男の角帯・博多織あれこれ~男着物・3年目の着物道楽 その16~

男の角帯といえば、「博多織・献上帯が基本」と言ってもそう間違いではないと思います。
実際、私が愛用している帯も博多織が多いんです。

〈愛用の博多織の帯あれこれ〉 SIGMA DP1 Merrill
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 博多織の歴史は古く、鎌倉時代、南宋に渡った満田弥三右衛門と弁慶和尚という方が6年間滞在し、身につけた技術を博多に持ち帰ったのが始まりとされています。
 この技術が語り継がれ、博多の地名をとって、「覇家台織」(はかたおり)と名付けられたと伝えられているそうです。
 博多織と言えば献上帯(けんじょうおび)とも称されます。この名前の由来となったのが、NHKの大河ドラマでも取り上げていた黒田長政。黒田勘兵衛の息子の長政は、筑前を領有するようになってからは幕府への献上品として博多織を選び、帯地や生糸を献上するようになったことが博多帯が「献上帯」と呼ばれるようになった所以です。
 そして、その献上帯の代表的な柄が、仏具の独鈷(どっこ)や華皿(はなさら)をモチーフにした柄です。私も不思議に思うのですが、色んな帯、柄があるものの、男着物の姿には、この博多の献上が似合うし、使いやすいのです。

〈独鈷(どっこ)をモチーフにした帯〉
 博多献上帯の象徴ともいえる一本独鈷をフューチャリングした帯。私は初夏の単衣の時期などに合わせています。博多織のブランド、西村のものだったと思います。リバーシブルです。
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〈華皿(はなさら)をモチーフにした帯〉
 華皿も仏具で、華皿柄は、博多献上帯を代表する柄です。
 この帯はリサイクル・B反市で買ったものですが、金色の色目も藍色やグレーなど男物に多い色目の着物によく似合い、なんだかんだでもっとも使っているケースの多い帯です。相当使い込まれていたものらしく、その後私も愛用しているので、すっかり柄が擦り切れてきています。
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〈博多帯はリバーシブルが基本〉
 どちらの側も使えるって便利なんですよね。博多帯はこうなっているものが多いです。
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〈博多帯はきちんと表示がされています〉
 きちんと検査された博多帯は、博多織工業組合による証紙が貼付されています。博多のマークが金色になっているものは、絹を50%以上使っていますという証しです。
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私愛用の博多帯、明日に続きます。

2016.1.27 bjiman
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2016-01-28 05:00 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(0)
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