神威岬・絶壁にそびえる女人禁制の地に立つ灯台

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神威(かむい)岬は、積丹半島に突き出た岬。駐車場から小高い丘の階段を上ると尾根沿いに歩道が整備されています。神威=カムイはアイヌ語で”神格を有する存在”。山のカムイや森のカムイなどいろいろなカムイがあります。シマフクロウは森の賢者とされコタンコロカムイと言われます。最近はバスケットボールチームの名前(レラカムイ)に使われていますよね。
人々の立入を拒むような絶壁が、カムイを感じさせます。
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      この季節は北海道を代表する花、エゾカンゾウが見事に咲き乱れることで知られています。
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      そして初夏に華やぎを添える、こちらも北海道を代表する「道の花」でもあるハマナスも可憐に咲き乱れています。
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      はじめて見た鳥。何て言う名前でしょう。
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      遊歩道に出て20分ほど歩くと岬の先端まで出られます。
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      帰り道、振り返ってみると、改めて来た道の壮大な風景に驚きます。初めてここを訪れた時は、中国で見た万里の長城を思い出した程です。
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      神威岬の見所の一つは、積丹ブルーと言われる透明で青い海です。この日は残念ながら時折小雨がちらつく天候の中、きれいな積丹ブルーは撮れませんでした。
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      エゾスカシユリがあちこちに咲き乱れていて彩りを添えています。
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      そして小さな植物たちが、可憐な花を咲かせています。
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積丹半島を初めて訪れたのは札幌在住時の一年目の夏でした。関東に帰ってからなぜかもう一度、神威岬を訪れたいと思っていました。今でもなぜだか積丹半島に行きたい、見たいと思ってしまうのはなぜだか分からないのですが、最初に見た感動、壮大さに驚き、改めて北海道のすごさを思い知った場所だからかもしれませんし、3度も訪れたのに、天候に恵まれて積丹ブルーを眺められたのが一度だけだったからかもしれません。6月、ちょうどいまはがんぜの解禁、晴れ渡った日はさぞかし積丹ブルーの海もきれいでしょう。あぁ積丹に行きたいなぁと思うのです。

  2009.6.20 神威岬にて
  PENTAX K10D
  PENTAX DA☆16-50mmF2.8ED
  PENTAX DA☆50-135mmF2.8ED
  PENTAX DA FISH-EYE10-17mm
  RICOH GRD2
  RAW,PENTAX PhotoLaboratoryにて現像(MIYABI,風景)*GRDはJPEG      
by bjiman | 2010-06-24 01:26 | 北海道日記(積丹・古平)
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