トヨタ・クラウン60周年記念展に思う~日本人の誇りを載せて⑤~

クラウン特集も5回目。最近のモデルに近づいてきました。

10代目クラウン(JZS150系、1995~) SIGMA DP1 Merrill
 10代目が登場した1995年は平成7年。私はホンダビートに乗っていた頃ですから、このクラウンが登場した頃の同時代の思い出はないのですが、今眺めてみると、先代マジェスタでぐっとモダンになったデザインを継承し、モダンでメルセデス風のところもありつつ抑制のきいた落ち着いた上品さがあって、あぁクラウンいいなぁと思うデザインです。
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フロントグリルのデザインも伝統を継承しつつ一層凝った造形になり、また、塗装の品質が非常に良くなった印象があります。これらが合わさってより高級な品質感を感じさせるようになったと思います。
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クラウンはこの世代から先代マジェスタに続いて伝統のフレーム構造から現代的なモノコック構造に変わりました。そもそもフレーム構造を用いたセダン自体クラウンにしか残っていなかったものを止めたということなのですが、こうした辺りにもトヨタの時代に流されない「自分の考え」を感じます。フレーム構造を残していたのはクラウンらしい乗り心地と静粛性を優先してのことでしょうし、この時代、モノコック構造に変更したのは時代が求める安全性と軽量化によるエコのバランスを取った結果なのでしょう。
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先代辺りから、クルマ自体のデザインそのものが上品だな、好きだなという風に思ったのは、これまで書いてきたこととある意味矛盾するのですが、特にこの代から横幅を1760mmとしっかり取って5ナンバー時代の1700mm以下のボディから開放された伸びやかさにあるのではないかと思います。4,820mm×1,760mmのボディサイズは、例えば同時代のFR車で私が好きだったオペル・オメガ(4,790mm×1,785mm)から見ても僅かに細身な程度で、Eセグメントの欧州車基準に近いものです。この時代、欧州車は今よりもだいぶ手頃なサイズのクルマがありました。この後欧州車が肥大化していくことが、クラウンのサイズが日本独自なものになっていくことにも繋がると思います。
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内装も、かつてのキャディラック辺りを彷彿とさせるようなソファ風のものから、すっかり様変わりし、ドイツ風の硬質なものよりも優しく、好印象な独特の日本風ともいうべきものになったと思います。
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11代目クラウン(JZS170系、1999年~)
 11代目クラウンは、一見10代目と見間違うようなキープコンセプトのデザインで、実際ボディサイズは全幅が5mm大きくなっただけで全長は同じです。
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大きな違いは、6代目から続いているピラー付きのHT(ピラードHT)から、よりオーソドックスな4Drセダンになったことでしょうか。そのせいか、BピラーからCピラーにかけてのキャビンのスタイルがよりメルセデス的な雰囲気を漂わせています。
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先代と同じ雰囲気でありながらより磨きが掛けられた塗装感、グリルの精密感。
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風格があり、若返りを図っている今のクラウンよりも年齢感が高い感じがありますね。
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インテリアもすっかり現代的になっています。これなら乗ってみたい。
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次回は、クラウン特集の最後になるかな、2000年以降のモデルを特集したいと思います。
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2015.9.20 トヨタMEGAWABEにて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2015-10-14 02:35 | CAR | Comments(0)
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