2013年 02月 28日 ( 1 )

DP3で撮る暗い店内での食事風景 ~ISO800を試す~

DP3に限らず、シグマのFoveonは高感度にはあまり強くないことが知られています。
Foveonセンサーは、RGBの各波長の違いによってセンサーの素材であるシリコンに届く深さが異なることを利用して、シリコンの表層からBを、中層からRを、下層からGを取り出すことによってカラー画像を構成する3層キャプチャーのシステムです。詳しいことは分からないのですが、それぞれの層から取り出せる情報(光の単位であるところのフォトン)の量としてはイコールではないのでそれぞれに補正して均等なRGBを合成しているようです。そうした過程でアンプでいえば雑音に当たるような様々なノイズが乗ってくるということではないのかなと思っています。そんなFoveonですが、最近のSPPのノイズリダクションによって、ずいぶんとISO800の実用性は向上したように思います。今回はお気に入りのインド・ネパール料理店「タァバン」の暗い店内で、ISO800の画像を試してみました。

(1) タァバンでいつもいただくのが美味しいインドワイン。インド=ワインということは何か全然結びつかないのですが、このカベルネ・シラーズはとても美味しい。ただ美味しいだけではなくて個性的な味でカレーのスパイス感溢れる強い味を前にしても負けない風味があります。ここのワイナリーはフランスの技術者の指導を受けているそうですが、とても個性的な味でオススメです。  (SIGMA DP3 Merrill,50mmF2.8,開放、1/30秒,ISO800)
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(2) ここはとっても店内が暗くて、かつ電球のライティング。AWBでは補正しきれずホワイトバランスで白熱電球を選んで、かつカラー調整を29C+27Mとかなり青方向に振ってようやく見た目の印象に近づきました。実際店内ではかなりオレンジかかった色のはずですが、人間の目にはこのように補正して見える、人間の目のAWBは相当に高性能です。これはISO400で撮ってみました。
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(3) ここでいつもいただくのがペアセット。タンドリープラウン、シシカバブ、レシミカバブの3種盛りで楽しみます。
50mmF2.8はかなり被写界深度が浅いので、このような暗いシーンで開放で撮れば、ピントは中心にしか来ないのも仕方ないところです。これもISO400です。
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こちらはISO800。あまり違いはないようです。
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(4) ネパールカレー。これはネパール人のスタッフの方によれば、もうまったくネパールで食べられている地元のものと同じように作っているそうです。唯一違うのがチキンを入れていることくらいだとか。「ネパールカレーオリジナルのチキンバージョンというところですね」と聞きました。これは札幌で食べるスープカレーの原点のような感じです。これはクセになる味なので、もうタァバンにはこれが食べたくて通っているようなもの。ISO800で撮っています。
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(5) 大きなナンとチーズナン。 チーズナンは、ピザのような雰囲気なのですが、たっぷり入ったチーズが、これも一度食べたら忘れられない味になるのでは、と思います。おなかには溜まるんですけどね。これもISO800です。
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DP3でのISO800、いかがでしたでしょうか。
今のFoveon-SPPの性能では、私はISO800までは実用域だと思います。暗い店内などでは積極的に使い、シャッタースピードを稼いで手ぶれを防いだ方がいい感じだと思います。

2013.2.24 松戸・タァバンにて
SIGMA DP3 Merrill
by bjiman | 2013-02-28 01:54 | 使用機材シグマのカメラ・レンズ | Comments(8)