レクサス・HS250h インプレッション⑩ HSの燃費③

レクサス・HS250h 燃費特集の③

千葉県の亀山・久留里を走り回った2月、東京アクアラインの追い風にもあおられて、寒い冬だったにも関わらず、途中までの高速燃費は、18.7km/ℓと絶好調。
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〈寒い日でした。久留里城近くの駐車場にて〉SIGMA DP1 Merrill
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今回は、HSの燃費には厳しい2月と、少し回復する3月の燃費を見ながら、HSの燃費について考えてみます。まずは、表を見て下さい。
前回と同じく、青い線が日々の実走燃費、茶色い線が日々のガソリンの消費量、赤い直線は私のここまでの総合平均燃費(16.1km/ℓ)を示しています。
寒い2月は燃費の成績が出にくく、16.1km/ℓの平均燃費を上回ったのは最初の1回だけ。でも前回触れたように、走った5回全てで、燃料消費量の多寡が実走燃費の高低にダイレクトに結びついており、11.6ℓ消費した最初のドライブに続き、5.5ℓ消費した時に2番目の成績(15.8km/ℓ)が出ています。また、長い距離を走った方が燃費がいいといっても、そんなに長い距離を走る必要はなく、2.6ℓの消費時(計算上の走行距離は約40km)にも15.7km/ℓという良い値が出ています。成績が出なかったのは、消費量が2ℓ(計算上の距離は26.4km)の時と、1.8ℓの時の2回です。ただ、そこそこ走っているので、いずれの回も13km/ℓ台で、落ち込みは最低限ですんでいます。
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3月に入って、たぶん近郊の温泉施設だと思いますが、4.9ℓ(計算上87km)走った時に、ベストの17.7km/ℓ、3.3ℓ(計算上55km)走った時に2番目の16.7km/ℓが出ています。ボトムは、1.1ℓ(計算上12km)走った時の11km/ℓでした。最後の3ℓ使って15.8km/ℓだったときはディズニーランドの往復で、結構混んだ街中の走行でした。
いずれにしても難しいことは考えることはなく、ただただ40kmも走ってやれば、HSは寒い冬でも15km/ℓ台の成績を出してくれるので、この頃、かなり信頼を持つに至りました。

〇私の考える「エコ運転」
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HSには走行モードに、標準とエコモード、スポーツモードの3つのモードがありますが、HSが納車されてしばらくは、担当セールスマン氏の助言に従って標準モードでの運転に慣れるようにしていました。半年も経った3月、ふと思い立ってエコモードにしてみたら、ピアノのマフラー(消音)ペダルを踏んだようなアクセルの感触になってごく最初だけは違和感がありましたがすぐに「この方がキレイに運転できる。」と思いました。HSは2,400ccエンジン+モーターでシステム馬力190psもあるクルマなので、信号から信号までが短い地方道での走行ではちょっと踏んだだけで速度が乗りすぎる感じがあり、オットット、、、という感じがありましたが、エコモードにしたらアクセルの踏み加減と、速度の乗り方が自分にとってはリニア(直線的な)な感触になったため、非常に感触の良いブレーキのお陰でキレイに乗れる、という風に思ったのです。そして、それまで低迷していた実走燃費の数字がぐんぐん向上し始めました。(2014年2月14km/ℓ、3月15km/ℓ、4月16.3km/ℓ)。いつも運転内容を解析しているHSのナビの方でも、おだててくれるようになりました。

〈お世辞だと分かっていても嬉しいものです。〉
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〈色々なパターンがあります。おだてるのにも気を遣っていますね。〉
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ところで、燃費を考えると、ハイブリッドシステムとの関係を考えざるを得ません。
ハイブリッドシステムは、ガソリンエンジンの効率の悪い部分、つまりコールドスタート時や、強い加速を要する時などにモーターアシストするとともに、速度が乗って慣性走行している時など低負荷時に頻繁にエンジンを切ってとにかくエンジンを休ませることで燃料消費を抑えているんだと思いますが、その上では静かに発進したくなるのですが、それではスムースな流れについていけない場合があります。私は低燃費にはしたいけれども自分勝手に走りたいとは思わないので、発進時はしっかりアクセルを踏んで流れに乗るようににしています。ググッと踏むと音は煩くなるし、目の前の燃費計の数字がパパパッとコンマ以下が落ちたりするので心理的な躊躇がありますが、却ってこの方が燃費にもいんだと思うようになりました。
きっかけは、プリウスで、30km/ℓ走る方法を解説した一般の方のブログを読んだことです。
プリウスで燃費リッター30kmを超える運転方法
私が気をつけていることは、この最初のググッとやって後はスムースに慣性走行する方法という程度で、いわば電車みたいな走行感というんでしょうか、これだけを気をつけています。
後は、ただただドライブを楽しんでやるだけ。私のHSは、これだけで低燃費を出してくれています。
今回は、とりあえずここまで。
次回は、ハイブリッドカーと燃費表記のあり方について、自分なりの考え方を整理してみたいと思っています。

今回のおまけは、「more」で。





ところで、この記事をかくきっかけになった自動車専門誌の燃費表記についてです。
MC後のSAIが、120kmあまり走って燃費が13.7km/ℓだということについてどういう走行なのかと疑問がありました。
後日書くかもしれませんが、私は100km以上走行したデータを途中まで集計していて、納車以降、昨年11月までのデータでは、100km以上走った18回のうち、15km/ℓ台だったのは3回だけで、後は全て16km/ℓ以上です。
このことから、MC後のSAIが、一日の走行で、120km走って13.7km/ℓしか走らないということは非常に考えにくいことだと考えました。
そこで、この編集部になぜ、このような数字になったのか問い合わせましたが回答はもらえませんでした。
私の考えは、取材の走行であるし、複数日、複数回試乗した、1回ごとの試乗距離が40km以下などとても短かった、都内などの信号の多い場所を多く走った、ということ程度しか考えにくいのです。
私は、クルマの評価はもっと前向きにやるべきだと思います。仮に上記のような条件だった場合は、燃費を考えればかなり条件の悪いデータであることを断るべきではないかと考えました。
いくら都内であっても、50kmも走れば郊外に出られるでしょうし、郊外に出て気持ち良くドライブすれば燃費の成績は出るはずです。
逆に、都内のみ、1回20km程度、なんていう走り方では燃費の成績は出ないでしょう。でもそんな使われ方で燃費が出なかったからと言ってそれが一般的なクルマ好きユーザーの使い方であるとは、思えないのです。


by bjiman | 2015-07-09 01:57 | CAR | Comments(2)
Commented by kouraji at 2015-07-09 15:49 x
ドライバーを持ち上げながら、車からの声ではありませんが、会話している様で楽しい。

アクセルを開くと回転数が上がり、燃費も高くなります。私が運転する時は、タコメーターは結構意識して見ます。もう癖です(笑)。昔は、燃費なんてほぼ気にしないで、マニュアル車を乗っていましたが、今は、ガソリンの高騰もありますが、車の指標として燃費云々が言われたりするおかげか、燃費も気にしてしまいます。しかし、よくここまで掘り下げたなあ、と感心しきりです。馬力も車重も回転数も〇×△※~~~も、と、結構色んな要素が燃費に関わってきますので、コレと特定できませんが、大きく関わる要素を潰せば、燃費向上に大いに役立つ事この上なしです。

私は、bjimanさんみたいに、個人でこつこつ自分の車を研究する事はありません。ただ、(車が)好きなのも当然ありますが仕事上関わっている事もあり、少しだけの浅い知識です。bjimanさんには及びません。ですので、ブログの記事は興味深くて面白いです。
Commented by bjiman at 2015-07-10 07:09
kourajiさんありがとうございます。
私もシトロエンの前は、ロードスター、ビート、ジムニーなどずっとMT車を乗っていましたので、タコメーターはおなじみでしたね。特にビートの時は軽660ccNAのエンジンをいかに高回転をキープして走りを楽しむという面から、今とは逆の意味で見ていました。ジムニーはターボでしたから楽でしたね。低速トルクがあって。
今はずっと落ち着いて、HSのハイブリッドシステムインジケーターの針をエコレンジに入れておくことに意を払っています。パワーレンジに入るとドキドキしますね。早く落とさないとなんて。
kourajiさんはクルマ関係の仕事もされているんですね。お詳しい感じがしました。浅学非才をさらけ出すのは恥ずかしいのですが、お許しいただいて、楽しんで頂ければ幸いです。
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