PCオーディオに取り組む ~夏休みのお楽しみ~ 番外編

夏休み、ちょっと時間のある時には普段は手が回らないことに挑戦してみたくなります。
今回は、ここ数年の課題であったPC(パソコン)オーディオへ取り組んでみました。

(1) PCオーディオに取り組むにはまず、PC内のデジタル信号をアナログ音声に変換してくれるDAコンバーターが必要になります。DAコンバーターは、色々なオーディオメーカーから出ていますが下は数千円から上はウン十万円まで非常にピンキリです。当方は初心者なので、とりあえず最も廉価な価格帯のものから選ぶことにしました。非常に悩んで決めたのが、ONKYO SE-U33GXVという製品です。
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(2) この製品は、PCのUSB端子から、PC内のデジタル音源をアナログ音声に変換して出力してくれるDAコンバーターと、逆に従来のオーディオ機器から出力されるアナログ音声をパソコンで扱えるデジタル信号に変換してPCに入力させることができるA/Dコンバーターの双方を備えています。
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(3) 最近は、インターネットラジオで世界中の魅力的な放送を聴くことができる環境が整ってきました。私はハワイのご機嫌なFM放送局やアメリカン・カントリーの専門局などが大好き。ツマも好きなサルサ専門の放送局などを気に入ってくれています。PCからの放送を聴くのに従来はパソコンのヘッドフォンジャックからオーディオにつなげていましたが、昔からのオーディオ好きとしては、ヘッドフォンジャックからの入力というと子どもの頃、テレビからラジカセに録音していた頃(イヤフォンからマイク入力に入れるとき、音を減衰させる抵抗入りコードなんてのを使っていました。)を思い出してしまい、なんだかとても古くさい気がしてしまいます。PCのプアなヘッドフォンアンプ経由というのも無駄な気がします。やっぱりきちんとライン入力で取りたいと思っていましたし、イヤホンジャック用のミニプラグと比べUSB接続はしっかり接続できる点も魅力です。お陰できちんとしたオーディオクオリティで放送を聴くことができるようになりました。
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(4) もうひとつ、PCオーディオでやりたかった事はMDやビデオなど従来音源のPCファイル化です。私はここ10年以上はMDを中心に利用していて昔はMDウオークマンに始まり、MDラジカセ、カーステレオもMDチェンジャーを入れています。しかし、メモリーオーディオの登場でMDもすっかり先細りになり、最近、とうとう近所のダイエーでもMDの販売をしなくなりました。メディアを手軽に買えないとなると普段気軽に利用できなくなります。調べてみたらMDデッキの生産もなくなっていました。私のMDデッキはもう10年以上前のもので、かつ毎日使っているのでいつ壊れても不思議じゃない、、、という事でMD音源のデジタルファイル化もしないといけないと思っていました。ツマが最新のウォークマンを買ってMDダビングも出来るとやっているので、うーん、それも刺激になり、でもヘッドフォンオーディオを使わない私が従来のオーディオでやるには、と色々考えました。
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(5) 昔のVHSビデオの整理などは普通はもう終わっているんだと思いますが、整理下手の私はまだまだたくさん残っていて整理が課題になっています。そこで昨年、VHSをDVDにダビングできるデッキを探して(もうメジャーなメーカーの製品はなくなっていました(笑))、DXアンテナのこの製品を買い、ちょっとずつDVD化を始めましたが、最近はあまりDVDも見ないので作業は滞りがち。MDに音声だけダビングしたものの方が良く聴いているので、保存用にDVDを作成しながら、音声をPCメディアで保存できればその方がよく利用する筈、、、と思いました。
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DX-BROADTECH DXR-150V。アンテナメーカーのDXアンテナが販売していますが、中身は昔のAVファンには懐かしい船井電機製でした。最近新聞の通販広告で新型が出ていましたのでまだまだ需要があるのでしょう。
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(6) これらのライン出力音源を今回買ったSE-U33GXVでデジタルファイルにするには、本体のPLAY/RECスイッチをREC側にします。
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(7) するとUSB経由でPCに入力されるので、PCをハードディスクレコーダー代わりにして録音ができるということになって便利です。今年、写真現像用に7のPCを買ったので、以前使っていたビスタPCは余裕ができ、ツマのWebサーフィン用にも有効活用していましたが、今回このハードディスクレコーダー代わりにも使ってみました。ソフトは付属のデジオンサウンド5LEというもので、このソフトは64ビット版のビスタでは動作しないということでしたが、私の64ビットビスタPCでは32ビット変換ソフトが効いているのかきちんと動作しました。
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(8) これでせっせと音源をデジタル化しておけば安心。出力はWAVEでもMP3でもできますが、昔のVHSは結構良い音質で録れているので、まずはWAVEで保存。CDと同じ44.1khz/16bitで処理しても2時間程度の音楽番組でも1G程度の容量で収まりました。MP3に落とせばもっと小さくなりますがビデオを全部処理してもたいした本数ではないのでとりあえずこれでやってみることに。
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(9) 私はたいしたマニアではないので、音質はこの環境で十分だと感じました。1万円そこそこのDA/ADコンバーターですがとっても便利です。ファイルを保存するハードディスクはバッファローの1TBを用意しました。CDのリッピングもついでにやってみることにしましたが、MP3/256KBでやってもCD1枚当たり115MB程度なので1TBあればかなり保存しておけると思いました。
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(10) 子どもの頃は海外放送に憧れ、BCLラジオにかじりついて放送を聴いたりしていたので、我が家では今でもBCLラジオがあります。といっても本格的なアンテナを持っている訳ではないので、今ではツマがキッチンラジオとして活用してくれています。ロングセラーの製品らしく、音質が望外に良かったので愛用歴も長くなりました。
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このラジオ、FMはライン出力をステレオで取ることができ、音質も良いので、オーディオにもつないでTUNERとして活用していますが、昔も今も、日本のFM放送局というのはトークが多くて、結局、昔から憧れていた海外の音楽専門放送局のようなスタイルはあまり好まれないのかもしれません。でもインターネットラジオのお陰で昔からの夢がかない、好きなジャンルの放送が聴かれるようになりました。隔世の感があります。。。

そんな訳で、ちょっとカメラから離れてオーディオ三昧の夏休みの週末でした。

2012.8.11 自宅にて
SIGMA DP2x
RICOH GRD2
by bjiman | 2012-08-12 01:51 | PCオーディオへの道
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