8月は数字が伸び悩んでいます。
  普通に考えればエアコンの負荷がかかるからだと思います。
② 12月が極端に落ちているのは、年末が多忙でドライブに出かけられず、近所のスーパーなど短距離走行が多くなることが要因だと思います。
  ロングドライブをした1月は、第一期も第二期も燃費が伸びているので、必ずしも気温だけが要因ではないと思っています。

続きは次回。

by bjiman | 2015-07-03 01:33 | CAR | Comments(2)

夏の着物は薄物(うすもの)

7月になったら、着物は薄物(うすもの)というものになります。
絽(ろ)や紗(しゃ)といった涼やかな織り方をしたもの、麻などこれはこれでバリエーションが豊富にあり、私は薄物の着物がとても好きです。夏は色々お祭りなどもあり、着物を着る機会もそれなりに多くありますので、今年の夏も着るのを楽しみにしています。

小千谷縮は麻の着物です。とても軽く、爽やかな着心地の夏の定番です。これについてはまた別途詳しく書きたいと思います。帯は福島県昭和村の伝統工芸品・からむしです。
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by bjiman | 2015-07-02 08:06 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(2)

レクサス・HS250h インプレッション⑥ SAIとの違い

〈ヤブカンゾウ〉 2015.6.28 川崎市立日本民家園にて (SIGMA DP3Merrill 50mmF2.8/開放、1/400秒,ISO200)
天気のいい日曜日。川崎市の生田緑地にある日本民家園の庭先で、もうヤブカンゾウが咲いていました。このオレンジのお花を見ると、夏だなぁと思うのです。DP3Merrillの50mmF2.8を開放で使って。
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さて、前回は、トヨタのレクサスブランドとトヨタブランドの作り方の違いなどに触れてきました。HSの場合、トヨタブランドには兄弟車のSAIがあります。

〈TOYOTA SAI〉 2015.1.17 お台場・TOYOTA MEGAWAVE にて (SIGMA DP1Merrill/F4.5,1/80秒,ISO200)
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SAIは、コロナサイズでミニクラウンのようなFRの小型セダン・プログレの後継車として開発されたセダンです。プログレは小さな高級車という日本では難しいコンセプトのクルマでしたが、私はこのクルマ、とても好きでした。私の周囲でも、お世話になった先輩がマークⅡの代替えにプログレを購入したのですが、色々な事に拘りのあるその方らしい選択でした。一方、SAIはプリウスに次ぐハイブリッド専用車として初めてのセダンでした。2009年にこのクルマが登場したとき、アップデートしたマークⅡのように感じ、トヨタが新しい時代に入ったのだなと実感したことを覚えています。
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SAIは、全長が4,695mm とHSよりもわずかに小さなサイズで、HSの全長が4,710mmと日本の小型車規格である5ナンバーサイズの全長(4,700mm以下)を僅かに超えるのに対し、4.7m以下にされている点が国内専用車として考えられている設計だと感じます。
SAIはトヨタブランドなので、内装の素材・カラーは、メーカーが仕立てた組み合わせを選ぶ「吊し」の作り方です。HSとインテリアの基本的な造形は同じであるものの、ずっと落ち着いたオーソドックスな印象です。
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SAIの内装色はトヨタブランドとしては多い方で、ファブリックで3色。写真はブラックですが、濃い茶色の差し色が入っています。細かいディティールでいうと、右側に青いパワースイッチがあるのはトヨタブランドならでは。レクサスは輸出があるので国際的に一般的な中央に配置されている点が違いです。
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(HSの場合は、パワースイッチは、ダッシュボードエアコン吹き出し口の横にあります。左ハンドル車の場合は、右手で押せるのでいいのですが、国内用に右ハンドルにすると左手で押さないといけないので、大したことではありませんが、あえて国内用と限定するなら、SAIのように右側にあった方が違和感はないと思います。)
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SAIの場合、ボディカラーが7色、内装はファブリックが3色で本革はブラックのみという風に仕様が絞られている吊しの作り方である点がトヨタブランドならではで、HSのように、ボディカラーが10色、インテリアの素材がファブリック、本革、セミアリニン本革と3種類、色が6色ある中から自分の好きな組み合わせをオーダーする方法との違いです。
内装色も、MC後のHSのイメージカラーは「エクリュ」(生成り色)という日本では伝統色ではないフランス由来の色を中心に明るい華やかな色を配しており、これらを自由に組み合わせてオーダーすることで、欧州(風)のエレガントなクルマの仕立て方を楽しむという狙いだと思います。一方、MC後のSAIは、トヨタ車に多いフラクセン(亜麻色)、ブラックの他に「アカネ」=茜色を設定し、この中から選んでくれという吊しの仕立て方です。色合いも落ち着いていますので、この方が面倒では無くて良いという場合には、価格も抑えられているのでずっと合理的な選択だと思います。また、茜色は、万葉の時代から古来日本にある伝統的な色です。メディアはそういう事を全然触れていませんが、メーカーは、非常にコンセプトを煮詰めている感じがします。SAIは、女優さんをCMのイメージに使って、女性に対するアピールを高めていますが、私は、実はSAIのコンセプトのターゲットには、落ち着いた色合いを好む中高齢の男性に違和感がないようにしているのではないかと考えています。実際、トヨタのショールームであるMEGAWAVEに展示されていたこのSAIも、内装色はいちばん落ち着いたブラックを展示しているわけですし、SAIのHPに載っている「オーナーズヴォイス」の欄を見ても、今日時点では、全員が40代以上の男性です。それがまさに、ミニクラウンのようなプログレの後継車ということではないかと思います。
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SAIは、私はよりオーソドックスなMC前のスタイルの方が好きでした。HSもボディはそうなんですが。HSとSAI、どちらが好みかははっきり分かれると思います。
HSに魅力を感じる方に、SAIは検討対象にならないでしょうし、SAIがいいという方にはHSはピンと来ないでしょう。
私はこの2車はいい作り方をしていると思いますが、自動車車評本などを見ていると、こういう兄弟車的な作り方がブランド戦略上不利ではないか的な意見を目にします。
私からすれば少々違和感がある意見ということになりますが、この辺りは次回。


by bjiman | 2015-06-29 07:59 | CAR | Comments(0)

レクサス・HS250h インプレッション④ HSとSAI ~レクサスとトヨタのスタイルの違い~

〈ライラック〉 2015.5.5 札幌市北区 若草公園 (SIGMA SD1Merrill/SIGMA 70-300mmF4-5.6DG/F5.6,1/400秒/ISO200)
 札幌に暮らした2年間の思い出は尽きることがありませんが、札幌というとまず思い出すのが、市の木でもあるライラックのお花。北の地に春が来たことを告げてくれる可憐なピンクは、私たち夫婦の心をときめかせてくれました。今年のGW、久しぶりに訪れた北区の若草公園で、ちょっと気の早いライラックが私たちを出迎えてくれました。 ライラックは、フランス語由来の「リラ」とも呼ばれます。リラというと、80年代に青春を過ごした私は、Rajie さんの「リラの日曜日」を思い出します。「通りはリラの香りに包まれて~♪」なんて、私が大好きな大貫妙子さんの提供したこの曲を、Rajieさんは、独特の歌声で聞かせてくれました。Rajieさんというと、同じく大貫さん提供の曲である「アパルトマン」も好きでした。そういう点では、フランスに対する憧れがありました。
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私はレクサス・HSを見たとき、フランス車的だなと思ってかなりびっくりしました。
学生時代からのシトロエン好きで、X'sara に14年も乗っていた私ですが、HSを試乗した時、その座った座面位置の高さ、視界の感じ、フロントスクリーンから見える景色がシトロエンから乗り換えた違和感がなく、あぁこれなら付き合っていけると思いました。

〈インテリジェントAFS〉2015.4 レクサス店にて(SIGMA DP1 Merrill/F3.5,1/125秒,ISO200)
 カーブ時などステアリングを切った方向にヘッドライトの照射軸を動かす仕組みは、シトロエンDSのディレクショナル・ヘッドライトを思い出させます。
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レクサスにおけるHSの位置づけは、エントリーレベルを受け持つだけではなく、より上級のIS、GSがいずれもFRでドイツ車的なスポーツセダンの性格を持つのに対し、HSはフランス車的なFFのエレガントなセダンを指向したのではないかと思います。もちろん、GSやLSのユーザーであるお父さんのご家族である奥様やご令嬢に向けた用途ということも考えたのでしょう。実際、私がHSを購入した時にも、セールスマン氏から「HSは女性のファンが多いですね」と聞きました。
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トヨタの中でも、レクサスブランドとトヨタブランドの違いのひとつに、クルマの発注方法を挙げることができると思います。
トヨタブランドの場合は、ボディカラーとシートカラーなど、一定の仕様を決めて予め生産してしまう方式。内装の素材や色の種類は少なく、グレードによって仕様が決まっています。これは、スーツでいうところの「吊し」。ボディカラーも特別色は別料金になります。クルマを注文するとき、「在庫を確認します、、、」とセールスマン氏がいい、在庫があれば納期が早くなったりします。在庫がなくても、「別の色だったら在庫があるのですが、、、」と特別にお値引きしていただけることなどもあったりしました。日本では、伝統的な注文方法です。トヨタブランドの場合は、最高級車のマジェスタの場合でも、この吊し方式です。
例えば、クラウンで、写真のクラウン・アスリートの場合、内装は、素材がファブリックだと、色は写真の黒/赤と、黒/黒の2色ありますが、標準は黒/黒で、黒/赤は注文時に指定が必要になります。そもそも「指定がなければ黒になります。」という断り書きが、この方式の特徴を表しています。また素材が本革の場合は、色は黒しかありません。それで良いという考えの方向けなのです。むろん、色・素材はクルマの性格によく合わせて吟味されており、仕様を絞ることで合理的に生産し、価格を抑えていると思われるので、これはこれでいいんだと思います。
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一方、レクサスの場合は、ボディカラーと内装のカラー、ダッシュボードやドアパネルなどに貼るオーナメントパネルの色を注文者が一つ一つ選んでから発注する受注生産方式です。一部の限定車を除き、在庫車という考え方がなく、一台一台、購入者の希望に合わせて受注するので、注文したら取り消しが出来ません。これは、スーツでいうところの「パターンオーダー」。ボディカラーと内装色、パネルの組み合わせは自由で、ボディカラーによる価格の違いもありません。全部同じです。いうまでもなく、これは欧州の注文方法を一部、取り入れたものだと思います。価格は上がりますが、そういう選択が出来る方が良いという方も多いと思いますし、特にイタリアやフランスのクルマには、昔から内装色に豊富な色を揃えているものが多く、私が好きだったエンリコ・フミア氏デザインのランチア・イプシロンなんて、シートの素材が、ファブリック、アルカンタラ、本革とあって、ファブリックはデザインが4種類あって、それぞれにカラーが数種類、全部で14種類もの設定がありました。こういうものをじっくり選んで、ゆっくり納車を待つというのがヨーロッパのスタイルだということを、「昔は自動車専門誌で」勉強したものです。
では具体的には、というのは長くなりましたので次回。

by bjiman | 2015-06-21 02:49 | CAR | Comments(0)

レクサス・HS250h インプレッション③

〔トラノオ〕 成田市坂田ヶ池総合公園にて SIGMA DP3 Merrill/50mmF2.8、F4.5,1/200秒,ISO200)
 トラノオには、山地で咲くオカトラノオと沼地で咲くヌマトラノオがあるそうですが、花穂が曲がるこちらは、オカトラノオのようです。森の散歩路のしっとりした空気感の中で、美しく輝く純白が印象的でした。
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 前回は、自動車専門誌のWeb記事で、クラウンやカムリ、SAIなどトヨタハイブリッドに比べて、HSを積極的に買おうとする理由が見つけにくい、というような、(私から見れば)実におかしな記事について、書きました。
 私のような素人が言うまでもなく、今の日本の自動車は、①販売量が桁違いに多い北米市場のために作られたモノ、②反対に、国内事情を考慮した国内専用車、③その他、に分かれると思います。
 カムリは、北米市場で13年連続乗用車販売ランキング1位の金字塔を打ち立てた①を代表するクルマ、反対にクラウンは、国内のクラウンユーザー(だけ)を見つめてきた、豊田社長のお言葉を借りれば「日本人のプライドを乗せて走ってきた」国内用のクルマです。ではHSやSAIはというと、HSは、アメリカにも輸出されていましたが販売不振で2013年1月のMC後は、国内専用車になっています。SAIは最初から輸出はされていません。でも②とは違い、③のうち、欧州風に仕立てられた国内専用車というタイプです。
(Lexus HS250h ’Harmonious Leather Interior II’/SIGMA DP1 Merrill)
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 言うまでもなくクルマを作るのは人間であり、クルマの性格は、自ずとその国の人間性、社会性、嗜好が反映すると思います。ドイツ人の作る機械は精巧だけどエモーショナルな感受性という点ではイタリア車、合理性という点ではフランス車、貴族的な階級社会を感じさせるものといえばイギリス車です。その国の文化は、当然食文化にも色濃く反映される訳で、イタリアンしか食べないイタリア人の作るクルマは、非常に保守的な面があります。食の美を追究し、常に新しいメニューを追求するフランス人は、柔らかく美しい乗り心地と、シトロエンのような時にアヴァンギャルドなスタイルを出してきます。そうすると、日本人を表すものは、私は「多様性」だと思います。懐石を愛する一方で、イタリアンも大好き、デートはフレンチでして、世界中で有数のカレー好き、、、こんな国民性がクルマにも反映するのはある意味当然だと思います。アメリカン的な日本車、欧州車的な日本車、日本車的な日本車、私はどれも大好きです。
そんな中で、HSやSAIは、欧州車的な日本車、という部類に入ると思いますが、HSとSAIは、自動車の作り方の点で異なります。それが、レクサスとトヨタの作り方の違いでもあります。

続きは次回。



by bjiman | 2015-06-17 02:26 | CAR | Comments(0)

レクサス HS250h 1年7ヶ月のインプレッション①

レクサス・HS250h を購入してから2年近くが経過しました。
自分にとってはとても用途にあった選択で、とても気に入っています。
この間、色々な新車が出たり、時代の変化もありますが、私にとっては、今選んでもやっぱりコレになるだろうなと思うのです。HSは、レクサスにあっても、また、このクラスのクルマの中でもメジャーな存在ではないので、メディアへの露出量が多くありませんし、自分なりに感じた魅力に触れているものもあまり見かけません。
素人ではありますが、自分なりの言葉でHSの魅力を書きたいと思います。
(長くなりますので、興味のない方は読み飛ばして下さい。)
(市内にて。SIGMA DP1 Merrill)
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◎魅力のひとつは、手頃なサイズ。
 以前も書きましたように、このクルマの魅力のポイントは、全長4,710mm×全幅1,785mm×全高1,495mmというほどよいサイズ設定にあると思っています。
 このクルマを買ったのは40代も最後になる頃でした。年齢に応じた落ち着きと親世代でも乗りやすいゆとりがありながら、最低限の大きさに納めたいと思うと、全長4,710mmと全幅の1,785mmというのは今の日本で使うには無理なく乗れるギリギリのところだと思います。
このサイズがフィットしているのは、まず第一には駐車場のサイズ設定があります。クルマは出かけたら必ず駐車しなければならないので、どんなところでも無理なく駐められるサイズが重宝します。
 日本では長く5ナンバーの小型車規格(全長4.7m以下、全幅1.7m以下)が定着してきたので、この写真の駐車場もそうですが、全長が4.7m程度のクルマまでであれば、大体の駐車場は無理なく収まるように設計されているように思います。 
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また、全幅の面においても、最近はどんどんクルマが大型化しているので、この駐車場もそうですが、線を引き直している駐車場をよく見かけます。この駐車場のように、クルマとクルマの間の線を輪のようにしている例も多く見かけるようになりました。隣のクルマとの間隔を開けるようにとの考え方だと思いますが、横幅が大きくなればなるなるほど、自分が駐車場に入れても、隣のクルマとの都合でドアの開閉に神経を使うようになってしまいます。5ナンバー規格の1.7mから見るとHSの1,785mmは8.5cmオーバーですが、この程度までであれば、それほど無理なく納められ、隣のクルマとも一定のゆとりを持つことができると思います。
5ナンバーは、横幅が1.7m以下でしたから、全幅を1,695mmにしているクルマが多くありましたが、安全性の向上やデザイン性などもあって、欧州車では、カローラクラスのVWゴルフでも全幅は1.8mあり、ましてや、HSのようなDセグメントクラスのクルマでは今は欧州車で1.8mを下回るクルマはありません。このため、HSの全幅1,785mmmというのは欧州でいうDセグメントクラスのクルマとしては縦長の、日本独特のディメンションだと言えると思います。最近では、スバル・レガシィが米国での販売を考慮して一層大型化したために、これでは日本では受け入れられないだろうと日本専用に用意された、スバル・レヴォーグのサイズが全長4,690mm×全幅1,780mで、HSとほぼ等しいことから言っても、この辺りが今、日本国内で使用するには使い勝手の良いところということなのかなと思っています。

次回は、この辺りについて一気に書いてしまおうと思います。

2015.6.13
SIGMA DP1 Merrill




by bjiman | 2015-06-14 03:05 | CAR | Comments(0)

初詣

毎年、年末年始は私とツマの実家を訪問する事が最も比重が大きい行事となる。
面倒だとも思うが、普段は会わない甥っ子や義兄に会うことも楽しみの一つだ。
今年は、自分の実家では、子供のころから初詣に出かけていた地元の神社に大島の着物を着て初詣に出かけたことが思い出に残った。私がいつかは着物を着たいと思っていたのは、父親が正月、元旦の朝には必ず藍色の着物を着て、家族一人一人と新年の挨拶をする習慣を持っていたその姿に憧れていたからだ。今年のお正月は、その姿を胸に甥っ子と神社にお参りすることが出来た。新年早々の嬉しい出来事である。
ツマの実家では、義兄が購入したテレビゲームマシンのテニスゲームが望外に面白く、ツマも一緒に夫婦対決や義兄対決に深夜まで興じ、楽しいひとときを過ごした。
そんな行事が終わると、我が家では毎年、地元の松戸神社に初詣に出かける。

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少し空くのを待ってからにしようと出かけたが、結局夕方になってしまった。
いつものように、1年間の健康と、無事に過ごせるように祈念するとともに、1年の健康や無事に感謝しつつ、昨年のお札やお守りをお返しし、新しい今年のお札、お守りをいただき、おみくじを引いて今年一年の無事を願う。
いつもの繰り返しであるが、毎年毎年、このような行事が好きになる。不思議なものである。
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着物はシンプルな紬が好きで、最近はリサイクルで購入した結城紬のアンサンブルを好んで着ている。真綿を使う結城紬は着心地が柔らかく、特に冬は暖かいのも嬉しい。男性の着物といっても、秋から春までを着る袷(あわせ)、春先と秋口の単衣(ひとえ)、夏の薄物と季節や用途に応じて色々な着物があり、素材も正絹の紬、お召しなどの織物や、江戸小紋などの染め物などとても幅が広い。
紬といっても実際には紬ではない大島と紬の代表格である結城では着心地がまるで異なり、両者それぞれに味がある。
正絹に限らず、夏物の小千谷縮などの麻、普段着に綿の会津木綿、同じ綿でも着心地の異なる久留米絣は、今とても気に入っている着物である。
最近は「着物男子」という言葉もあるようであるし、着物姿の男性も見かけるようになった。
リサイクル店では、ふと目のあった着物姿の男性とお話しさせていただいたこともある。
私は、着物は日本の大切な文化だと考えており、今年も、あまり着こなしは上手ではないが着物姿で出歩く回数を増やし、着物のPRをしたいと考えている。
そんなことを考えた、終わってみればあっという間の冬休み最終日であった。

camera: SIGMA DP1 Merrill


by bjiman | 2015-01-05 00:02 | 松戸周辺の庭園、寺社仏閣等 | Comments(2)