「シルクウール」って意識しないと聞き慣れない言葉です。知ってみると、シルクとウールの混紡であぁそうかっていうだけなんですが、シルクウールの着物は、ちょっとツヤのある普段着としてオススメです。
〈私のシルクウールの着物〉 SIGMA DP2 Merrill
この着物、
ウールの着物と同じでリサイクル屋さんで偶然見つけたものなんです。値段は忘れてしまいましたが、確か千円くらいだったと思います。値段の割にはツヤツヤしているし、正絹の割には安いし、、、と疑心暗鬼で買ってきたのはいいのですが、困ったのはクリーニング。見た目は正絹に見えるけど、ウールと正絹ではクリーニングの発注も変わってきます。目利きの方に聞いてみたら正絹ではない、ウールだと思うよ、、、という言葉を信じてウールという扱いでクリーニングに出したら、答えは「シルクウールです」ということでした。
正絹とウールの混紡なので、正絹のようなツヤがありながら手触りはもっこりとしたウール的な感触があります。とてもキレイで、普段着でもちょっといい着物という感じ。柄は亀甲を模したような柄で、こういうところもちょっと代替品というか普段着的なディティール。亀甲が重なったような柄が立体感を生んでいます。
この着物は単衣だったので、秋のお祭りの時に着ました。
シルクウールは、混紡とは言ってもシルクが入っているので家庭でのクリーニングはあまりオススメできないものだとか。ウールの着物は冬は暖かくて手放せないし、新品の反物だってまだまだ手に入ります。着物といえば正絹ですが、着物好きならば、冬はウールというのも実用的でオススメですよ。
2016.2.25 bjiman