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軽井沢の夏休み⑦~万平ホテル編の④桧館での懐石料理

軽井沢・万平ホテルの和食処である「桧館」での懐石。
最初は山口県の日本酒ブランドのひとつ、獺祭(だっさい)のスパークリング日本酒(SIGMA DP2 Merrill)
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この日の献立です。
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上の写真だと献立の字がよく見えないですね。後でまた確認したいかなと思ったのでアナザーカットを。
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前菜。まるで飾りのような美しい一皿。西洋料理の直截なお皿と感覚の違う部分だと思うんです。善し悪しではなくて。コケティッシュな感じさえします。
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お椀。お椀は懐石の花だと思うんです。素敵なお椀にこれまで何度も出会ってきました。そんな目で見ると、あえて勉強不足を棚に上げて言えば、このお麩のお椀は、お麩のもっちりした感覚が強すぎて繊細さの点で今ひとつかなと思いました。
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獺祭のスパークリングを飲み干し、最初にいただいたのは、長野県に敬意を表して諏訪の真澄。真澄はさすがにいつどこでいただいても変な癖がありません。素直でお料理の味を決して邪魔しない。日本酒の良い持ち味を持っていると思います。江戸切り子のぐい飲みは私も似たものを愛用していますが、涼やかで暑い季節にはぴったりです。
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お造り。鮪、鯛、烏賊とベーシックな感じ。鮪は最近、こうした赤身のおいしさが(ようやく)感じられるようになりました。
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焼き物。お魚は、カレイの味噌漬け。器の織部の緑もよく似合います。
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冬瓜、小芋、湯葉などの焚き合わせ。良くある取り合わせですがほっこりした小芋と食感が気持ちのよい冬瓜。いついただいてもおいしい和の味ですね。
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蒸し物。前の焚き合わせと雰囲気はちょっと似ているけれど。揚げ芋饅頭の銀餡。銀餡というのは薄い葛餡のことなんだそうです。
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止め椀の赤だしと、お食事のきのこご飯。いただいていた時は少し平凡かな、と思っていたのですがこうして流れて見てみるとやっぱり美味しそうなお食事です。
またいただいてみたいですね。
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非常に基本的なことなのかもしれないのですが、ご飯の一粒一粒がきれいに形もくずれず、炊き加減も盛り方も本当にキレイ。プロの技ですね。
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水物。この写真はツマ撮影。こういう写真は、断然ツマの方が上手い!やっぱり好きだという気持ちがいちばんですね。あと、カメラもいいしね、RX100。 (SONY RX100)
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甘味と抹茶。最近、お茶会の体験練習に行っていないなぁ。。。(ここからまたDP2)
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いかがでしたか?私はとっても美味しいお食事でした。
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2016.9.6 @軽井沢万平ホテル  熊魚庵 たん熊北店にて
SIGMA DP2 Merrill
SONY Cybershot RX100

by bjiman | 2016-09-29 02:28 | 軽井沢が好き! | Comments(4)

軽井沢の夏休み⑥~万平ホテル編の③桧館での懐石料理

私のツマは、「百年名家」とか「建もの探訪」等の番組が好きでよく見ているので、たまに私も一緒に見るのですが、歴史の中に生き続けてきた建物には一種の履歴書のようなものがついてくるんだろうと思います。
万平ホテルの「桧館」は、さしずめ、そんな歴史の履歴書がある建物として風格があります。

万平ホテル「桧館」 SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC
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この風格ある建物は、明治中期に建てられた三井財閥の連家のひとつ、鳥居坂家のもので、大正年間にここ万平ホテルの敷地に移築され、戦前は万平ホテルの「日本館」として富裕層のご婦人方の茶会などに供され、戦後はGHQに接収され将校の保養施設として使われた時代もありました。幾多の歴史の変遷を経て使用者も変わり続けたこの総桧造りの建物は、今は万平ホテルの和食処として、京懐石の老舗「たん熊 熊魚庵 たん熊北店」がその運営の任を担っています。
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(この写真のみSONY RX100)
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内部は上品な和の香り漂う由緒正しく質素な家というそのものの雰囲気。柱の外側が建物をぐるりと巡る外廊下だったのでしょう。欄間なども丁寧な細工が施された素敵なものです。
(SIGMA DP2 Merrill)
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床の間は、わずかな面積でも空間を切り替えて居室自体は狭くしながら空間を豊かに見せる効果があるんだな、とこの頃つくづく思います。
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電球色の穏やかな色合いは、気分を落ち着かせて、食事もおいしく見せます。
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食事は、桜の葉を浮かべたような白湯から始まります。白湯といっても薄塩味であり、厳密な白湯ではないのでしょうけれど。心が落ち着き、食事を待つ気持ちが整えられるのかなと思います。
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最近は、日本酒のシャンパン(スパークリング日本酒)を出すところが増えましたね。
爽やかで、とってもいい。
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遅くなってしまいましたので、続きは明日。

2016.9.6 @軽井沢万平ホテル 桧館
SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC
SIGMA DP2 Merrill

by bjiman | 2016-09-28 02:23 | 軽井沢が好き! | Comments(0)

軽井沢の夏休み⑤~万平ホテル編の②歴史ある資料館~

万平ホテルの中に、このホテルが刻んできた歴史の証人たちが展示されている資料館があります。資料館の案内板も、軽井沢掘の見事なものです。
SIGMA sd Quattro+SIGMA 18-35mmF1.8DC
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この案内板の裏はこうなっています。猫足のヨーロッパ的なバスタブは、まだアルプス館では使われているそうです。
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入り口を入っておっと目にとまるのがこのソファ。1972年(昭和47年)に田中首相と米国・キッシンジャー大統領補佐官がこのホテルで会談した際に使用したソファだそうです。一見、両方同じに見えますが座ってみると、右側のソファはクッションが抜けています。そう、こちらが田中首相が座った方で、これを見た方のほとんどが、首相が座った方に座ってみた、ということがよく分かりました。キッシンジャー氏の方なんて、まだクッションが結構大丈夫なまま。まぁ「補佐官」の方に座りたいとは思わないですね。
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YAMAHAの、一見、ピアノのお稽古に使われそうなアップライトピアノ。でもこのピアノ、1976年から亡くなる前年の1979年までの4年間、万平ホテルが気に入って毎年訪れていたというジョン・レノンさんが弾いたこともあると聞くと、「エッ」(そんなのがここにあっていいの?)と思ってしまいます。
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この椅子。大正時代にロビーで使われていたものなんだそうです。まん中がこんもり盛り上がった、ビロードのような光沢のある生地は、子供の頃はよく見かけましたが、こうして見るととてもモダンですね。
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この金庫、大正時代から、なんと、平成14年まで使われていたそうです。
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菱形のステンドグラスになった飾り窓。1902年(明治35年)に新築された当時の本館で使用されていたものだとか
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この什器類のイラスト、何だと思いますか?美大生やデザイナーが描いたスケッチにしてはデッサンというよりは、やや漫画的なタッチの筆使い。それもそのはず。このイラストは、GHQがこのホテルを将校の保養施設として接収した際に彼らが描いた、いわば「接収リスト」であるからです。こういう占領されていた歴史を忘れてはいけないと思います。
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資料館で歴史を勉強した後はお食事です。食事はホテルを予約した時に選べた宿泊プランの中から、懐石付きのセットがお得なような気がして予約しました。何しろお店は、京懐石の「たん熊熊魚庵」たん熊北店が営業しているというので、「えぇったん熊ぁ」と即座に予約してしまったのです。このお店も、敷地内に移築された明治時代の三井財閥の建物を使って営業するなど、ここでしか味わえない建物の風格を楽しむことができますが、、、後から思えば、歴史あるダイニングでのフランス料理にしておけば良かったとちょっと後悔しました。でも、ま、また行けばいいことなので。ここ和食の提供される桧館も、2回目とか3回目に万平ホテルに来た際には一度味わっておきたいところだなと思いました。
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今夜は夜遅いので、また明日にしましょう。
2016.9.6 @軽井沢万平ホテルにて
SIGMA sd Quattro
SIGMA 18-35mmF1.8DC

by bjiman | 2016-09-27 01:57 | 軽井沢が好き! | Comments(0)

軽井沢の夏休み④~万平ホテル~

今年の遅い夏休み。宿泊の最初は、軽井沢の伝統あるホテル、「万平ホテル」でした。

万平ホテルにて SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC
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このホテルの長い歴史等は、ホテルのホームページ等でご確認いただければと思いますが、ここ万平ホテルは、「なんで今までここに来なかったのか」と思わせるだけの魅力に溢れた素晴らしいホテルでした。
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1894年(明治27年)にそれ以前の旅籠から欧米式のホテルに業態転換し、「亀屋ホテル」として創業。歴史の荒波の中で、昭和20年には米軍に接収され、将校向けの保養施設となっていた私たち国民にとっては屈辱的な時期もあります。明治期には東郷平八郎、昭和に入っても三島由紀夫を初め多くの著名人に愛され、1976年からはジョン・レノンさんが気に入って毎年訪れるようになったという場所。昭和11年に完成したアルプス館は今もそのままの姿を維持しつづけています。
歴史を見つめてきたロビーには、何も形容する言葉を必要としない貫禄がありました。2007年には経済産業省が指定する近代化産業遺産に指定されています。
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玄関に飾られる「MAMPEI HOTEL.」の看板は創業当時からのもの。創業者の佐藤万平氏に因むものです。 (SIGMA DP2 Merrill)
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この日はちょうど移動中に雨が降ったりで、駐車場のHSも少し濡れました。駐車場自体は収容台数も多くて止めやすいです。
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風格ある館内には随所にステンドグラスがあしらわれ、上質な雰囲気を盛り上げています。
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この日の食事は和食を選択。京都の老舗、たん熊さんが入っています。この日の席はこちらではなくて、離れの素敵なお屋敷の方でしたが。
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風格あるダイニングでのフレンチのディナーをいただかなかったのは心残りですが、また来ればいいことですし。メニューが素敵な軽井沢彫の台に入れられていてオシャレ!
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ちょっとしたラウンジのようなミニコーナーも、窓から見える中庭のデザインがまるで一枚の絵画のようで。
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お部屋は、いちばん新しい別館。宿泊は直前に予約したのでこれは仕方ないところ。この別館は東急ハーヴェストクラブの会員制ホテルとして運営されていたこともありました。レイアウトはとっても素敵でゆったりしたオシャレなお部屋でした。
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窓の外側は森になっていて、窓越しに見る景観は、本当に森の中にいるようなくつろぎ感。いいレイアウトだと思いました。
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明日は、館内の資料館見学、それから夕食を取り上げてみたいと思います。

2016.9.6 @ 軽井沢万平ホテルにて
SIGMA sd Quattro
SIGMA A18-35mmF1.8DC
SIGMA DP2 Merrill

by bjiman | 2016-09-24 02:03 | 軽井沢が好き! | Comments(2)

軽井沢の夏休み③

軽井沢の夏休み。素敵なカフェで窓越しの景観を楽しんで少し元気も出てきました。

SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC
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旧道通りを歩いていると、いろんな魅力に気づきます。良い意味での古さと新しさの共存というか。。。こうしたモダンな建築がある一方で、、、
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ハッとするいい昭和の日本がある。それは、明治時代以降、外国人に見いだされて磨かれてくる中で洋と和が混合しながら発展してきた時間の流れが磨いたものでもあるでしょう。(江戸屋さんの写真のみDP2)

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おっと昼寝を邪魔してしまった。ごめんね。
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チャーチストリートは、新しい建物のようでした。軽井沢の新しい景観なんでしょう。
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全体にチープ感がありますが、適度にというのか分かりませんが、軽さがある種の気軽な雰囲気につながっています。
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こういう(日本が指向する)アメリカ的なお店が、あえて、というかそれもレトロを気取っているんだとしたら、らしい演出だなと思います。今の若い人って星条旗に憧れなんて、ないでしょうから。(下2枚はDP2)
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このSASH!の意味がよく分からなかったのです。SASHは、調べて見ると帯、飾り帯のような意味のようなんですが、、、
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SASH!Internationalとあったので調べたら分かりました。佐藤靴店だったんですね。SAtoShoesInternational、、、という。。きっと、SASHの何かの意味にひっかけているんでしょうけどね。こうやってテラスを見ていると、なんとなくギリシャに旅行した時のリゾート感みたいなものがありますけど。
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なんとなく欧風。なんとなくですけどね。
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どこを切り取ってもそれなりに絵になります。
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郵便局も外国人を意識。
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私が惹かれたのは、桜の花をモチーフにした「軽井沢彫」。軽井沢彫のお店が何店舗かありますが、時間がない中でもじっくり見てしまいました。こちらが一彫堂さん。

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こちらが大阪屋家具店さん。どちらも老舗で、軽井沢を見いだし、避暑地として愛した外国人のために、西洋家具をコツコツ試行錯誤しながら作ってきた歴史があるそうです。日本を感じさせる桜の花をモチーフに、また、母国に持って帰ることも考えて組み立て式にしたりといろいろ考えたんだとか。
(DP2Merrill)
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悩みに悩んで今回お土産に購入したのが、下の2点。一彫堂のフリーカップは白磁に桜のモチーフをあしらったオシャレなもの。和と洋が混合したような軽井沢らしいもの。(万平ホテルの売店で購入。)下のお皿は、大阪屋家具店さんで購入したもの。やはりこの桜のモチーフと、まわりのピックで彫ったような点々のある文様が軽井沢彫らしい魅力。(DP3)
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軽井沢には、やはりこうした旧い洋館風の仕立てがそれらしく似合いますね。(DP2)
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こういう建物を見ていると大好きだった札幌を思い出します。洋と和の融合、、、そんな共通点を無理矢理考えました。
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そしてやっぱり軽井沢といえばテニスコート。「あなたを待つの、テニスコート♪」なんて言っても若い人は分からないでしょうね。テニスやゴルフは紳士淑女のスポーツですものね。今度やってみたい!(できるのか、、、)
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旧道通りそぞろ散歩も終わり、駐車場でクルマをピックアップして、この日の宿泊所である万平ホテルへ向かいました。
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2016.9.6 @軽井沢にて
SIGMA sd Quattro
SIGMA A18-35mmF1.8DC
SIGMA DP2 Merrill
SIGMA DP3 Merrill

by bjiman | 2016-09-23 06:00 | 軽井沢が好き! | Comments(0)

軽井沢の夏休み②

軽井沢をご存じの方には今更ですが、軽井沢には軽井沢駅周辺の「旧・軽井沢」エリア、中軽井沢駅周辺の「中軽井沢・塩沢」エリアがあります。
まずクルマを旧軽エリアの駐車場に止めて、それから歩き始めました。
軽井沢幼稚園の隣、いいカフェがありました。(SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC)
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ミカド珈琲。2階が喫茶室になっています。 (SIGMA DP2 Merrill)
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ここの「モカソフト」は、軽井沢を愛したジョン・レノンさんがお気に入りだったそうで、ここの名物。
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雰囲気のいいカフェで窓越しに軽井沢の空気を感じながら、こんな珈琲とケーキのゆっくりした時間。魅力的でした。ケーキは、軽井沢らしい名前のついたこのお店の名物「旧軽井沢モカロールケーキ」と、珈琲は、ここ軽井沢旧道通り店のハウスブレンドという「旧道通り」。珈琲は酸味のある喫茶店らしい味でした。
(SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC)
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窓越しの景色がいいんです。
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空を見上げたら、広がるうろこ雲。秋が訪れていました。
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このお店は、昭和56年に出来たとか。(DP2)
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前日遅くまで仕事してた疲れと興奮は、ここでのおいしい珈琲とゆったり流れる時間の中で徐々に消えていきました。
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旧軽通り散策。明日に続きます。
2016.9.6 @軽井沢にて
SIGMA sd Quattro
SIGMA A18-35mmF1.8DC
SIGMA DP2 Merrill

by bjiman | 2016-09-21 06:29 | 軽井沢が好き! | Comments(0)

軽井沢の夏休み

今年の遅い夏休みは、ようやく9月に入ってから取れて、計画もできなかったのでホテル等の予約は直前に。そんな訳でバタバタと思いついたのは、誰でも思いつくような「軽井沢」(と松本)。そんな平凡な考えでしたが、考えてみれば最近軽井沢にいつ行った?というと独身時代の1990年代まで遡ってしまうくらい。当然、ちゃんと見たことがなかったんです。

軽井沢観光協会 (SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC)
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カナダ生まれの宣教師・ショー氏が当地を訪れて気に入ったという別荘としての軽井沢の歴史は明治19年に始まるそうですから、歴史ある避暑地。考えてみたら素敵じゃない訳がない。
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歴史あるパン屋さん。ブーランジェ浅野屋さん。前回軽井沢に来た独身時代。ホンダビートを駆ってここに寄ったのは、浅野屋さんのカンパーニュを買う目的もありました。当時はただただ、浅野屋さん=カンパーニュ=フランスパンの原点といえばカンパーニュ=やっぱりこれを食べなきゃフランス車好きとはいえない!、くらいの単純な思考回路で来たのですが。。。
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今はすっかりご飯食なので今回は買いませんでした。。。が次回は買ってみようかな。
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写真が好きな方だったら、この町はフォトジェニックだと思います。昭和のモダンを感じさせる文字使い、デザイン。
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寄ってみたいな、と思うお店はたっくさんあります。
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レトロモダンを体感したい方には、こういう写真館で、貸衣装を借りて雰囲気を味わった写真を撮ってもらうというのもいいかも。
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江戸時代の旅籠がルーツという「つるや」さんは、創業400年の歴史を誇ります。
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今回印象に残ったもののひとつが、この軽井沢彫りでした。
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そんな軽井沢の町を歩いてみましょう。
続きは次回。

2016.9.6 @軽井沢にて
SIGMA sd Quattro
SIGMA A18-35mmF1.8DC

by bjiman | 2016-09-20 01:58 | 軽井沢が好き! | Comments(0)

HS250hと過ごして3年、燃費について考える。

レクサスHS250hと過ごして早くも3年間が経過しました。

レクサスディーラーで。車検後の受け渡し。 SIGMA sd Quattro+SIGMA C18-300mmF3.5-6.3
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3年間の月別燃費の推移を見てみるとこんな感じ。
青い棒が1年目。オレンジが2年目。グレーが3年目です。(数字は全てkm/㍑)
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◎1年目は、不慣れでした
 1年目は、慣れないハイブリッド車の運転に戸惑い、最初はなかなか燃費データが良い数字にならず、悩んだこともありました。
特に納車後の最初の4ヶ月、14.7→13.7→13.9→12.4という風に数字が横ばいないし下がっていると、正直言って不安という感じがありました。
1月になったら数字が好転し、ちょっと安心。標準のモードでは、信号が変わって最初穏やかにアクセルを踏むと驚くほどおいて行かれるような感じがあり、でもグッと踏み込む勇気もなくて、また一方で一端走り出すとパワーが余ってしまう印象がありました。ギクシャクしてうまく運転できてなかったように思うのです。
3月に入ってエコモードを使うようになってから数字がだんだん良くなってきて気分も回復し、エコモードの運転のしやすさも手伝って4月16.3、5月17.8というように数字が出てこれで安心しました。しかし夏場の7月は14.9、8月は15.7とあまり数字が出せていませんでした。
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◎2年目はデータが向上
 2年目は一気に良いデータが出るようになりました。
1年のうち半分以上の7ヶ月で17km/㍑以上が出ていて、走っている時は大方において目の前の燃費計が17km以上を示しているというのは気分のいいものでした。
特に10月の17.6km/㍑の時はいつも17km以上で走った経験がなかったので新鮮でした。ただし12月は忙しくて自宅周辺しか走れなかったので一気にデータが落ちました。
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◎3年目はデータが安定
 3年目。いちばん変わったことは、年間を通じてデータの変化が少なくなった、揃ってきたということです。17km/㍑を超えた月は2年目の7回から2回(5月と8月)に減ってしまいましたが、12月の落ち込みもなくなり、ホームランもないが凡打もないというような安定的な数字を年間を通じて出してくれました。
どうしてこうなったのか、説明できそうなのは最初の1年目だけで、2年目にはどうしてあんなに良かったのか、3年目はなぜ年間を通じた差が少なく出来たのかは分かりません。気象条件や道路条件の差、ドライブの質の差、、、いろんな要素があったと思います。
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◎3年間の平均燃費は16.3km/㍑
 ここまで3年間の総平均燃費は、16.3km/㍑。これは月平均の合計ではなくて、レクサスのデータセンターが蓄積している私の車の総走行距離を総燃料消費量で割った、文字通りの総平均燃費です。この16.3km/㍑という数字は、2013年1月のMC後の同型モデル約1万台の中の1,400番台のランキングでまずまずというところ。
(直近の5千kmあまりの平均燃費は、16.4km/㍑)
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みんカラのHS250hの燃費データで見ると、この原稿を書いている時点で燃費記録者数1,659人の総平均が、16.11km/㍑と、極めて近似した数値になっていて、自分の実感や、レクサスのデータ、いろんなユーザーの登録などから見ると、2013年MC後モデルのHS250hの実走行燃費というのは、大体16.1km/㍑とか16.3km/㍑とかいったあたりではないかと思います。
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◎本当の「燃費」とは
 三菱自動車の燃費偽装問題は、メーカー自身が計算上の数値を登録したり正しい測定方法で測定していなかったりといった点でショッキングなものでしたし、新聞紙上が大きく取り上げたのは、燃費データという数字そのものの性格よりも、大メーカーのコンプライアンスの問題という捉え方であったと思います。
ただ、多くの方がご存じのとおり、燃費には、本当の、真実の、「これだ!」という数値を決めることはもともと難しいことです。
、、、というのは、燃費データは、走行ごとに著しく異なるものであるからです。
例えば、私の今月の実走行データです。
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 今月はここまで8回走って、最高は、17.9km/㍑、最低は8.8km/㍑が2回。平均は16km/㍑ですが、16km/㍑で実際に走った日はありません。でも、データは慣らせば統計的な有意性は当然ながらどんどん上がる訳で、私が3年間走った総走行距離を総燃料消費量で割った16.3km/㍑という数値は、私の実走行データとしては、まず「こういうもの」と言えるものではないかと思います。
(直近476kmの燃費は、16.2km/㍑)
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従って、ある月のデータが12km/㍑台だったとか、ある月のデータが18km/㍑台だったとか、ましてや特定の日にこうだったなんて言うことを個別に論じる事は、大きな意味はないと言ってしまってもいいと思います。燃費データという数字の持つ意義や目的は、要するにそのクルマが生涯走行するのにどれだけの燃料を消費してしまうのか、という事をチェックする点にあるからです。
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◎メディアによって変質する「本当の燃費」
 新聞などの大メディアは、燃費問題をコンプライアンスの点から論じて大いにメーカーを非難している一方で、普段はメーカーに厳しい自動車ジャーナリズムはこの点少し控えめに見えるのはちょっと異例のことではないかと思います。一つには、彼らは燃費データというのは、私がここで論じてきたようなものだということを知っているのだろうということが一つと、もう一つは、燃費データとはこうして数年間の総平均を見てみないと分からないというものであるということが、彼らが記事を書く上では難しいことであるからでしょう。彼らは、時に多くのクルマを集めて、同時に、同じ条件で走って燃費データを比較したりしますが、ドライバーの腕も違うし、データは、どんなに走行条件を整えたところでその日限りのものに過ぎないからです。逆に、最近のみんカラのようなSNSの新しい情報ツールによるデータは、ユーザーが自由に記録するものなので一つ一つの信頼性が担保されているとは言えないものの、雑誌などがテストするデータよりもデータ量が豊富かつドライバーが一般ユーザーであることから、よほどユーザーから見た目安になるのではないかと思います。そういう時代の転換にジャーナリズムがついてこられないということもあろうかと思います。
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◎「燃費データ」の正確性を諦めてはいけない
 著名な自動車評論家がこう書いていました。本当の燃費などはない。本当の燃費を測定することは不可能だ、、と。
 私はこう言ってしまっては身も蓋もないと思います。科学者は、自分で理屈が分かっている人はそう思うのかもしれないけれど、こういう意見は社会性がない、将来のためになりません。燃費データは省エネ社会にとって大切なデータだし、自動車を購入するユーザーにとって大きな目安になるものの一つです。
 アメリカはカタログ燃費と実走行データが異なり過ぎると訴訟が起きるような社会ですから、アメリカ政府のEPAでは、補正係数を掛けて実走行データに近くなるようにしていることは有名です.
HS250hの場合、EPAのデータでは、35マイル/ガロンとなっています。35マイルは56.327km、1ガロンは、3.78541㍑のようですので、乱暴に換算すれば、56.327÷3.78541=14.88km/㍑ということで、このHSはMC前の初期型のデータ(JC08は19.8km/㍑で、MC後の20.6km/㍑の約96%程度)ですので、私のHSより若干データが悪いものと考えると、みんカラの平均16.11km/㍑に当てはめてみると、16.11×0.96=15.5km/㍑となって、EPAのデータ(14.88)と近い。実感に近いものになるんです。雑な考えだし、識者は相手にしないでしょう。でも、JC-08データを放置するより、本当のデータは分からないなんて嘯くよりよっぽどユーザーにとっては誠実なんです。
例えば、私のHSの場合、私の実走行データ(16.3km/㍑)は、JC-08データ(20.6km/㍑)の79%に相当します。みんカラのデータ(16.11km/㍑)でも78%。こうしたデータをメーカーは把握していますので、メーカーにJC-08データとの標準的な差を出させて、トヨタのハイブリッドの場合は、補正係数を例えば0.78等、ハイブリッド車の平均値を求めて設定して表示(これをHSに適用すると、20.6×0.78=16km/㍑)すれば、ユーザーが参考値として購入の参考とすることができるでしょう。少なくともJC-08をこのまま放置して、口の悪い評論家にJC-08のデータは信用できないと言われるよりよほどましでしょう。実際、HSのJC-08データ(20.6km/㍑)はこういう数値で走ることもあります。私にも20km/㍑を超えた経験があります。幻でも嘘でもないんです。ただ、一般的なユーザーが、一般的に走った場合に実感値としてあるのがみんカラにあるような平均値であり、私の実走行燃費なのです。それをおおよそ求めることはできるはずです。例え補正係数なんていう雑なやり方でも、参考になることは間違いないんですから。
 補正係数を掛けるEPAの方法は少々乱暴との意見もよく見ますが、例えば旧型プリウスの燃費データでみると、JC08が32.6km/㍑、EPAが21.3km/㍑、ヨーロッパのNEDC方式では25.6km/㍑というデータが紹介されているものも見かけました。JC08の乖離がもっとも大きいことが、欧米との比較において我が国に有利であると思う人はいないでしょう。なぜ我々は欧米よりも乖離したデータを見せ続けられなければいけないのですか?それは科学者の正義のためですか?そう考えれば自ずと工夫の余地はないのかと思うはずです。
今世界では、WLTP(Worldwide harmonized Light-duty Test Procedure)のように、世界統一の基準で燃費試験を行う方法が模索されています。少しでも問題の解決につながればと期待したいですね。

by bjiman | 2016-09-18 06:00 | CAR | Comments(0)

(後編)レクサス・HS250h はじめての車検を受けました

今回の車検は土曜日に預けて日曜日の夕方に受け取るという変則的なものでしたので、珍しく代車を利用しました。
代車は、人気車のレクサス・NX300h "F SPORT"でした。

LEXUS NX300h ”F SPORT" SIGMA DP1 Merrill
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このNX、まだ新車でしたし、乗り心地も良かった。HSのようなセダンと違って運転席が高くてボディの四隅も見やすく、1,845mmという大柄な車幅の割には運転がしやすいです。さすが今時の人気車だけあって、こういうクルマが人気あるんだなって分かる感じがしましたね。非常に好印象。エンジンも力強く、発進にはパワーが有り余っているような感じでしたので、思わず普段運転しなれているエコモードにしたら落ち着きました。エコモードのままで十分。
ただインパネのスイッチ類は小さめだし、ナビのモニターも表示が多くてHSの方がこの点では見やすい。老眼が進んだらやっぱりクラウンかな?と思わされました。
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F SPORTだけど乗り心地が固いという感じではなく、ドライブフィールも洗練されていました。スポーツシートは横幅の大きな(汗)私にはちょっとタイトだなと思いましたが、同乗していたツマは赤いシートの色や黒レザーに赤色のステッチが気に入っていました。内装もとてもおしゃれに出来ていますね。ただ、シルバーの加飾はプラスチックベースだし、高級感の演出という点ではまだまだジャグアーやBMWなどの欧州車に学ぶべき点も多いなと思いました。レクサスはもともと高級車を一人でも多くの方に、というコンセプトで考えられたものだと思っていますが、これは階級社会ではない日本人の発想でもあると思います。本革にせよ装備類にせよコストはいくらでも掛けられると思いますがそれで一般的なターゲット層が購入できない価格になってしまってもいけないし、レクサスは、価格とある種の見せ方をしっかり勉強すべきだし、またしているとも思います。
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私にはNXでは大きすぎますが、パリのモーターショーで発表されたUXには注目しています。私はやっぱりセダンが好きだから、HSの次もセダンがいいなぁと思いますが(まだ気が早い?)、クラウンでは大きすぎるなぁという時に、こういうUXみたいなSUVというのもいいかなと思います。どのくらいのサイズなのか分かりませんが、BMWにはX1があるし、あのようなミニSUVも期待したいですね。

(こんどはコレにしようかな(笑))
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閑話休題、今回の車検に際しては、向こう2年間の点検代をパックにしたレクサスメインテナンスプログラムを選択しました。今までの3年間は点検代が無料(というか車両代にパッケージですね)でしたが、同じように、今回の車検代+来年の12ヶ月点検代+半年点検2回の4回分のメンテナンスをパックにしたもので、私のHSの場合はこの料金が約16.7万円でした。これに法定費用と、通信プログラム(G-link)の2年間契約料(3.2万円)が基本的な総費用ということになります。格安車検から見れば高価ですが、通信は高度で便利だしやめられないものです。またフランス車のシトロエンに長年乗ってきた立場から見れば妥当なところかとも思います。あれはハイオクですしね。
NXを返却してHSを受け取りに。この時にいただいた抹茶カステラはおいしかった。

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車検の際、プレゼントももらいました。まぁこういうのも費用のうちですけれども、まぁもらって気分の悪いものではないですね。
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中身は、レクサスオリジナルサブレ(レクサスの文字入り)、キーホルダー(本革)、タオル(今治) SIGMA DP2 Merrill
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本革キーホルダーは、スピンドルシェイプのデザイン。これはちょっと気に入りました。
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3年間の燃費データ等についてはまたデータを揃えて特集したいと思います。
では。

by bjiman | 2016-09-17 13:34 | CAR | Comments(0)

レクサス・HS250h はじめての車検を受けました

レクサス・HS250hが我が家に来てから早くも3年。あっという間の日々でしたが初めての車検を受けました。

私のレクサス・HS250h @軽井沢・万平ホテルにて (SIGMA sd Quattro+SIGMA A18-35mmF1.8DC)
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まだ新車から3年ですから無論何の問題もなく個別修理を要するような箇所もありませんでした。この間リコールがありましたから、それもこの際に整備してもらいました。
久々のレクサスディーラー。店内には相変わらず目立つ場所に売れ筋のNXが展示されています。
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このクルマ、展示してあった時は全然気づきませんでしたがCPO(レクサス保証の認定中古車)でした。2014年式ですからまだ2年ですね。そうはいってもなかなか手の出せる金額ではないなぁ。。。
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ひときわ輝いていたのがこのLS600h。この艶。塗装技術の高さを感じさせます。グレード感の表現に、塗装や艶は大事なんだなと思わせます。
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もう自動車雑誌は読まないと決めていた私ですが、ディーラーさんに来ると、おいしいお茶のついでに手に取ってしまいます。
すると、ちょっとした驚きでしたが以前よりは偏った表現が是正されているように感じました。Web記事を確認してみたら、Web記事でも最近のものは少し以前よりも論調が好ましいものに変化しているように感じました。特にアリオンの記事で、5ナンバーサイズに拘った方針やその背景をきちんと書いているのは良かった。ラインナップにハイブリッドを搭載しないのも、実際ユーザーの使い方から見ると、アリオンのユーザーは自宅周辺のドライブが多く、距離を走らないからだという取材内容をきちんと書いていたことに好感を持ちました。ジャーナリズムに大切な視点は、こういうユーザー目線であると思っているからです。

レクサスの特徴のひとつがディーラーさんでのお茶とお菓子。洋菓子と和菓子を用意して、和菓子にはいつも日本文化を感じさせるようなものを取り入れているように感じます。レクサスが日本の高級車として育っていくために、普段からこういうおもてなしを毎日毎日繰り返していることは、メーカーにとっても、ユーザーにとっても意識の向上やブランディング、イメージアップにつながっているはずです。
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最近、朝のテレビドラマの影響か、商品テストなるものの歴史について考えてみたりしました。私が思うのは、私のような50代のおっさんにとって、70年代の趣味の雑誌はその多くが商品テストに力を入れていたと思います。私が愛読していた雑誌では、オーディオでは今に続く「STEREO SOUND」やクルマで言えばカーグラフィック等は、写真も美しく専門的かつ客観的な記事が掲載されていました。CGの小林編集長のように自動車殿堂入りするほど産業界としての自動車界にも貢献したことが認められた言論人もいらっしゃいました。
カメラで言えばアサヒカメラの「診断室」は非常に詳しく、テスターはあの木村先生だったりするので、私はペンタックス愛用時代は、歴代ペンタックスを取り上げた診断室だけの雑誌を買って、自分がまだ生まれる前の記事などを貪り読んだものです。メーカーとのやりとりもどこか木訥な、メーカー側も紳士的かつ科学者的な性格が透けて見えるような文章で読み物として読み応えがありました。
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最近、週刊誌の記事で、そのテレビ番組に取り上げられた雑誌に携わられていた方が、当時の商品テストは、国家や企業に騙されないためにという視点で行っていたものという風にコメントされていたものを読みましたが、当時の時代背景は分からないのでこういった考え方もあるのかと思うことにするものの、自動車ジャーナリズムに関して言えば、自動車を購入するその車を愛するユーザーの目線に立つということが必要だと思います。アサヒカメラの診断室の記事など、特にそういった、国家や企業に騙されないために、というような視点のものではなかったように思います。非常に客観的かつ正確に。そういう視点にはユーザー本位で、かつカメラが好きという視点こそ、もっとも大切なことだったからではないでしょうか。
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自動車のユーザーは若い、あるいはヤングアットハートな中年の走り好きの方だけではありません。中間管理職のファミリーもいるし経営者層の方もいるでしょう。年配のリタイア組もいます。女性もいます。そういう多様なユーザーが生活に合わせて選ぶのがクルマ選びです。
レクサスLSの、しかもロングホールベースバージョンを取り上げた記事で、これからのエクゼブティブには後部座席でふんぞり返るのではなく、自らステアリングを握って欲しい等と書いてあった記事には、思わず社会性がないと思ってコメントを書いてしまったのですが、そういう立場の、例えば企業のトップの立場を見てみれば分かることですがそういう方は、特に成功している方であればあるほど分刻みでスケジュールは埋まっていて、その経営判断に掛かる責任が重い。周囲は極力判断に集中してもらうために移動の負担を軽減させようとします。トップが、移動の度に行く先がどこだっけと探すなんてあり得ないことです。乾杯することもできないですよね。年配の方であれば激務にむち打って働いている。そのためのゆとりある後部座席であったり、静かな車内であったりするのです。若い人から見たらふんぞり返っているように見えても年配の方が睡眠時間を削って働いていればどれほどの負担か。そういう目で見ないと、評論も的確にならないし、特定の立場から見た視線しかない、でも社会は、そういうものではないと思います。

HSにまつわるレポートは、また別の機会に。

by bjiman | 2016-09-16 05:00 | CAR | Comments(2)