森と梢のみち~房総ふれあいの道を歩く

養老渓谷旅日記も2日目。この日、1月7日の予報は曇りのち雨で、降水確率は80%。天気予想図の時間別推移を見ていたら午後には雨になりそうでした。
となると、フィールドで歩ける時間は3時間もないくらい。そんな条件で、前日に予定を立てたのは、「房総ふれあいの道」の「森と梢のみち」というコース。全長10kmほどで歩くと3時間ちょっとのコース。今回は、クルマの駐車場の関係で起点を養老渓谷駅にした(駅前に1日500円のパーキングが整備されているため)関係もあり、コースの半分ほどを行き、コースの半分を行ったところで引き返して同じコースを歩くという風にしました。

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コースはマップ右下の「森と梢のみち」
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養老渓谷駅を出発すると、最初の案内標識。目的の折津熊野神社までは3.8km、往復7.6kmの道のり。大福山コースは昨年歩いたところ。くわしくはこちら
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スタートしてすぐ、養老渓谷駅の踏切を渡ります。このコースのいいところは、目的の折津熊野神社から2km弱で隣の駅(上総大久保駅)に出ることなんです。今にも雨が降り出しそうな天気でしたから、天気模様によってはターンして帰らずに、そのまま上総大久保駅で汽車を利用する考えでした。
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子供の頃から電車好きだった私は、こういう線路の景観を見ると、つい写真を撮りたくなります。
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養老渓谷駅を眺めてみました。駅には汽車や駐車場利用者が無料で利用できる足湯もあります。(後で入ります。)
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しばらく歩くと景観が変わってきます。この民宿、なんだかすごい外観だなぁ。
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橋が好きな方ならちょっと惹かれるんじゃないか、と思うような特徴的な景観の青い橋。
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この橋から見える景観は、もう、ここ「ほんと千葉県?」と聞きたくなるような山村の中。東京から車でわずか1時間半ほどでこの景観は、かなり貴重なロケーションだと思います。
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典型的な人工林の景観。この辺は植林したんでしょうね。
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下は養老川です。
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まだ民家がある辺りでは、畑でユニークなかかしを見ました。
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こういった細い道を歩いて行きます。ここは軽自動車がやっと、という幅です。
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T字路など、迷いそうなポイントには、タイミング良く標識が丁寧に出ているので歩きやすいです。
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1.2km歩いたところで、林道へ入る分岐。いよいよ山道を登っていきます。そんなすごいもんじゃ、ありませんが。
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しばらく登るとさっと視界が開けてさきほど渡った青い橋が見えています。
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実際に視界で見えるのはこんな感じですが。(上は望遠)
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山道ではありますが、舗装されているし、分かれ目は標識があるしで、迷うことはないと思います。舗装はされていますが傾斜は結構あるので、普段運動不足の私には実にちょうどいい運動強度です。
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駅を出てから50分。山の中から集落が見えてきました。ゴール近しを感じさせます。
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山を軽快に降りてくると、なにやら動物の気配。。。辺りを見回すと、イノシシ用なのか、箱罠がしかけてありました。獣道があるんですね。
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山道を降りきって集落に出ると、すぐに、今日の目的地、折津熊野神社に出ました。ここまで3.8km。
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由緒はよく分かりませんでしたが、いかにも歴史がありそうな威厳がありました。
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お天気はまだ持ちそうだったので、お参りをしてから、来た道を帰ることにしましたが、さきほどの箱縄の辺りで、ふと足下を見ると、いかにも一目で分かる獣の糞があり、耳をすますと、山の方からガサガサ、、、という音。何かいる!と思いそそくさと先へ進みました。自然の中ですから当然ですが、こうした道を歩くときは必ずペアで、一人歩きは避けたいものです。
続きは次回。

# by bjiman | 2017-01-13 05:00 | 養老渓谷、久留里旅日記 | Comments(0)

養老渓谷でしし鍋~大好きな黒湯の温泉~

今年は1月7日~9日が3連休だったので、昨年末に養老渓谷温泉の予約を入れて楽しみにしていました。
旅館は、昨年も1月10日にお世話になった嵯峨和(さがわ)さんです。
1月4日からの仕事始めを乗り切り、スケジュールの関係で、7日5時過ぎ、ようやく養老渓谷に到着。お部屋は、ベッドの洋室と和室がある和洋室でした。
(SIGMA sd Quattro+SIGMA 18-35mmF1.8DC Art)
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洋室部分はほぼベッドのみですが、雰囲気が和室とまったく異なるところがおもしろい。落ち着いて寝られそうです。紅葉の時期は窓からの眺めがとてもキレイだそうです。
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もちろん和室はゆったり畳にころがって横になれるので、これは落ち着けるお部屋でした。
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到着が5時過ぎてしまったので、まず温泉に入ってゆっくりしてからお食事。ここの温泉は黒湯といって焦げ茶色(珈琲色)で、いかにも養老渓谷の森林が育んだ土地の形質が浸透したようなトロトロの柔らかいお湯です。嵯峨和さんのお風呂はカランにも温泉を入れているので、最初に身体を洗う段階で、トロトロの温泉に包まれます。
温泉にたっぷり入った後はお食事。養老渓谷のエリアではイノシシ猟も行われていて、ここの名物もシシ鍋なので、もちろんシシ鍋のコースを予約していました。
食べきれないほどの量です。 (SIGMA DP1 Merrill)
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最初は先付けと前菜。養老渓谷は山の中なので、山と渓谷の幸という雰囲気になっています。
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乾杯は自家製のシソ梅酒。
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早速これから。養老渓谷らしいジビエが早くも。これ、何だと思いますか? 養老渓谷の野山を駆けまわり獣害をもたらすシカのタタキです。一見牛のタタキにも見えますが、シカなのであっさり目の淡泊な味。お凌ぎ的な位置づけかな。
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向付。お刺身のお造り。マグロや貝、地魚などなど。
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鶏肉の焼き物。こちらはほっとする安心の味。
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これがまた旨い!銚子辺りでも良く釣れている「ホウボウ」の唐揚げ。これはほんと美味しくて、あっという間にいただいてしまいました。養老渓谷は山の中ですが、山を越えた先は太平洋なので、海産物のメニューも豊富です。
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おっとご紹介が遅れました。お酒は、お隣の勝浦の地酒、腰古井(こしごい)の生酒をいただきました。これ美味しいんです。今年は千葉のお酒をたくさんご紹介していきいたいと思っています。景気とか雇用とか色々言う人もいますが、私は地元のものを愛することがまず出来ることなんじゃないかと思います。全国には銘酒の数々がありますが、それはその地元の方々がまず愛すれば良いことで、私も定期的に他県のお酒もいただきますが、レギュラーは地元の銘酒。千葉県の地酒は、美味しい銘酒が数多くあるにも係わらず知名度が高いとはいえず、うっかりするとこの辺の酒屋さんではおいてないということも珍しくないのですが、最近は、近くのダイエーとかコンビニとかでも置くようになってきていて実に好ましいことだと思っています。グローバルもいいですが、灯台下暗しにならず、まず足下を見ることだと私は思います。
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さて、お楽しみのシシ鍋です。千葉県辺りでシシ鍋?というと疑問があるかもしれませんが、養老渓谷のある市原市では近年、イノシシが急増していて、平成27年には年間2,106頭も捕獲されています。獣害も相当なものなので、こうして利用できるジビエはどんどん美味しくいただくべきだと思っています。
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できあがりました。美味しそう! ちなみにお隣のお鍋は豆乳で、湯葉をいただくものです。
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シシ肉は、家畜の豚よりは固い食感ではあるかもしれませんが、肉は甘いし、本当に美味しいですよ。もちろん好き嫌いは個人の好みではありますが。
ここのは自家製味噌だれがいい味付けになっています。
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もうすっかりお腹いっぱい。このコチの煮魚は、ちょっと残してしまいました。。ちょっと固かった。
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写真には撮り忘れましたが、ご飯は竹の子ご飯で、これは美味しかった! お隣の席の方は、おにぎりにしてもらっていました。
さて、お腹いっぱいで満足のお食事。お食事中は夢中で気づきませんでしたが、こちらのご主人さんのご趣味か、立派な大壺がありました。
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翌朝も朝早く起きて朝の温泉。これは気分が最高ですね。その後のお食事は手作り感があって、とっても美味しかったです。
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特にこのとろろが良かったです。とろろは、近くの旅館、喜代元さんが売りにしていますが、こちらも取り入れたのかな?
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という訳で、この後は養老渓谷の豊富にあるハイキングコースを順番に歩いていて、その続きです。
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続きは次回。

2016.1.7 @養老渓谷にて

# by bjiman | 2017-01-10 05:00 | 養老渓谷、久留里旅日記 | Comments(0)

男着物③木曽ねずこの下駄 松本市・矢口履物店

松本駅からほど近い中町通りの商店街の中に「矢口履物店」がありました。下駄好きの私は、何気なく覗いてみたのです。
(SIGMA sd Quattro+SIGMA 18-35mm F1.8DC Art)
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そこはかとなく漂う「むむ、これは、、、来てる!」雰囲気。
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後で調べて見たら、このお店、300年の歴史があるらしい。どうりで、、、
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入ってみると、あるわあるわ下駄の数々。これはいい!
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ねずこの下駄、というのは、木曽五木のひとつという「ねずこ」という木で出来たものです。その由来が書いてありました。軽い、堅い、水に強いという特徴があるそうで、下駄には最適なのだそうです。(この写真のみケータイで撮影)
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私が見て「いいな」と思ったのはその真っ直ぐできめの細かい木目なんです。そしてこの木目(当然柾目で目の細かいものが高級)選びが醍醐味です。
もう一つの楽しみは鼻緒。今回は時間もなかったので、既に挿げてあるものの中で好みのものを試し履きしながら選択。網代のような模様のものにしました。(以下DP1 Merrill)
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裏面の木目も良く見た方がいいと思います。この辺は楽しみでもあります。木材がお好きな方ならすぐに気づかれると思いますが、この下駄、一枚板(ソリッド)ではありません。表の木目の方が細かくて真っ直ぐな柾目ですよね。そうなんです、この下駄は表面には突き板が貼ってあるんですね。一枚板のものもありますがちょっとお高く(とはいっても下駄ですから大丈夫なんですが)なります。私は、一枚板のものにちょっと好みのものがなかったので、突き板であることは十分了解した上でこれにしました。でもこのお店、説明は丁寧でした。貼り合わせのことや見分け方も良く教えてくれました。そんなところにも好感を持ちました。
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この下駄は、右近(うこん)と呼ばれる草履にも似た、初心者にも履きやすいものです。また、このくらい上品な感じになると、大島や結城でもカジュアルな紬だったら合わせることができると思います。石下結城に合わせたものは、下の記事に載せていますのでごらんいただければ嬉しいです。
松本を訪問される機会がありましたら、木曽桧、、、じゃない木曽ねずこの下駄をぜひごらん下さい!

# by bjiman | 2017-01-05 02:44 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(0)

男着物②結城紬と木曽ねずこ下駄

お正月休みも今日で最後。今日は午前中に、近所の神社に初詣。午後はのんびり温泉施設にでも、、、と思っていましたが、近所の百貨店の初売りを覗いたりしているうちに温泉には行きそびれました。
着物は、元旦に大島を着たので、3日は少しカジュアルにしようと昨年3月に反物から誂えた石下結城を着ていきました。羽織は米沢織の紬、帯も米沢織を合わせています。結城は暖かいので、コートも要らず、マフラー代わりの結城紬のストールだけで十分でした。
SIGMA DP1 Merrill
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この結城は、石下地方(現茨城県常総市)で織られるもので、ユネスコ遺産にもなっている結城紬そのものではありませんが、産地が旧結城郡に位置し、結城紬と同じように真綿の紬を使って織られることから、結城紬の一種として位置づけられ、地機で織られる結城とは違いますが結城紬としての証紙が貼られます。経産省指定の伝統的工芸品ではありませんが、気軽に結城紬の良さを体感するには石毛結城の証紙は、一定の安心の証だと思います。
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結城紬の良さは、真綿紬を使っていることによる暖かさと着心地の良さ。とてもしなやかでふわっと身体に寄り添ってくれます。この石下は誂えて初めて下ろしたのですが、最初からしなやかで着やすく、これから洗っていく度にしなやかさが増していくのかと思うととても楽しみになりました。
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羽織は深緑色なので、羽織紐は年末に呉服店のセールで廉価(4.5千円)で購入した緑色の組紐にしました。
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帯は金色が合いそうだったので米沢の帯を。
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足下は、昨年の夏休みに松本を訪れた際に見つけて一目惚れした、木曽ねずこの下駄です。
「木曽ねづこ」というのは木曽桧に代表される木曽五木のひとつだそうで、その整った木目は木材がお好きな方ならぜひ一度はごらんになっていただきたいと思うキレイなものです。これについては別項を設けて買ったお店の写真も併せて詳しく書く予定です。鼻緒は偶然この日の装いに合う緑系の色合いの網代模様でした。
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松本で購入した下駄に合わせた訳ではありませんが、この日は、信州の好きなお酒「高天(こうてん)」をいただきました。すっきりした呑み口で、これはいいと思います。うちのツマも大好きなお酒です。
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おいしいししゃも。北海道は鵡川(むかわ)のししゃもだと思いますが、日本酒でいただくとまたいっそうおいしさが感じられます。
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富山の白エビの唐揚げ。これは、ここ、伊勢丹の寿司清の大人気メニューだと思います。お酒には最高!
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季節のお寿司とともに。お正月最後のゆったりとしたお食事でした。
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2017.1.3 松戸伊勢丹にて
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# by bjiman | 2017-01-04 02:19 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(2)

男着物①初着物は大島

昨年はあまり着物を着る機会を作れなかったのですが、今年は頑張りたいと決意しております。
お正月の初着物は、亀甲柄の大島でした。
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帯は、博多・にしむらの「悦 朱子浮 更紗」という献上柄の帯をちょっとインド風のような雰囲気にアレンジしたもので、私はとてもお気に入りの帯です。
お正月ということで羽織紐と併せて金色にしてみました。(ちょっとシワを伸ばしておけばよかったですが、、、)
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今年の実家のおせちは、日比谷・松本楼の洋風おせちがメインでした。これは美味しかったです。
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左側は、母が用意してくれたもの
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右側は、ツマが用意してくれたもの
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自分の実家とツマの実家を往復するお正月恒例行事が終わりました。明日はのんびり温泉でも入りに行きます。。。
お正月休みも、あと1日!明日は箱根駅伝で母校に声援を送りつつ、のんびり温泉でも入りに行こうかと思います。

2016.1.2 bjiman

# by bjiman | 2017-01-03 01:02 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(2)

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます
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本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017.1.1 bjiman

# by bjiman | 2017-01-01 00:00 | ご挨拶・お礼 | Comments(2)