2015年 06月 17日 ( 1 )

レクサス・HS250h インプレッション③

〔トラノオ〕 成田市坂田ヶ池総合公園にて SIGMA DP3 Merrill/50mmF2.8、F4.5,1/200秒,ISO200)
 トラノオには、山地で咲くオカトラノオと沼地で咲くヌマトラノオがあるそうですが、花穂が曲がるこちらは、オカトラノオのようです。森の散歩路のしっとりした空気感の中で、美しく輝く純白が印象的でした。
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 前回は、自動車専門誌のWeb記事で、クラウンやカムリ、SAIなどトヨタハイブリッドに比べて、HSを積極的に買おうとする理由が見つけにくい、というような、(私から見れば)実におかしな記事について、書きました。
 私のような素人が言うまでもなく、今の日本の自動車は、①販売量が桁違いに多い北米市場のために作られたモノ、②反対に、国内事情を考慮した国内専用車、③その他、に分かれると思います。
 カムリは、北米市場で13年連続乗用車販売ランキング1位の金字塔を打ち立てた①を代表するクルマ、反対にクラウンは、国内のクラウンユーザー(だけ)を見つめてきた、豊田社長のお言葉を借りれば「日本人のプライドを乗せて走ってきた」国内用のクルマです。ではHSやSAIはというと、HSは、アメリカにも輸出されていましたが販売不振で2013年1月のMC後は、国内専用車になっています。SAIは最初から輸出はされていません。でも②とは違い、③のうち、欧州風に仕立てられた国内専用車というタイプです。
(Lexus HS250h ’Harmonious Leather Interior II’/SIGMA DP1 Merrill)
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 言うまでもなくクルマを作るのは人間であり、クルマの性格は、自ずとその国の人間性、社会性、嗜好が反映すると思います。ドイツ人の作る機械は精巧だけどエモーショナルな感受性という点ではイタリア車、合理性という点ではフランス車、貴族的な階級社会を感じさせるものといえばイギリス車です。その国の文化は、当然食文化にも色濃く反映される訳で、イタリアンしか食べないイタリア人の作るクルマは、非常に保守的な面があります。食の美を追究し、常に新しいメニューを追求するフランス人は、柔らかく美しい乗り心地と、シトロエンのような時にアヴァンギャルドなスタイルを出してきます。そうすると、日本人を表すものは、私は「多様性」だと思います。懐石を愛する一方で、イタリアンも大好き、デートはフレンチでして、世界中で有数のカレー好き、、、こんな国民性がクルマにも反映するのはある意味当然だと思います。アメリカン的な日本車、欧州車的な日本車、日本車的な日本車、私はどれも大好きです。
そんな中で、HSやSAIは、欧州車的な日本車、という部類に入ると思いますが、HSとSAIは、自動車の作り方の点で異なります。それが、レクサスとトヨタの作り方の違いでもあります。

続きは次回。



by bjiman | 2015-06-17 02:26 | CAR | Comments(0)