登別と定山渓 北海道の温泉三昧

旅行初日、わたしたちは、久しぶりに登別温泉に宿を取っていました。
宿は、登別「石水亭」です。
(1) 石水亭のすっきりした和室。久しぶりの純和風旅館でちょっと嬉しい。こんな和室に住んでみたいなぁ(笑) (SIGMA SD15/SIGMA 10-20mmF4-5.6EX DC HSM,上下10mm)
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(2) 石水亭では、札幌駅から無料送迎バスを運行しているので今回はそれを利用しました。旅行初日、夕方の宿到着時には、小雨がぱらつくお天気になりましたが、温泉に入るのでもう大丈夫(笑)。この写真の左下が登別温泉街の賑やかな方ですが、この石水亭は温泉街の外れにあるので、逆にとても静かです。 (10-20mmF4-5.6EX DC HSM,上下10mm)
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登別温泉といえば観光業界紙のアンケート(にっぽんの温泉100選)で草津温泉に続く2位に輝いた温泉。今回は、静かな山並みに囲まれて、登別ならではのお湯をゆっくり楽しめました。
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(3) 夕食はお楽しみバイキング 種類も豊富でたくさん食べられますが、周囲を見ると、やっぱり男性はカニをたくさん食べていた方が多かったですね(笑) (SIGMA DP2s,24.2mmF2.8)
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  この牛肉も焼きたてでボリューム感があり、ジューシーで美味しかったです。これにお刺身や天麩羅などを組み合わせて食べるとお腹一杯になりますね。
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(4) 石水亭を運営する野口観光グループは登別をはじめ、洞爺湖、函館湯ノ川、北湯沢(伊達市)、苫小牧、室蘭など道内各地でホテルを経営する会社で、私は今回初めて利用しましたが、道内の友人に聞くとリーズナブルなプライスでサービスの良い、なかなか評判の良い会社だそうです。一代でグループを起こした創業者の野口秀次さんは昨年亡くなったそうですが、なかなかカリスマ性のある経営者のようで、旅館内で売られてた一代記を購入して読んでみました。北海道には、この方に限らず、六花亭やニトリなど開拓気質のせいなのか、カリスマ性のある創業者が多いような気がします。
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(5) ところで、登別温泉といえば白い色のお湯が代名詞で、石水亭のお湯も白いお湯ですが、登別温泉じたいには何種類もの泉源があり、透明のお湯も多いです。また、「登別カルルス」という入浴剤があり、これも白色のお湯ですが、カルルス温泉は同じ登別市内の別の場所にあり、お湯は透明です。でもカルルス温泉も登別温泉とは違う泉質で別の魅力がありますので、こちらも別の機会に取り上げたいと思っています。 (2007年11月 登別カルルス温泉 '鈴木旅館' Pentax *ist-DS,SIGMA 18-50mmF2.8EX DC MACRO
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(6) 旅行2日目 登別温泉から送迎バスで札幌に戻り、今度は路線バスで定山渓温泉へ向かいます。定山渓温泉の宿は、4度目の利用ですっかり定山渓温泉の定宿(笑)と化した「定山渓グランドホテル瑞苑」 
(SIGMA SD15/SIGMA 10-20mmF4-5.6EX DC HSM,上下10mm)
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(7) ここは施設も古く、定山渓が初めてという方には私個人としてはオススメしません(笑)が、私たちのように、「定山渓に来るのが久しぶりだなぁ」と思っていたら実は4ヶ月ぶりに過ぎない(笑)というようなヘビーなファンにとっては貴重な宿です。何しろリーズナブルでコストパフォーマンスが高い!今回は、パッケージツアーを取る時間がなかったのでネットでダイレクトに予約を取りましたが、驚きの広い部屋。社員旅行なら4,5人は寝られそう(笑)
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スキー合宿みたいな雰囲気の部屋ですが、今回は、離れなんかもついていて驚きました(笑)
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(8) ここの売りの一つが定山渓一広いという露天風呂。大きな露天風呂からは定山渓の山々が見られ、下に流れる豊平川のせせらぎを聞きながら、雄大な気分で温泉浴ができるので私は大好きです。(写真は部屋から撮ったものです。)
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(9) お風呂の前にちょっと裏庭を散策しました。まだ雪の残る肌寒い山肌に、ひっそりとつくしが春を告げていました。 (SIGMA 17-50mmF2.8EX DC OS HSM,50mm)   
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  ふきのとうは伸び放題(笑) (SIGMA 17-50mmF2.8EX DC OS HSM,上30mm,下17mm)
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(10) 部屋に置かれるお茶請けのお菓子 定山坊まんじゅうが美味しくて、ファンなんです。バイキングの前に2個も食べてしまいました(汗)
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(11) 売店で見事なアイヌ文様の木彫りのお皿を発見。相当古いようでキズもあり、値札もついていませんでしたので店員さんに尋ねてみると、やっぱりそういうモノなのだそうで、2千円で譲ってくれました。木工製品好きの私としては大満足な買い物です。 (SIGMA DP2s,24.2mmF2.8)
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(12) お楽しみの夕食バイキング。なにやら怪しげな割烹街'神楽坂'(笑)を抜けていくとバイキング会場に出ます。
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(13) 今回のプランは、「海明けの毛ガニ300g付き」だったので楽しみでした。席に案内されると、毛ガニくんがセットされて待っていました!
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(14) 海明けの毛ガニというのは、冬の間、流氷で漁のできない間、流氷の氷の下にびっしりついたプランクトンが流氷の氷解とともに、海水に溶け出し、そのプランクトンを豊富に食べて太った毛ガニのこと。流氷が流れて「海が明け」漁ができるようになる春先のこの時期にしか出ないもので、とても味が良いと言われます。そんな毛ガニくんを味わうには、やっぱり道産のお酒でないと、、、といことで、いつもの増毛の日本酒・國稀「北海 鬼ころし」をいただきます。
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(15) この日、毛ガニは重量別に3種類あり、300gは真ん中でしたが、一人1パイとなると他のメニューをいただいているヒマがない(笑)ほどです。慌てて、ここのバイキングでの売りのひとつ、実演販売の焼きたてステーキを。
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(16) ここのバイキングは、ホテル自体がリーズナブルな価格設定が売りのホテルでもあり、それなりの内容なんですが、それでも制約のある中で精一杯努力しようとする姿勢が見えてとても好感を持っています。
  (お刺身セットは人気メニュー まぐろは松前産)
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  (朝食時 できる範囲で道産食材を使うという姿勢も好感が持てます)
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  (パンも市内の天然酵母パンを使っているようでです。)
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  (私たちは毛ガニくんがセットのプランでしたが、GW期間中は別注もでき、1,500円から)
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このセットで、この旅館、なんと1泊7千円。GW期間中だというのに、、、驚きのコストパフォーマンスに大満足でした。
今回、北広島の日帰り温泉に入浴していた際、隣になった方に「GWというと普通は値上げするのに、北海道の観光業界っていうのは値下げするんだよねぇー。定山渓なんか安いよぉ」とお話を伺い、まさにこのことだと思いました。(そういえば普段より安かった気がする、、、)

野口観光もいいのですが、この定山渓グランドホテル、従業員の方のサービスも行き届いていて、ここを経営する万世閣グループもなかなかのモノだと思っています。北海道には、他にも今躍進している鶴雅グループや定山渓では鹿の湯などいい旅館がたくさんあり、ぜひ盛り上がってもらいたいと、元道民としては切に願っています。

以上、長々と続きましたが、4月30日~5月1日の登別・定山渓北海道2大温泉巡りでした。

2011.4.30~5.1 登別温泉、定山渓温泉にて
SIGMA SD15
SIGMA 10-20mmF4-5.6EX DC HSM
SIGMA 17-50mmF2.8EX DC OS HSM
SIGMA DP2s,24.2mmF2.8
by bjiman | 2011-05-07 12:23 | 北海道日記(登別・支笏・洞爺)
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