マウスコンピューター ~シンクグローバルの先にあるもの~

マウスコンピューターのデスクトップPCが我が家に来たのが5月14日。あっという間に1ヶ月半経ちました。
〔我が家のマウスコンピューターPC〕SIGMA DP1 Merrill
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PCは、久し振りのデスクトップ。SIGMAの高画素のX3RAWファイルを快適に運用するにはノートパソコンではもう無理だろうと判断してデスクトップにすることにしましたが、タワータイプはやっぱりケースが大きすぎるので、スリムタイプのケースを選ぶことにしました。
マウスコンピューターのデスクトップは、ケースがスリムタイプ、マイクロタワー、タワー型の3種類あって、スリムタイプは色が白と黒から選べます。
私のは黒のスリムタイプです。Windows98パソコンの頃のデスクトップPC(あの頃は横においてましたよね。)と同じようなサイズ感です。
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スペックは、Core-i7-6700プロセッサー(4core3.4GHz)、メモリは16GB(8G×2)、SSD+HDDで、SSDは240GBでこちらはソフトの駆動用、写真などのファイルはHDDに入れるので容量は3TBと余裕を持たせました。私はファイルは一定期間経ったら外部HDD(後方に見えている2つ)に移し替えていましたがすでにファイルがもう一杯なので、いずれもう一台外部HDDを追加する予定です。といってもHDDも寿命があるので、今回はバックアップを考えてディスクドライブはブルーレイディスクにしました。BD-Rもだいぶ安くなったので、今までのHDDファイルを少しずつ旧いものからBDに焼いていくつもりです。

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キーボードとマウスは、ロジクールの無線タイプを選びました。ブルートゥース使用です。やっぱりケーブルがないとスッキリするので良いです。難点といえば、両方とも電源に電池を利用していますから、マメに電源スイッチを切る手間があることと、受信機をUSBに入れているので、これでフロントのUSBがふさがっちゃったことくらいです。キーボードはキーストロークがちょっと深めですが、特に問題はありません。
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今回BTO(Build To Order:注文生産)のデスクトップタイプにしたのは、本体の性能のこともありますが、ディスプレイに好きなものを選びたかったことも大きな理由です。
最初は21インチにするつもりでしたが、秋葉原のヨドバシカメラに新装開店したマウスコンピューターの店頭で店員さんと検討している時に、「大変失礼ですがお客様の年代だとR眼を考えれば23インチ以上がいいと思います」とのご助言をいただき、素直に従うことにしました。iiyama ProLiteXUB2390HSというモデルです。
マウスコンピューターのディスプレイは、会社を吸収合併した長野のイーヤマ(iiyama)が使われています。イーヤマは元々飯山電気(株)時代からテレビ製造の請負などをしていた会社で、PCのディスプレイを展開していたことは私も知っていました。今はマウスに吸収され、元の会社は消滅してしまっていますが、マウスPCは、かつての飯山電気の場所を飯山工場として生産拠点に使い、「飯山ブランド」を再創造しようとしています。飯山のディスプレイは昔から知っているし、国内メーカーですし、この点がマウスコンピューターに決めたポイントのひとつでした。23インチのIPSタイプで、見え方も文句ありません。私はプロではないので、EIZOなどのカラーマッチングをするような使い方はしませんからこれで十分です。ただし、とても解像感が良く、今まででは見えなかった色、色調の調整が出来るようになりました。このため、このディスプレイになったことをきっかけに、カラースペースは色域の広いアドビRGBを使うようになりました。

(梱包を解いて初めて電源を入れたとき)

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このディスプレイは、縦横にスイングできる点が良いです。縦にすると今店頭などで流行のデジタルサイネージのようになります。これがニュースを読んだりするのにも結構便利でたまに使います。写真用紙でいうとA3ノビが縦は約40cmくらいですが、これは約50cmあり、原寸大で画像を確認できますから、縦構図の写真を現像し、プリントする際などには細部の色合いを見るのにもいいでしょう。

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背面はこうなっています。スピーカーが内蔵されていて、それなりに音を出すこともできます。私はDAコンバーター経由でオーディオシステムに繋いでいるので内蔵SPは使っていません。
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本体背面です。USBは3.0が2つ、2.0も2つ、後はHDMIとラインイン/ラインアウトがついています。もう少しUSB3.0が欲しいけど、スリムタイプだし、まぁこんなもんでしょう。
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私が今回マウスコンピューターを選んだのは、日本のPCビルドメーカーだからです。組立屋さんですね。
マウスコンピューターは、もともとがBTO-PCを個人で注文に応じて組み立てるパソコンショップの個人商店の形でスタートしたBTO専業の企業でありながら、今では連結1000億という大企業に成長。その過程で、イーヤマを買収し、信州に生産拠点を設けてからは、「飯山TRUST」という形で長野県の飯山で組み立てをしている点を前面に出してブランド化をしています。「ASSEMBLED IN JAPAN」としてブランド化を進めている姿勢に好感を持ちます!SIGMAがMADE IN AIZU をブランド化しようとしているように、こういう地域に立脚する姿勢が大切なのではないかと思います。
様々な家電メーカーがPCから撤退や規模縮小する中、BTOメーカーならのではのフットワークの軽さでマザーボードから何から部材を世界中から効率よく調達し、組み上げて商品にする効率的な経営でコスト低減を図っています。家電メーカーが参入してから、おしゃれなデザインや専用デザインのオプションなどでPCは家庭的な道具になったものの、もともとPCというのはNECや富士通などの専門メーカーが扱うか、マウスコンピューターのように詳しい人が共用パーツを使って組み上げるようなものだったように思います。そういう意味では原点に返ったというか、むしろ、昔のBTOに比べて今のものはパネルなどのお化粧もかつての家電メーカー程度のものにはなっており、これで十分、いやむしろ専門業者ならではの効率の良さと選択の自由度の高さで、好きな方ならずっと選びやすくなっているのではないでしょうか。
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Windows95パソコンの頃は、いろんな家電メーカーが参入しましたが、家電メーカーはグローバル化の進展とともに多くがPCから撤退したり縮小したりしました。私もずっとVAIOを愛用していましたが、デスクトップモデルはおろか、映像処理に特化した映像タイプからも撤退してしまいました。VAIOといえばVideo&Audio Integrated Operationの略だったのに、いつのまにかそういう意味じゃないとか言い始めて、少しずつ、映像のソニーというイメージを毀損したんじゃないかと思います。

(2000年。WindowsMEのデスクトップ、VAIO-LX)
 このPCはテレビ付きの出始めの頃のモデル。私はVHSデッキ経由でオーディオにもつなぎ、PCをハードディスクレコーダーとして使っていました。まさにVIDEOとAUDIOが融合したPCを実感できた頃です。Windows98の頃はNECの白いPCを使っていたので、VAIOの薄い紫系のデザインも好きでした。
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今まで愛用したVAIO-Fは、ディスプレイがノートPCではソニー時代のVAIO最後となったノングレア仕様の映像処理用モデルでした。
VAIOはノートPCにもこうした映像処理タイプをずっと用意していたのに、こういうモデルなくなってしまったのが残念でした。VAIO(株)になったら、「大ソニー」のしがらみがなくなる分、もっと尖ったPCを攻めてくるかなぁと思っていたのですが。久し振りにHPを見てみたらノングレア液晶のノートも出すようになったようですが、まぁもう少し様子を見てみましょう。
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私は秋葉原のガード下にあるマウスコンピューターの店頭に行ったとき、デスクトップはおろかノートPCだってみんなディスプレイがノングレアだったことに驚き、店員さんに、みんなノングレアですね、と声をかけたら、「それはもう、それがウチの特徴なんで。グレアが欲しいなら何でウチ来るのって感じですよね。」という反応を聞いて嬉しくなってしまいました。それから実際に購入するまではいろんなモデルを検討したりスペックを考えたりで、なんだかんだと1年掛かりましたが、そうこうしている間に秋葉原のヨドバシカメラに専門コーナーが出来て、広いスペースでゆっくり見られるようになり、あぁタイミングってあるんだなと思って購入に至りました。マウスコンピューターのスタッフの方でも、カメラ店に出店するということで現像処理などに必要なスペックということで色々勉強されているようで、こちらも相談しやすかったです。
BTOというと大変なようですが、店頭で助言を受けながら選べば、私のようにPCに詳しくなくてもBTOができます。その意味で、今回はいい買い物ができました。

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1ヶ月半使ってみて、動作音は静かだし、SIGMAのRAWファイルもササッと現像でき、またディスプレイの解像感がいいので現像処理が大変楽になりました。
Windows10ですが、今のところ、手持ちのソフトや周辺機器で使えなかったものはありません。あ、拘っている点といえば、日本語ソフトはATOKの最新バージョンを
購入しました。ツマは予測変換が使いやすいと言っています。
とてもいいPCだと思います。
マウスコンピューターは、当時19歳だった青年が祖父の代から続いていた衣料品店の経営危機をきっかけにDOS/V時代のPCを受注生産する会社として起業したベンチャー企業です。
今では完成品のPCも販売していますが、基本的にBTOの会社ということで一般的な知名度では劣るものの、今や大企業。マイクロソフト社もゴールドレベルのパートナーとして厚遇しているようなので、その分経営面では優位な点もあるでしょう。
私の今回のセットもこれで、ウイルスソフトやワードエクセルもつけて18万円台で収まり、価格面でも良かったなと思っているところです。
グローバルな時代、ただ海外に出て行くというのではなく、信州飯山のブランドを創造しながらグローバル化にはしっかり対応してコストも抑える。パソコン生産が儲からないと言われて家電メーカーが撤退していく中で、国内で組み立てながら成長していける道筋を示した。そんなポストグローバル時代の優等生なのではないかと思っています。

2016.7.3

by bjiman | 2016-07-03 15:48 | その他のカメラ・レンズ機材関係 | Comments(2)
Commented by renchiyan3 at 2016-07-04 05:36
おはようございます
新しいPC導入されたのですね OS起動ディスクはSSDですか 私も同じです やはり早いですね
でも慣れてくると早く感じられなくなってしまいます 困ったもんです
Commented by bjiman at 2016-07-05 00:58
夢遊さんこんばんは。
そうなんです。ちょっと前なんですけど、記事を書く機会がなくて書くのが遅れました。
OS起動ディスクはSSDです。起動が速いようですし、写真ファイルを納めるHDDとは分けた方が動作が安定するかなと思ってそうしました。
慣れてくればそうでしょうね。私はWindowsは3.1の頃から使っていましたので、当時は本当に遅かったもので、同僚のDOS/V PCの98
NOTEが起動も速くてうらやましかったものです。自宅ではワープロのオアシスが瞬間起動だったのでこれはWindowsMEに代替わりするまで
使っていました。速い→高機能になるが遅い→また速くなる→高機能になって遅い、、、の繰り返しのような気がしますね。
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