養老渓谷ハイキング(弘文洞跡コース)②

養老渓谷ハイキング(弘文洞跡コース)も2回目。今回歩いているコースは、中瀬遊歩道から弘文洞を経て奥養老バンガロー村へ至るコースを歩いています。フルに歩くと8kmくらいあるようですが、多少アレンジしています。
〈中瀬遊歩道にて〉 SIGMA DP1 Merrill 2015.8.23
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さて、歩き始めてから25分くらいで今日のハイライト、弘文洞跡に到着しました。
〈弘文洞跡〉 DP1
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上の写真の真ん中部分をピクセル等倍で取りだしてみたのがこの画像。切り立った崖から、ここは切り開いたものであることが分かると思います。この流れの向こうに別の川があって、その川をこの崖を切り通して手前にある養老川につなげるためのトンネルだったのです。こうした手法は、川廻しといって千葉県独特の文化なのだそうです。
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説明版がありましたが、だいぶ経年劣化していて見にくくなっています。詳しくはこちらの図5に
詳しい説明があるのでご興味のある方はご参照下さい。(私がこのテキストを書くために勉強したものです。)
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弘文洞「跡」とされているのは、もともとはくりぬいた洞だったものが、昭和54年に上部が崩落して切り通しになってしまったからだそうです。洞時代の写真が示してありました。
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説明によると、この洞を掘ったのは江戸時代だそうです。こんな大きな崖を切り崩そうなんて、よく考えますね。さぞかし危ない工事だったろうと思います。この写真でいうと、ちょうど頭のあたりが繋がっていたという感じでしょうか。
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養老川の水は、周辺の山が濾過した湧水なのでとっても澄んだ、涼やかな水です。 (DP3 Merrill)
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この美しい川面に沿って可憐な花を見せてくれるのが、タマアジサイ です。 (DP3)

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タマアジサイは、最初はダンゴみたいな玉がだんだん開いていってお花になるというその様子もとても楽しいお花です。
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山肌からは、わき水がジワジワと染みだしているんです。とてもしっとりした雰囲気です。(上中DP1、下DP3)
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遊歩道も終点、上に目印になる共栄橋が見えています。 (DP1)
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遊歩道の入り口です。私たちは逆に歩いているので、ここが出口になり、次は1km先の奥養老バンガロー村を目指して歩いて行きます。
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歩いてきた道を振り返るとこんな感じ。左下のところから上がってきた訳です。
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そしてここからは、しばらくこうした車道を歩いて行きます。クルマには気をつけて。
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次回へ続きます。

2015.8.23 養老渓谷にて
SIGMA DP1 Merrill
SIGMA DP3 Merrill

by bjiman | 2015-09-06 05:00 | 養老渓谷、久留里旅日記
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