男着物④読谷山ミンサー、博多織(献上)

年末、年始にかけては、デパート等のセールがよくある時期です。そんなセールで最近揃えた帯を取り上げてみたいと思います。

○読谷山ミンサー
 読谷山(ゆんたんざ、よみたんざん)ミンサーは、沖縄県読谷村で織られる綿織物で、経済産業大臣指定の伝統的工芸品。女性の帯だけではなく、男性の角帯もあります。
 ミンサーの「ミン」は木綿、「サー」は狭い、を表し、細帯という意味で用いられるそうです。読谷村のミンサーはグーシバナという竹串を使って紋を織る東南アジアの影響が強い技法なのだとか。一度は途絶えてしまった伝統ですが、地域の高齢者達によって復活され、最近では嬉しいことに売れ行きも好調なんだとか。伝統工芸品を巡っては価格と普及の問題がついてまわることが多いものですが、何と言っても「商品として売れる」、「魅力を感じて買う、支える」という熱気と熱気がつながれていくことがとても大事だと思っています。
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いろんな証紙がいっぱい付いています。せっかく買うなら証紙のついた本物を買いたいですね。
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先染めの絣で文様が織られています。なかなかにかわいらしいですよね。綿の帯なので、綿の着物や、ちょっといい浴衣に合わせてもいいかなと思っています。
下においている赤い柄のものは、最近仕事で那覇に行った時にツマに買ったミンサー柄のストールです。こちらも手触りの良い、いいお土産でした。
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那覇空港で、お手軽なミンサー柄のバッグも買いました。綿の着物で出かけるときなど用に。
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さて、こちらは近くの百貨店での冬のセールで買った博多織の角帯。博多織はオーソドックスですが、正絹の角帯として男着物には欠かせない、使いやすい帯だと思います。私も角帯は博多織をいちばん多く使うので、数も揃ってきました。
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博多織の特徴のひとつである華皿(はなざら)という仏具をモチーフに図案化した柄と縞にオレンジ色のポイントが入っています。オーソドックスな紺地ですし、着る着物を選ばない、合わせやすそうな帯です。これは活躍しそうな気がしました。
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博多織は、表裏両面で使えるのが特徴。裏もシンプルな縞柄で、たまにはこちらを表に出して締めてもいいのです。
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博多織の証紙はこういうところについています。この証紙は金色のもので、絹50%以上のものに貼られます。この帯はもちろん絹100%です。証紙の内容についてはこちら
をごらんください。
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ところで、経済産業大臣指定の伝統的工芸品である博多織といえば何と言っても「献上」と呼ばれる文様のものが代表格です。
「献上」は、大河ドラマでも取り上げられた黒田官兵衛の息子、黒田長政が幕府に毎年、この柄のものを献上したことが由来ですが、定格なのが、「独鈷」(どっこ)と「華皿」(はなざら)、中間に縞を配するというデザイン。縞も、まん中に太い線がある「両子持」(りょうこもち)と上下に太い線がある「中子持」(なかこもち)があるのが特徴。この全てが揃っているのが献上で、私の持っているものだと、これがそうです。涼やかな銀と白の組み合わせなので初夏に使っているものです。
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献上の柄については、こちらをご参照いただければと思いますが、私のこの帯の場合、上から中子持、華皿、両子持、独鈷、中子持の順に並んでいます。
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グローバル社会であるからこそ、地域の特色を活かした産業は不可欠であると思います。また、外国から見た日本らしさ、という点でも伝統や文化が大切だと思います。
こうした伝統工芸品は積極的に実用に使ってこそ、今日に生きてくると思うのです。そして、外国の方から聞かれたときに、きちんと説明できる自分でありたいと思っています。

by bjiman | 2017-02-03 00:51 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(0)
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