<   2013年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧

江戸の面影を訪ねて~流山探訪(3)~

流鉄展を楽しんだ後は、江戸時代の面影を色濃く残す街、流山の顔を見ていきたいと思います。

(1) 一茶双樹記念館  (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
流山は味醂の街。味醂といえば現在でも流山が発祥のマンジョウ(万上)みりんがありますが、ここ一茶双樹記念館は、流山の名家・秋元家とゆかりの深い場所。秋元家のみりんは「天晴(あっぱれ)味醂」というブランドでしたが、この場所は秋元本家に隣接するところで、俳人の小林一茶が秋元本家の五代目・秋元三左衛門(俳号:双樹)と親交があり度々この地を訪れたことに因むものです。庭には一茶が植樹したといわれる赤松があります。
c0223825_0545138.jpg

立派な建物です。風格があります。
c0223825_0555491.jpg

敷地の外側にさえ、こんな見事な枝振りが。ワイドズームじゃないと入り切りません。
c0223825_0585062.jpg

(2) 街のあちこちに、こういった庚申塔があります。
c0223825_111782.jpg

c0223825_134253.jpg

c0223825_129486.jpg

(3) 流山の顔でもあるマンジョウみりんの工場。現在は「流山キッコーマン」になっています。
c0223825_1272473.jpg

c0223825_1282515.jpg

(4) 新撰組 近藤勇陣屋跡  (上下、SD1,中、SONY RX100)
  新撰組の近藤勇が幕府に捕らえられるまで本陣を構え、最後に自首した場所です。ゆかりの土蔵が残されています。訪ねた際は、耐震工事なのか建設現場のようになっていました。
c0223825_1333322.jpg

c0223825_1351854.jpg

c0223825_1394060.jpg

(5) 和菓子 清水屋
   創業は明治30年代。この地でずっと和菓子店を営んできたお店です。名物は、近藤勇陣屋跡を模した「陣屋最中」。
c0223825_14572.jpg

(6) 寺田園茶舗 見世蔵
   寺田園はこの流山村の草分けのひとつといわれる江戸時代から続くお店のひとつで、この建物が建てられたとされる明治22年当時はお茶・乾物屋さんでした。昭和38年まで、店舗として使われていたとか。建物は国指定登録有形文化財で、現在は万華鏡ギャラリーとして再活用されています。 (SONY RX100,ツマ撮影)
c0223825_255284.jpg

c0223825_263892.jpg

流山好きな私は以前からこの通りをよく通っていました。SONYの小さなコンデジ・Cyber-shot DSC-U30を愛用し始めた頃の2003年、偶然この寺田屋の姿を撮っていました。当時は、SUZUKI WAGON-Rの現代の和モダンともいうべき日本的なインダストリアルデザインと、この旧家が妙にマッチしているような気がして撮ったものですが、今のように再活用されていなければ、この貴重な建物も価値をたくさんの方に見ていただく機会を得られなかったかもしれません。国の文化財になるような建物も、繋いでいくのは人の知恵なのかもしれないですね。
c0223825_2265650.gif

(7) 丁字屋
   古民家を活かして現在はイタリアンになっています。
c0223825_1542732.jpg


流山本町めぐり、明日に続きます。

2013.2.17 流山市にて
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA 10-20mmF4-5.6
SONY RX100
SONY U30
by bjiman | 2013-03-05 01:40 | 写真散歩(松戸days) | Comments(4)

流鉄展 ~流山市を歩く~

(1)平和台駅を出ると駅前に「ながれやま文学の道」と題した散策路の案内図があります。平和台駅と流山駅を結ぶ江戸川周辺のエリアが、古くから続く流山の中心街。流山市は、この中心に大きく位置するマンジョウ(万上)味醂(現流山キッコーマン)とともに栄えました。この近辺といえば隣接する野田市はキッコーマンの醤油、流山はマンジョウ味醂で栄えた街なのです。  (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
c0223825_1331952.jpg

(2) 平和台駅を降りると、まず目に入るのがモダンな感じの理容室ムトウ。2Fが「美容室フランセ」になっています。
c0223825_1363774.jpg

(3) 歩いて行くと、古くから続いている貫禄あるお店が見えてきます。季節料理「かねき」の看板には、「万上本みりん」のマークが入っていて、いかにもという雰囲気があります。
c0223825_1413952.jpg

私もまだ未経験ですが、流山を歩くなら、こんなお店で食事してみたいです。
c0223825_1421355.jpg

この記事を書いていたら、ツマが以前にここで食事した時の写真がケータイにあるというので送ってもらいました。ケータイなので小さい写真ですが、ちょっとだけ雰囲気を。
c0223825_211668.jpg

夏だったそうで鮎などの夏らしいメニュー。
c0223825_294874.jpg

だし巻き卵が美味しいそうです。
c0223825_295399.jpg

(4) 流山市活性化協議会の取り組みで、流山本町で江戸時代から続くお店などが、こうしてかつての姿を行灯にして表示しています。絵は市内在住の切り絵作家の方の作品です。
c0223825_1512621.jpg

c0223825_1522476.jpg

普通の洋品店に見えるこのお店も、、、
c0223825_15734.jpg

行灯によれば、「洋品のイワハシ」の隣に「宿 八木道」と書いてあるのでお宿だったのでしょうか。
c0223825_1574695.jpg

(5) 雰囲気ある食料品店。
c0223825_2131186.jpg

(6) 街のあちこちにこうして由来が表示されています。流山市は小さな市ですが、こうした取り組みは散策する者に親切だし、とても良いことだと思います。
c0223825_2152877.jpg

(7) 今日の流鉄展は、ここ「杜のアトリエ黎明」で開催されていました。杜のアトリエ黎明は、地元出身の画家の方から寄贈されて出来た施設です。今回は鉄道の展示会ということで踏切信号機の飾り付けがしてありました。
c0223825_218566.jpg

c0223825_2211639.jpg

(8) 入り口には、「なの花」号のヘッドマークが飾られ、流山市出身のサンプラザ中野さんの開催祝辞と流鉄も含め流山市への思いをを歌った作品「流山マイラブ」の歌詞が書かれていました。この会場入り口ではラジカセで「流山マイラブ」も流れていて雰囲気を盛り上げていました。
c0223825_2243189.jpg

(流山マイラブ)


(9) 会場は狭いながらも電車や駅舎などの古い写真や歴史の展示、ジオラマの展示など充実した内容でした。
c0223825_2275155.jpg

c0223825_23116100.jpg

(昭和30年代の流山駅舎と車両)
c0223825_311512.jpg

c0223825_258484.jpg

流山駅と車両がどんな風に変わっていったのかがわかりやすく展示されていました。
c0223825_259139.jpg

c0223825_2592844.jpg

(10) 圧巻だった、開業以来の車両の歴史が分かるモデルたち
c0223825_242227.jpg

歴代車両のヘッドマークや写真
c0223825_2442498.jpg

c0223825_2445629.jpg

力作のジオラマがたくさん展示されていました。
c0223825_246283.jpg

小さな世界に迷い込んだようですね。
c0223825_2482076.jpg

しばし鉄道三昧でした。
c0223825_2501190.jpg


明日は、流山の古い町並みを散策します。

2013.2.17 流山市にて
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA 10-20mmF4-5.6EXDCHSM
by bjiman | 2013-03-03 02:24 | 写真散歩(松戸days) | Comments(0)

流山探訪 ~流鉄写真展を見に行く流山の旅~

松戸市の馬橋駅から流山市の流山駅を走る流鉄(りゅうてつ:旧総武流山電鉄)は、とっても小さな、わずか5.7kmの距離をトコトコ往復する電車です。

(1) 松戸市側の起点、馬橋駅ホームに佇む流鉄をJRホームからパチリ。 (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
c0223825_1163964.jpg

(2) 地元の新京成電鉄沿線の旅企画もあるのですが、この日は、流山市で古い写真や車両のミニゲージを使ったジオラマなども展示される「流鉄展」が開かれるということで、久しぶりに流山の町並みを歩いてみることにしました。
c0223825_1213590.jpg

(3) ミニ電車ですが、歴史は古く創業97年にもなります。市民が出資してできた市民電車ということもあり、沿線の市民の皆さんからは長く愛されてきました。小さな電鉄ながら、車両の入れ替えなどのイベントも続いている時期で、色々と盛り上がっています。
c0223825_1264248.jpg

(4) この日乗車した車両は、昨年12月にデビューしたばかりの5000系若葉号でした。真新しくピカピカです。
c0223825_1282076.jpg

c0223825_1302081.jpg

(5) といっても流鉄の車両は西武電鉄車両の払い下げを更新する形で導入されています。この車両もオリジナルは昭和54年の製造です。
c0223825_1323793.jpg

車両は旧式でも、ドア部分に貼られた注意喚起の黄色いステッカーシールなどに今風の意匠を感じます。
c0223825_1361547.jpg

(6) 若葉号は、山手線のウグイス色を思わせる若葉色に染められています。ボディに施されるNAGAREYAMAをイメージしたNのマークの意匠は全車両で統一されています。
c0223825_1401997.jpg

c0223825_1424652.jpg

(7) 単線の流鉄。中間駅の小金城趾駅では、往路と復路を行き交う車両を見ることができて楽しいです。
c0223825_1471785.jpg

この日すれ違ったのは、オレンジ色の流星号。
c0223825_1502669.jpg

(8) 本当は終点の流山駅まで行きたかったのですが、この日は「流鉄展」にまず行こうということで会場に最寄りの平和台駅で下車。
c0223825_1562693.jpg

(9) 流鉄はパスモやスイカなどのICカードには対応しません。昔ながらの切符と出札口での対応です。
c0223825_159010.jpg

c0223825_201764.jpg

(10) 流山は都市近郊にありながら江戸時代の面影を残している場所が多く残っており、観光に熱心な取り組みが見られます。
c0223825_235368.jpg

c0223825_255570.jpg

(11) 平和台駅。良いお天気だったので、大好きなFOVクラシックブルーで青空を表現してみました。
c0223825_213186.jpg


続きはまた明日に。明日は、流山の町並みを歩きながら流鉄展に向かう散歩路です。

2013.2.17 流山市にて
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA 10-20mmF4-5.6
by bjiman | 2013-03-02 02:15 | 鉄道写真 | Comments(4)