レクサス・HS250h インプレッション④ HSとSAI ~レクサスとトヨタのスタイルの違い~

〈ライラック〉 2015.5.5 札幌市北区 若草公園 (SIGMA SD1Merrill/SIGMA 70-300mmF4-5.6DG/F5.6,1/400秒/ISO200)
 札幌に暮らした2年間の思い出は尽きることがありませんが、札幌というとまず思い出すのが、市の木でもあるライラックのお花。北の地に春が来たことを告げてくれる可憐なピンクは、私たち夫婦の心をときめかせてくれました。今年のGW、久しぶりに訪れた北区の若草公園で、ちょっと気の早いライラックが私たちを出迎えてくれました。 ライラックは、フランス語由来の「リラ」とも呼ばれます。リラというと、80年代に青春を過ごした私は、Rajie さんの「リラの日曜日」を思い出します。「通りはリラの香りに包まれて~♪」なんて、私が大好きな大貫妙子さんの提供したこの曲を、Rajieさんは、独特の歌声で聞かせてくれました。Rajieさんというと、同じく大貫さん提供の曲である「アパルトマン」も好きでした。そういう点では、フランスに対する憧れがありました。
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私はレクサス・HSを見たとき、フランス車的だなと思ってかなりびっくりしました。
学生時代からのシトロエン好きで、X'sara に14年も乗っていた私ですが、HSを試乗した時、その座った座面位置の高さ、視界の感じ、フロントスクリーンから見える景色がシトロエンから乗り換えた違和感がなく、あぁこれなら付き合っていけると思いました。

〈インテリジェントAFS〉2015.4 レクサス店にて(SIGMA DP1 Merrill/F3.5,1/125秒,ISO200)
 カーブ時などステアリングを切った方向にヘッドライトの照射軸を動かす仕組みは、シトロエンDSのディレクショナル・ヘッドライトを思い出させます。
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レクサスにおけるHSの位置づけは、エントリーレベルを受け持つだけではなく、より上級のIS、GSがいずれもFRでドイツ車的なスポーツセダンの性格を持つのに対し、HSはフランス車的なFFのエレガントなセダンを指向したのではないかと思います。もちろん、GSやLSのユーザーであるお父さんのご家族である奥様やご令嬢に向けた用途ということも考えたのでしょう。実際、私がHSを購入した時にも、セールスマン氏から「HSは女性のファンが多いですね」と聞きました。
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トヨタの中でも、レクサスブランドとトヨタブランドの違いのひとつに、クルマの発注方法を挙げることができると思います。
トヨタブランドの場合は、ボディカラーとシートカラーなど、一定の仕様を決めて予め生産してしまう方式。内装の素材や色の種類は少なく、グレードによって仕様が決まっています。これは、スーツでいうところの「吊し」。ボディカラーも特別色は別料金になります。クルマを注文するとき、「在庫を確認します、、、」とセールスマン氏がいい、在庫があれば納期が早くなったりします。在庫がなくても、「別の色だったら在庫があるのですが、、、」と特別にお値引きしていただけることなどもあったりしました。日本では、伝統的な注文方法です。トヨタブランドの場合は、最高級車のマジェスタの場合でも、この吊し方式です。
例えば、クラウンで、写真のクラウン・アスリートの場合、内装は、素材がファブリックだと、色は写真の黒/赤と、黒/黒の2色ありますが、標準は黒/黒で、黒/赤は注文時に指定が必要になります。そもそも「指定がなければ黒になります。」という断り書きが、この方式の特徴を表しています。また素材が本革の場合は、色は黒しかありません。それで良いという考えの方向けなのです。むろん、色・素材はクルマの性格によく合わせて吟味されており、仕様を絞ることで合理的に生産し、価格を抑えていると思われるので、これはこれでいいんだと思います。
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一方、レクサスの場合は、ボディカラーと内装のカラー、ダッシュボードやドアパネルなどに貼るオーナメントパネルの色を注文者が一つ一つ選んでから発注する受注生産方式です。一部の限定車を除き、在庫車という考え方がなく、一台一台、購入者の希望に合わせて受注するので、注文したら取り消しが出来ません。これは、スーツでいうところの「パターンオーダー」。ボディカラーと内装色、パネルの組み合わせは自由で、ボディカラーによる価格の違いもありません。全部同じです。いうまでもなく、これは欧州の注文方法を一部、取り入れたものだと思います。価格は上がりますが、そういう選択が出来る方が良いという方も多いと思いますし、特にイタリアやフランスのクルマには、昔から内装色に豊富な色を揃えているものが多く、私が好きだったエンリコ・フミア氏デザインのランチア・イプシロンなんて、シートの素材が、ファブリック、アルカンタラ、本革とあって、ファブリックはデザインが4種類あって、それぞれにカラーが数種類、全部で14種類もの設定がありました。こういうものをじっくり選んで、ゆっくり納車を待つというのがヨーロッパのスタイルだということを、「昔は自動車専門誌で」勉強したものです。
では具体的には、というのは長くなりましたので次回。

by bjiman | 2015-06-21 02:49 | CAR | Comments(0)
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