レクサスのIoT ~私のレクサス考③~

日本のレクサス車は全車に専用通信機(DCM)を搭載したかなりコストの掛かったNAVIシステムを搭載していて、ブランド戦略のポイントになっていると思います。
自分のレクサスに乗って大きなパワースイッチをぐっと押し込むと、ちょっとエレガントな音楽が鳴ってナビが立ち上がります。まぁパソコンと一緒です。

(レクサス・LXの操作パネル)SIGMA DP1 Merrill
 
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立ち上がると同時にシステムはトヨタの情報センターとネットで繋がって、自車の状況を把握。地図データが新しくなっていれば勝手に更新されるし、ディーラーからは点検時期のお知らせだのイベント情報だの、今月のスペシャルドリンクを用意しているのでディーラーに寄ってくれだののメールが割と頻繁に着いていて、これも自動音声が読み上げてくれます。何だか会社に来たみたいで好みが分かれると思いますが、アグレッシブな気分を盛り上げてくれるとも言えます。私はレクサスって、そういうポジティブな考え方をする方向けのクルマだと思うんです。

(レクサス・HSのナビ画面)
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レクサスの購入契約が成立した時、最初にディーラーから渡されたのがこのDVD。まぁ納車までこれでも見て楽しみに待っていて下さいということなんですが、このDVDに出てくる操作方法の紹介というのが、行動的でアグレッシブなオーナーを想定しているように思ったんです。レクサスのナビは、常時専用回線でトヨタの情報センターと繋がれているので、簡単な操作で専用回線を使ってセンターに電話が繋がります。オペレーターが出ると、こちらが何の誰べぇかということは把握しているので、〇〇様、どうしましたか?みたいな事で用件を聞いてくれるのですが、どこどこのこういうレストランに行きたいだの、夜中でもコーヒー飲めるところはないかとか色々聞いてみると結果はともかくとにもかくにもすぐに探してくれて、ナビに情報を送ってくれます。目的地を書き換えることもセンターの操作で出来ます。こちらは、走行中はナビの操作ができないのでこれは案外便利だと思いました。私は出先で休日に郵便局行く用事があった時に営業時間まで調べてくれて助かったことがありました。
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もちろん常時接続されたナビはクルマの走行状態を常にセンターが把握していて、燃費の計算はもとより、同型のHSの中で毎日の自分のランキングは何人中の何位なのかも細かく教えてくれます。また、アクセルの踏み加減まで見ているので、スムースに運転できれば褒めてくれるというのは以前ご紹介したとおりです。
こういうのも、ポジティブに考えればいつも自分の運転の状態がどうなのか、今日はスムースに運転できたかを考えるきっかけになります。
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この通信を行っているアンテナは、ルーフのリアにちょこんと乗っかっています。データは、クルマを降りて離れたところにいても自分のスマホでも専用アプリでいつも見られますし、パソコンで自分の専用サイトから前日にドライブプランを作ってナビに部屋から送っておくこともできます。私はよくドライブのポイント(目的地)をデータで送っておきます。ナビはブルートゥース搭載なので、携帯電話もソニーのウォークマンも無線で繋がります。まさにIoTで、あらゆるものを繋げていくという発想です。
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米国では標準ではないので、このハワイで見たISにはリアにアンテナが付いていなかったです。
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このような、「いつも繋がっている」「走行状態を把握し、場合によってはクルマにセンターから情報を送ることができる」という状態は、運転中の急病などにもすばやく対応できますし、来たるべき自動運転社会に相当なデータ蓄積と経験をメーカーにもたらしていると思います。また、そういう状態を未来にむけて一緒に作っているという積極的な意識も持てるのではないかと思います。
トヨタブランドのクルマでも類似のサービスが受けられる車種もありますが、上級車種になるし、専用DCMが付いていない機種の場合、後付けだと、例えばSAIの場合DCMだけで7万円近かったしてかなり高価なんです。レクサスは全車標準(というか車両代金込みですね)なのがポイントです。
この常時接続サービスは、オペレーターサービスやデータの自動更新も含めて新車購入から3年間は無料(というよりこれも車両代金に込みというべきでしょうね。)で、最初の車検以降は2年毎の更新です。こういうサービスって何度使っても料金は一緒だから、アグレッシブで行動的な人ほどメリットを享受できると思うんです。ハイブリッド車だったりすれば、走れば走るほど、燃費の差が燃料代に跳ねてくるし、、、そういう意味でも行動的な方向きですね。
ディーラーさんに聞いた限りでは、9割以上の人がこのサービスを更新するそうです。

by bjiman | 2016-04-27 05:00 | CAR | Comments(4)
Commented by 腹一杯 at 2016-04-28 21:12 x
いつも拝見しております。レクサス、憧れです。おっしゃる通り便利だと思います。自動運転と言えば、BSフジのプライムニュースで先日「日本は欧米に比べ自動運転技術が遅れている」と言っていたと同僚から聞きました。私は運輸省の責任も大だと思います。うろ覚えで恐縮ですが、「自動運転は認めない。車と道路に埋め込んだ装置と通信しながら出ないと駄目」と遅くとも80年代後半に入っていたと思うんです。惜しいです
Commented by bjiman at 2016-05-09 02:33
腹一杯さまお返事遅れてすみません。コメントありがとうございます。
自動運転技術は日本でも着実に進んでいると思いますが、アメリカでは、特にテスラやグーグルなど既存の自動車メーカー以外の部分から革新的に進んでいく可能性はあると思います。また、ヨーロッパもこの部分ではメルセデスがアグレッシブに研究を進めていることがよく報道されます。
日本ではトヨタがこの部分ではずっと以前から取り組みを進めていることが評論家の説明で解説されてきましたが、トヨタはナビによる道路と運転のマッチングがまず絶対に必要だと考えていたことから、ナビの内製化と通信システムの整備に取り組んでいて、特にレクサスの日本での販売においては、全車に通信システムを導入して、トヨタの会社側からユーザーのクルマをコントロールするという取り組みの実践を行っていると捉えています。道路は絶えず変更、新設がされているので、ナビの地図が常設的に修正され、交通標識に連動しなければ自動運転ができないと考えていると思います。ご指摘にある通信システムも、最近では、警視庁による信号機と連動したシステム(DSSS運転支援機能=赤信号の見落としなどをクルマに通知する)が実験段階に入りました。赤信号の見落としを通知する技術の確立は、クルマの自動制御=ブレーキを掛けることに繋がりますが、自動運転とするには、歩行者をどう認識するかなど技術的な課題はまだまだ山積していると思います。
ただ、自動運転技術の優劣が将来の世界の覇権を左右することだけは間違いの無い将来だと思います。
Commented at 2016-05-24 05:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bjiman at 2016-05-26 01:15
鍵コメさんありがとうございます。
そうですか、残念ですが、またの機会を楽しみにしたいと思います。
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