流山探訪~スナップに一眼レフはいらないのか?~

流山探訪の続きです。

(1) 呉服店 新川屋  (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
明治23年築という土蔵造りの重厚な外観が目立つ呉服屋さんです。
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平成16年に国登録有形文化財に指定されました。
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(2) 商売繁盛を願って、屋根の北側に恵比寿様、西側に大黒様の鬼瓦があります。
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(3) 私は一眼レフが好きですが、最近はある意味の割り切りをもって一眼レフに接しています。一眼レフを使うのはあくまで趣味で、使いたい用途にだけ使う。例えば今回は、流鉄展で狭い部屋の中でワイドに撮りたいという目的があったので10-20mmF4-5.6のワイドズームを主体に使うこととして、荷物になる望遠レンズは持って行きませんでした。仮に持って行ったとしても70-300mmF4-5.6は、町歩きに持って歩きたいとはいえない大きさのレンズです。そこで今回は、一眼レフは10-20mmを付けて歩き、望遠が必要な時はツマが持っている SONY Cyber-shot RX100を借りることにしました。大きくて重い一眼レフを広角に使い、小さいコンデジを望遠に使うなんてあべこべですが、これで十分なのが現在の実態だと思います。
ということで、RX100の最大倍率で撮った 西側屋根の大黒様です。  (SONY RX100,上:100mm相当+デジタルズーム活用/ツマ撮影、下60mm相当、オット撮影)
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(4) ましや呉服店 (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
江戸時代、安政6年創業という歴史ある呉服店です。
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一眼レフは趣味のもの、と書きました。実際私がSD1を使うのは純粋に趣味です。下のRX100の写真と比べても一目で違う解像感の違いがあり、SD1を使う楽しみもそこにあります。 (SONY RX100)
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(5) ましやの店舗は関東大震災後に建て替えられたもののようですが、土蔵は明治3年築。現存する土蔵では最古の部類だとか。  (SIGMA SD1 Merrill/SIGMA 10-20mmF4-5.6)
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(6) この辺りは、流山広小路といって、明治時代前後は土蔵造りの家屋や店舗が多くあった場所なのだそうです。
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この説明を読んだあとに見ると、こういう普通の民家も歴史ある町並みの景観に自然になじんでいるように見えます。見事な屋根瓦が整然と美しいです。
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(7) この街の一角に、最近、使われなくなった土蔵を改装してできたカフェギャラリー「灯環」があります。
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(8) 2Fがギャラリーになっています。狭い土蔵をワイドに撮れるのは10-20mmワイドズームならでは。一眼レフを使う楽しみがあります。
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(9) しかしこういう土蔵の暗い中ではF4のズームでは撮影条件が厳しくなります。これはISO800で1/5秒という厳しさ。手持ちでは無理で手ぶれでブレブレです。
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こんな時、RX100なら、広角側の10.4mmはF1.8!ですからもう余裕。ISO500で1/30秒でシャッターが切れます。手ブレ補正もついて鬼に金棒。 (SONY RX100)
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流山PRイベント2012「みりりんぴっく」の際に期間限定でやっていたものが好評で通常メニューになったという「ほっこり♡みりん deスイートポテト」。 さつまいもにみりんの組み合わせでとても優しい味で、みりんの流山らしいメニューです。
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私は、特段カメラ好きでなくても、いい写真を撮っておきたいという方には、RX100クラスのカメラを勧めたいと思います。私のGRD2にしても、2008年に購入してだいぶ経ちますがまだまだ普通に使えます。画質もそれほど問題ではありません。これってやっぱり大事なことだと思いますし、きちんとコストがかけられているからだと思います。RX100もおそらく長期間の愛用に耐えるだろうと思います。意外なことに、ちゃんとMade in JAPANでもあります。
一方、特段カメラ好きでなければ、RX100以上のカメラも特に必要ないように思えます。特に街中のスナップでは、これ一台で28mm~100mmまでカバーするレンズがついていて広角はF1.8で暗くても平気。望遠側の100mmもデジタルズームも併用して300mm相当までカバーできます。趣味の写真を撮るのでなければ、私も、町歩きであればRX100だけで十分です。
それだけに、シグマDP3を買って、趣味の写真の領域ってこういう事なんだなぁと最近しみじみ思っています。
小さくても、不便。上手く撮れれば大型一眼レフも真っ青。シグマの方向も、ニッチではあるけれど、趣味の一分野であることは間違いありません。

2013.2.17 流山市にて
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA 10-20mmF4-5.6EXDCHSM
SONY Cyber-shot RX100
by bjiman | 2013-03-08 02:20 | 写真散歩(松戸days)
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