癒しのウクレレ ~KoALOHA KCM-00~

最近夢中になっているもののひとつは、ウクレレ。
実は、新しいウクレレを買ったのです。
(1) KoALOHA KCM-00  (SIGMA SD15/SIGMA 17-50mmF2.8EX)
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ウクレレは結婚して間もない頃、ツマにプレゼントしたのが手に触れるきっかけでした。
(2) Mana S-KM コアマホ
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ウクレレといえばハワイアン・コア(ハワイアンアカシア)の材による明るく、コロコロした音が持ち味ですが、一方、マーティンのようにマホガニーを用いて優しい音にするのも心地良いものです。マナのコアマホは、表板にハワイアンコアを、ボディ材にマホガニーを用いて、両方の材の良いところをブレンドしたような音。
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最近ふとしたきっかけからツマのウクレレを借りてつま弾いていたら、そのかわいらしく、素敵な優しい音にすっかり魅せられてしまいました。
単板の楽器は年数が経つと音がどんどん良くなってくる面がありますが、この楽器もそれなりに年数を重ねたせいか、「こんなに音、良かったかなぁ」と思う程、明るく、大きなコロコロした音が出ます。
  (表板のコアは、ブックマッチの左右が光の入り方で2色に見えるところがチャームポイント)
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  (コアの特長でもあるタテじま(トラ目)が少し入ったヘッドプレートもナイス) (SD15/MACRO70mmF2.8)
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そうやってご機嫌でつま弾いているうちに、また夫婦で弾こうか、というような話も弾み、そうなると自分用のウクレレが俄然欲しくなりました。
(3) そうやってやってきたのが、このコアロハのウクレレ。
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最初はもっとリーズナブルな国産のものを選ぼうと思っていたのですが、manaのコアマホを聴き慣れた耳には物足りなく感じていたところ、近所の楽器屋さんで偶然出会ったコアロハを弾いたらもうイチコロ。
  (おむすび型のサウンドホールが特長のひとつ)
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ウクレレといえばなんといってもKAMAKAがブランド。100年に及ぶ歴史はハワイ生まれのこの楽器の歴史そのもの。間違いのないセレクトだと思いますが何といっても高価ですしおよそ身分違いな感じもあります。そこへいくとコアロハは1995年頃からウクレレを作り始めた歴史の浅いメーカーですが、明るく大きな音が評判になり、今では歴史の古いG-stringとともにハワイの3大メーカーとも称されるとか。ちょっとリーズナブルなのも◎
 (コアロハを代表するディティール、5-pointed Crown Headstock
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それになんといってもこの会社のホームページを見ていると、陽気な従業員さんたちの明るい雰囲気がすっかり気に入ってしまいました。

コアロハは、Alvin Okamiさんという日系の方が創業した会社で、今でも工場長の息子さんをはじめokamiさんファミリーが少人数でウクレレ一筋に製造しているメーカ-。日系ということもあって日本語もお上手で、工場見学などの際には熱心に日本語で説明してくれるそうです。
  (ファクトリーツアーの際に披露してくれるというファミリー総出の演奏サービス!)

創業者のAlvin Okamiさんはウクレレ・マイスターとも呼ばれるハーブ・オータ(オータサン)と演奏していたミュージシャンでもあったということで何しろ歌好き、演奏好きだそうです。お昼休みも毎日演奏しているとか。この風景を見ていたら、この楽器には音楽の魂のようなもの、、、そして(月並みですが)何よりハワイのアロハが宿っているように感じました。それで「よしコアロハに決めた」と思いました。
  (丁寧に縁取りされたボディ側面。縁取りは、ウクレレを抱える右腕に楽器の跡がつかないようにという配慮なのだそうです。)
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とはいってもハワイ産のウクレレはやっぱり高価。コアロハを買うと決めた時点で、予算に合わせて楽器を選ぶのではなく、コアロハを予算内で手に入れるには?と戦略を変え、楽器を買うには少々リスキーですが、初めて通販を利用しました。一台一台の大きな写真を掲載し、木目が選べる通販業者を見つけ、評判も良かったのでこの業者に決めて、自分好みの木目を選び発注すると2日で配達されました。便利ですね。
 (ハードケースのサービスが嬉しかった。)
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 (この木目が決め手)
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木を使うウクレレは一台一台持っている音が違うので、本来店頭で自分が購入する一台を手にとって選ぶのが基本ですが、今回は背に腹は代えられない(笑)のと、なによりあのファクトリーがOKを出して出荷したウクレレなら大丈夫と信頼していました。
実際届いた、マイ・コアロハは素晴らしい音が出ています!
 (レギュラーモデルは、フレットの端が飛び出てひっかかるのを防止するためにフレットボードにバインディングがしてあります。丁寧な仕事に感激。)
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 (私のコアロハは、2011年7月製造。最近のモデルはブリッジにレーザー彫刻でKoALOHAが刻印されています。)
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ウクレレにはソプラノ、コンサート、テナー、バリトンという4サイズがあり、サイズの違いによる音のキャラクターの違いが顕著です。一般的なのはいちばん小さなソプラノで、ツマにプレゼントしたマナもソプラノサイズです。私は今回、一回り大きなコンサートというサイズにしました。同じソプラノではツマのマナと音も同じキャラクターになってしまうし、小さなソプラノの場合、手の大きな私にはネックが狭くてコードが抑えづらい点があったからです。コンサートにしたので手に余裕が出来てとても弾きやすい感じです。音もソプラノに比べると低音よりになり、ツマに言わせれば「ギターっぽい」となります。これで双方貸し借りしやすくなり夫婦円満(笑)。
 (もちろんギターよりはぜんぜん小さくてかわいい。)
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ハワイのウクレレもたくさんありますが、ハワイのメーカーでも値段のリーズナブルなものはアジアなど他国で作られたものが多くあります。そうしたグローバルなスタイルも現在のハワイ経済の一部ということは理解しますが考えの旧い私にはどうもピンと来ません。やっぱりハワイの人がハワイで作っているもの、特にコアロハのように顔が見える関係が私は好きです。ハワイに旅行したとき、オアフではなくハワイ島に行ったせいか、ハワイというと陽気な雰囲気ばかりではなくスピリチュアルな島というイメージがあります。特に美しいフラの音楽には心が解けていくような精神的なものを感じました。そういうハワイスピリットは、ハワイの人たちの手作りの中に宿るような気がしています。
そんなコアロハで、ウクレレの素敵な音に癒されている日々です。(ちっとも上達しない点がストレスだけど(笑))

2011.11.6
SIGMA SD15
SIGMA 17-50mmF2.8
SIGMA MACRO70mmF2.8

そうそう、なぜ写真ブログのしゃしん三昧でこれを書いたかというと、、、財源放出のため、今年はカメラ機材の更新はなくなったということも併せて報告するためなんです(笑)
by bjiman | 2011-11-07 01:33 | ukulele
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