蚊絣の越後上布、レカン 夏の思い出

あっという間に9月になり、夏の着物(薄物)をアピールする機会を失してしまいました。
今頃書くのは野暮というものですが、今年の夏、楽しんだ着物の一つとして、「蚊絣の越後上布」をご紹介したいと思います。

蚊絣の越後上布(帯は博多) SIGMA DP1 Merrill
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越後上布(えちごじょうふ)は、新潟県の南魚沼市、小千谷市などを中心に織られる平織りの麻織物です。
藍色の染め物などもありますが、私の中では、麻の織物ということで夏=白というイメージがあります。この越後上布の着物はリサイクルもので、デパートのリサイクル市で偶然見つけたものですが、まるで自分用に誂えたようなジャストサイズだったために、購入したものです。
この着物は見る人が見ると、「あら素敵な越後上布ね」なんて言われてとても嬉しくなる着物でもあります。
ちなみに蚊絣とは、細かい十字絣模様の一つで、蚊が舞っているようにも見える絣模様。男性用の着物としては代表的な絣模様です。
着物の下に着る長襦袢は夏用の薄物で半襟は江戸小紋の代表柄、青海波(せいがいは)です。
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この着物は、映画『連合艦隊司令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実ー』で、新潟県長岡出身の山本五十六長官が、いかにも夏らしいシーンの中でお召しになっていたお着物のイメージで私も愛用しています。この写真から見るときっとこれは越後上布の絣ではないかと思います。
さて、そんな越後上布で日中お出かけしたのは神社だったのですが、この日の夕食は、上野のブラッスリー・レカンでした。
このレストランは、上野駅の旧貴賓室を改装してできたもので、銀座レカンが高級なビストロであるのに対し、気軽なブラッスリーである点が特徴で、お気軽なお値段なのに、本格的なフレンチを楽しめる私としては最高にお気に入りのお店なんです。
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この夏のメニューは、近隣の上野・国立西洋美術館がボルドー展を開催しているのに併せ、ボルドースタイルのコースを仕立てたボルドー展特別コースをいただきました。
和服でフレンチをいただくのはちょっと勇気が要りますが、着物生活を快適に過ごす上ではこういうことも欠かせないと思っています。
だからこそ、浴衣で和服に入門した方には、ぜひ夏着物を着てもらいたいと私は願っています。
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オードブルは、活穴子のフリット 十全なすのサラダ添え です。ちょっとカレー粉のようなスパイスが掛かっていてとってもスパイシー。夏らしい一品でしたね。

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ここのパンは、美味しいバターと併せて、とっても美味です。
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続いてお魚。真鯛のポワレ オゼイュのクリームソース
カリカリっとした美味しい魚の皮が素晴らしく美味しい一品。ズッキーニも良く合っていました。
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メインのお肉。私は和牛モモ肉のロースト ソースボルドレーズ
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ワインはもちろんボルドー。普段は日本酒党の私ですが、フレンチの時はもちろんワインをいただきます。逆に、和食のお店がワインを出すのは正直言って私は好みません。無理なく、が信条です。
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さて、お楽しみのデザート。名前は忘れてしまったのですがメロンを使ったものだったと記憶しています。(明日ツマに確認してみます。→メロンのようでしたが、ツマも内容は忘れてしまったとのこと。)
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とっても美味しかったコースでした。また季節を変えて、秋の味を楽しみに伺いたいと思っています。
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この日の足元は、パナマの雪駄。
夏にしか履けない、楽しみの雪駄です。ずいぶん履きました。
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名残惜しい夏ですが、また来年という感じですね。

2015.8月 上野にて
SIGMA DP1 Merrill

by bjiman | 2015-09-04 05:00 | 和装・着物生活・伝統的工芸品 | Comments(0)
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